スマート・バイブレータのVibeaseがIndiegogoに登場、シリコンバレーのリアリティ番組の作者がエバンジェリストに就任

by Tech in Asia Tech in Asia on 2013.7.31

更新:Indiegogo での資金調達キャンペーンでは、1.5万ドルの目標を10時間かけずに達成した。

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Vibease は公衆の面前から逃れようとしたことがない。このシンガポールのスタートアップが、ぎこちなくも効果的なピッチで、2012年のあるスタートアップ・カンファレンス(訳注:Startup Asia Singapore 2012 のこと)に登場した。

このデビューで聴衆の大きな笑いを誘ったのは、陽気な共同創業者 Dema Tio 氏によるところが大きいだろう。よく居そうな、このギークなスタートアップ創業者は、初めて会った聴衆を前に自分の妻をバイブレータの最初のテスターに選んだ、と語ったのだった。

公衆の面前で大々的に語られることもなかったセックスについて、Dema Tio 氏と Steven Kik 氏の2人のエンジニアがオープンに話すようになったのは、特筆に値するだろう。

しかし、ここで新たな現実を突きつけられることになる。アジアは決して、バイブレータの活気ある市場ではないのだ。アジアでは、セレブの人達でさえセックスライフについて話さない以上、Vibease を宣伝する有名人を見つけるのは難しいだろう。

そこで Vibease は、アメリカを最初の市場に選んだ。これは自然なことだ。アメリカは、Sex and the City 官能小説 50 Shades of Grey 、セックス・テック・ジャーナリスト Violet Blue(会社PCでの閲覧に不適)が生まれた国であり、約半数の女性はバイブレータの使用経験があり、パートナーとバイブレータをシェアしている。

今日(原文掲載日:7月30日)、Vibease はその方向に向かって、重要なステップとなる発表を2つ行った。今週に入り、欧米人を対象にした宣材を伴って(これらのビデオには、アジア人は登場しない)、クラウドファンディング・サイトの Indiegogo で資金調達キャンペーンを始めた。

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Vibease を手にする Hermione Way

もう一つの発表は、プロダクトのエバンジェリスト兼スポークスパーソンとして、Hermione Way が就任したことだ。彼女は、スタートアップの生き様を過度に演出しているとして物議を醸したテレビ番組「Startups: Silicon Valley」の作者だ。このテレビシリーズは、第2シーズンは放映されなかった。

多くの点において、Vibease と Hermione は共通点がある。イギリス出身の起業家でもある彼女は、Vibease からギャラではなく得ており、Twitter でおおっぴらにセックスの話をするスタイルを知れば、彼女がエバンジェリストに就任したのはごく自然なことだろう。彼女はヘルスケア業界のハードウェア・スタートアップ Ignite も経営していた。

Dema 氏によれば、くだんのテレビ番組は物議をかもすかもしれないが、一人の人間として、彼女は「とてもよい人物でプロフェッショナル」とのことだ。

シリコンバレーには、彼女を好きな人が多い。彼女については、いい話しか耳にしない。

Hermione は、I/O Ventures(シンガポールで Golden Gate Ventures を始めた Paul Bragiel が創業)、クラウド・コンピューティングの Rackspace などが主催する世界的なスタートアップ・コンペティション StartupWorld を組織する予定だ。

Vibease は、初めてシンガポールでお目見えしてから進化を遂げている。

バイブレータ本体はより小さなものになり、ウエアラブルになった。かつては手のひらサイズだったものが、現在は3インチ(約7.6センチ)の長さになり、bluetooth に対応し、ネオンピンク色になった。以前のようなケーブルもなくなった。このモデル変更は、片手にスマートフォンを持ち、もう片手で Vibease を持つのは難しいので、サイズを小さくしてほしいというテスターからの要望に基づくものだ。

長距離恋愛を楽しいものにするという宣伝文句で発売された Vibease だが、同社はその市場はまだ成熟していないと知った。そこで、同社はカップル同士2台をペアで使うのではなく、1台で使う方法に注力することにした。Vibease のスマホアプリからユーザに語りかけられるセックス・ファンタジーにあわせて、Vibease が反応するようにしたのだ。

クラウド経由でお遊びをしたいカップルには、そのオプション機能もそのまま使えるようになっている。

Vibease は Indiegogo 上で、期間限定の69ドルで発売されており、今年10月には出荷が開始される見込みだ。現在、スケジュール通り出荷するため、中国での製造に取りかかっている。

これまでに、同社は3つの投資家からのシード資金調達していることを明らかにしている。同社は Founder Institute Singapore の卒業生で、中国・深圳のハードウェア・スタートアップ・アクセラレータ HAXLR8R(ハクセラレータ) から投資を受けている。

 

 

【via SGE.io】 @SGEio

【原文】

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