ネコ用ウエアラブルデバイス「Catlog(キャトログ)」開発のRABO、約1億円を調達——iSGS、W ventures、iPLAB Startups、岩佐琢磨氏から

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Image credit: Rabo

ネコの首に装着できるウェアラブルデバイスとアプリからなるソリューション「Catlog(キャトログ)」を開発する RABO は15日、直近のラウンドで約1億円を調達したと発表した。ラウンドステージは不明だが、シードラウンドのフォローオンと見られる。このラウンドに参加したのは、iSGS インベストメントワークス、W ventures、iPLAB Startups、Shiftall 代表取締役 CEO の岩佐琢磨氏。

また、今回の調達とあわせ、iPLAB Startups の代表パートナーで弁理士の中畑稔氏は RABO の知財顧問に、岩佐琢磨氏は RABO のハードウェア顧問に就任した。中畑氏と岩佐氏はそれぞれ、RABO の各種知的財産戦略の設計と実施、RABO の展開するハードウェア開発へのアドバイスやグローバル展開などで支援する。

今回の調達は、RABO にとっては昨年4月に実施したシードラウンドに続くものだ。この際には、今回と同じスキームでシードラウンドに出資参加した GMO Tech 代表取締役社長の鈴木明人氏が RABO のマーケティングアドバイザーに、メルカリ共同創業者の石塚亮氏とクララオンライン代表取締役社長の家本賢太郎氏がそれぞれ、RABO のグローバル展開やアジア展開を支援することが明らかになっている。

Image credit: Rabo

Catlog ペンダント(首輪デバイス)には BLE(Bluetooth Low-energy の通信チップ)と加速度センサーが、また、Catlog を充電するステーションには室温計が搭載されている。これらで得た情報がクラウドにアップロードされ、ユーザが外出先に居ても、あるいは、帰宅してから不在時の愛猫の行動の様子をスマートフォンで見られるしくみだ。将来的には、他のネコとのデータ比較のほか、家族・獣医・キャットシッターとのアカウント連携も可能になる見込み。

Catlog は昨年9月24日にローンチし一般販売を開始。当初想定していていた4ヶ月分の計画出荷数を1.5週間で達成したという(具体的な数量は不明)。現在 Catlog を利用するユニーク猫数は1,000匹超で、Catlog ペンダントを装着した猫の飼い主によるアプリアクセス率は7日間で90%、30日間で78%に達したとしている。今回の資金調達を受けて、RABO では人材と猫の採用強化、オフィス移転を実施する予定。

via PR TIMES

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