マネーフォワードがヤフーと業務提携、資産データのAPI提供を開始

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「お金のプラットフォーム」を目指すクラウド資産管理・会計のマネーフォワードは9月8日、ヤフーとの業務提携事業として「Yahoo!ファイナンス」上での「資産管理」機能を提供したと発表した。

ユーザーは銀行預金や株式、投資信託、FXなど、マネーフォワードで管理していた複数金融機関および資産情報を「Yahoo!ファイナンス」上で一元管理、金額やグラフなどで一覧できるようになる。また、Yahoo!ファイナンスではリアルタイムの株価情報を所有しており、これまでマネーフォワードだけではできなかった「リアルタイムでの資産計算」が可能になる。Yahoo!ファイナンスでの資産管理機能はまずiPhoneで提供開始となり、順次他のデバイスにも展開される予定。

またこれに合わせてマネーフォワードは第三者によるデータを活用したサービス提供が可能になる、外部パートナーへの家計、資産データのAPI提供開始も発表した。

ただしこのAPI公開先についてはマネーフォワードが提携するパートナーに限定されており、また、ユーザー自身がそのデータ利用を許可した時にのみ第三者サービスでの利用が可能になる。

API公開と聞いてやはり真っ先に気になるのは安全性だ。マネーフォワード自身もオフィスに厳重な個人情報管理専用の部屋を作るなど、安全管理については徹底している。Yahoo!ファイナンスのユーザー数は846万人ということで、クレディセゾンとの提携に引き続き巨大なユーザーベースへアプローチができるわけだが、そこに不安がないとは言い切れない。

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ただ、マネーフォワード代表取締役の辻庸介氏に話を伺ったところ、当然その辺りの安全性については熟考しているようで、まずそもそも今回のスキームについては「Yahoo!ファイナンス」からユーザーがマネーフォワードの資産管理機能を利用する、という流れなので、元々の会員情報が提供されるものではない、という説明をしつつ「今後、こういった提供がされる場合は必ずユーザーの承諾を得た上で実施する」と回答した。

現在のユーザー数が150万人(ウェブサービスとアプリダウンロード数の合算、重複は除く)を超えたというマネーフォワード。

今後、第三者の提供するサービス、例えば保険会社や銀行、証券会社などと協力し、ユーザーの状況に合わせた資産運用の商品情報などを効率的に提供できるかが、単なる資産管理サービスを超える鍵となるだけに、今回の提携およびAPI公開がどのような展開を生むのか興味深い。

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