写真共有アプリのCoolirisが、日本人ユーザの要望に応えてDropBox連携に対応

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cooliris_dropbox

シリコンバレー発の写真共有アプリ Cooliris の動向については、CEO来日時にインタビューを試みるなど、SD Japan でも何度か取り上げている。昨年6月のNTTドコモからの資金調達を皮切りに、日本市場への本格的なエントリに向けて準備を着々と進めているようだ。

そんな中、昨日、Cooliris は新たなソフトウェア・アップデートを実施し、ファイル共有サービスの DropBox との連携にも対応した。さまざまな外部サービスと連携し、どのサービスに写真を保存していても、シームレスに一括して閲覧できることが Cooliris の最大の特徴だ。DropBox 以外にも、これまでに Facebook、Instagram、Flickr、Google+/Picasa、Twitter、SmugMug、Google Drive、Google Images、Yandex.Fotoki(ロシア)、人人(中国)と既に連携対応済みだ。

たまたま私は Startup Asia の関係でシンガポールに来ていて、当地をベースに Cooliris のアジア太平洋地域のPRを担当する Derek Tan に話を聞いたところ、DropBox との連携は、Cooliris の日本のユーザからの要望が一番多かった機能なのだそうだ。なにぶんにも、ウェブを開かなくてもファイルを投入できるなど、特にモバイル〜デスクトップ/ラップトップ間で必要な写真を転送するときに、DropBox は使い勝手がよい。筆者も記事用に使う写真はスマホなどからとりあえず DropBox に入れ、ラップトップで加工してから、Flickr や ウェブサイトにアップロードするようにしている。同じような使い方をしているユーザは、おそらく少なくないのだろう。必然的に DropBox には整理前の写真が溜まるので、Cooliris からも閲覧できると便利というのは理解しやすいコンセプトだ。

先日、SD Japan 英語版用に Cooliris CEO のインタビューを取ってくれた Rick とも話をして意見が一致したのだが、Cooliris は Sequoia Capital など蒼々たるVCから資金調達しつつも、今のところマネタイゼーション・モデルを持っていないので、基本的にはバーンレート枯渇前逃げ切り型のスタートアップで、早かれ遅かれ、利益親和性の高い大手モバイルキャリア等への売却を模索していると推測される。シリコンバレー発のスタートアップが、世界市場向けのアプリにもかかわらず、決して多数派ではない日本人ユーザの意見を取り込んで機能やUIを最適化するのには、そのような背景があるのかもしれない。

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