東京発、「Touchy」のHuman Cameraで、現実世界のつながりを取り戻す

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【翻訳 by Conyac】【原文】


東京に拠点を置くニューメディアアーティストのEric Siu氏が、テクノロジーとパフォーマンスアートを混ぜ合わせたような、実に素晴らしいアイディアを打ち出した。クレイジーなテクノロジーを持つ日本でさえ、これは皆の関心を引くものになるだろう。

「Touchy」の試作品は、人間カメラだ。もっときちんと説明すると、人が10秒間触れると動くシャッター機能のある、目玉のついたヘルメットのようなカメラを頭にかぶる人間だ。頭の後ろ側にLCDスクリーンがついており、撮影した写真をレビューすることができる。

昨年からパートナーに加わったAsia Skubisz氏と共に、Ericは将来、すでに秋葉原原宿で行ったようなライブパフォーマンスをたくさん計画している。彼らは、特定の状況でソーシャルワーカーが利用するようなソーシャルヒーリングデバイスとしてTouchyを使うことも考えている。2人は、Touchyが新しく楽しい場所に探検に出かけるという、キャラクターにまつわる物語も作っている(Asiaは友達「Margaret Toucha」を演じる)。彼らは、この先をどんどん作りたいと考えており、いつかは漫画になるかもしれない。

全体のコンセプトは、現代社会がテクノロジーによってどんどん孤立化しているという考えが元になっている。スマートフォンでつながっているけれど、どんどんデジタル世界にのめりこんでいく状態をEricはまさに危惧しているのだ。Touchyは、テクノロジーとの関係を考え直した結果の産物であり、オフラインでのコミュニケーションがもたらしてくれる喜びである。

Touchyは、Kickstarterプロジェクトとしてさらに発展する可能性があるが、いつ、どうしていくかはまだ何も決まっていない、と聞いた。明和電機の土佐信道氏がこのプロジェクトのメンターであり、土佐氏もOtamatoneのようなユニークで面白いデバイスに関わっている。

Touchyがどんなものか詳しい情報については、下記のプロモビデオを参照してほしい。これはいいアイディアだと思う。Touchyがさらに日本を探検してまわるのを見続けることが出来ればいいなと思う。これまでの努力あまり上手くいっていないのだから、MOFAのメンバーや観光庁は、観光客へ日本を売り込むために彼に協力をしてもらうべきであろう。

【viaTech in Asia】 @TechinAsia

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