JR東日本、現地スタートアップと日本企業とのオープンイノベーションを念頭に置いたコワーキングスペース「One&Co」をシンガポールに開設

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Image credit: JR East Singapore

シンガポール現地紙 The Straits Times の報道によれば、JR 東日本シンガポールは26日、コワーキングスペース「One&Co」をシンガポール市内に開設した。市内中心部タンジョン・パーガーの高層ビル「Twenty Anson」の11Fに開設されたこのスペースは、広さ1万3,000平方フィート(約1,200平方メートル)で、プライベートオフィス、デスク、会議室などに約275名を収容できる。

One&Co の開設は、JR 東日本の国外進出の一環として1年半前に立案されたものだ。コワーキングスペース運営の CO&CO が運営を受託し、大阪イノベーションハブ、JETRO シンガポール、コンサルファームの ICMG らと連携する。 One&Co では、シンガポール企業が日本市場への洞察を深めたり、日本企業コミュニティとのコネクションを増やしたりすることが期待できるほか、「JR EAST STARTUP PROGRAM」に参加したスタートアップの東南アジア進出拠点としても活用される見込みだ。

JETRO は昨年、シンガポール経済開発庁(EDB)、政府機関 Singapore Enterprise と、日本〜シンガポール間の企業連携強化に向けた覚書を交わしている。また、JR 東日本シンガポールは2016年11月、同じくタンジョン・パーガーの高層ビル「Guoco Tower(旧称:Tanjong Pagar Centre)」の 1F に、インバウンド需要の掘り起こしを念頭とした情報発信の拠点として「JAPAN RAIL CAFE」をオープンさせている。

One&Co は、34室あるプライベートオフィスが月1,600シンガポールドル(約12.2万円)から、約110席あるコワーキングデスクが月700シンガポールドル(約5.3万円)、ドロップインは2時間15シンガポールドル(約1,100円)で利用できる。

<参考文献>

via Vulcan Post

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