韓国のコワーキングスペース「Sparkplus(스파크플러스)」運営、シリーズBラウンドで300億ウォン(約28億円)を調達

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韓国のコワーキングスペース「Sparkplus(스파크플러스)」の運営会社は、シリーズ B ラウンドで300億ウォン(約28億円)を調達したと、The Investor が伝えた

このラウンドには、Aju Hotels & Resorts(아주호텔앤리조트)、韓国の不動産会社 Koramco(코람코)、ベンチャーキャピタルの STIC Ventures(스틱벤처스)、中小企業向け投資会社 Aju IB Investment(아주아이비투자)、Wooshin Venture Investment(우신벤처투자)が参加した。

ソウル・カンナム(江南)にあるサムソン(三成)2号店外観
Image credit: Sparkplus

Sparkplus は2016年の設立。ソウル南部のヨクサム(駅三)にコワーキングスペースを開設した。現在、ソウル首都圏には12ヶ所、中でも中心部のカンナム(江南)とクワンファムン(光化門)には8ヶ所の拠点がある。

報道によれば、同社は12ヶ所のロケーションで、オフィス占有率は95%にのぼり、8,500席36,363平方メートルのスペースをカバーしているという。来年には、さらに2つのオフィスを開設する予定だ。

Sparkplusは、2018年のシリーズ A ラウンドで、地元投資家から200億ウォン(約18.6億円)を調達。アジアの他の場所では、シンガポールに拠点を置く JustCo は先月、(大東建託から)7,400万米ドルを調達し合弁会社を設立、日本市場に参入した。同社は最近、アジア太平洋地域のプレゼンスを40ヶ所に拡大し、シンガポールとソウルに新ロケーション開設を目指していると述べている。

中国では、地元 の WeWork のライバルである Kr Space(気空間)Ucommune(優客工場)が両社共に年内上場の予定。Kr Space は4億米ドルの資金を調達しており、中国のコワーキングオフィスをすべて買収すべく WeWork と協議中と報道されているが、一方で WeWork は中国の WeWork メンバーに今後も長期にわたってコミットし続けると述べている。

【via Tech in Asia】 @techinasia

【原文】

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