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ZEALSがフリークアウト・ホールディングスから8,000万円超を調達、チャットボット管理ツール「fanp(ファンプ)」を正式ローンチ

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ZEALS を前回取り上げたのは約1年前のことだ。「Palmi」や「SOTA」といったロボットの会話ソフトウェアの開発に端を発する同社は、2015年1月に人材サービス大手のウィルグループ(東証:6089)から調達金額非開示の資金調達を実施している。 ZEALS は18日、アドテク大手のフリークアウト・ホールディングス(以下フリークアウトと略す、東証:6094)から8,000万円超を調達したことを発…

写真左から佐藤裕介氏(フリークアウト・ホールディングス共同代表)、明石信之氏(フリークアウト・ホールディングス執行役員)、清水正大氏(ZEALS CEO)、本田謙氏(フリークアウト・ホールディングス共同代表)

ZEALS を前回取り上げたのは約1年前のことだ。「Palmi」や「SOTA」といったロボットの会話ソフトウェアの開発に端を発する同社は、2015年1月に人材サービス大手のウィルグループ(東証:6089)から調達金額非開示の資金調達を実施している

ZEALS は18日、アドテク大手のフリークアウト・ホールディングス(以下フリークアウトと略す、東証:6094)から8,000万円超を調達したことを発表した。この調達とあわせ、以前から提供していたチャットボット作成 API「BOT TREE」を、チャットボット管理ツール「fanp(ファンプ)」にピボットし改めてローンチ。フリークアウトから営業協力・開発協力・国際展開の協力が得つつ、協業していくことを明らかにした。

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Image credit: ZEALS

2016年5月に華々しいデビューを飾った BOT TREE だったが、ZEALS 代表取締役の清水正大氏によれば、サービスの裏側では苦戦が続いていたようだ。無料トライアルが可能ということで、数百サイト以上のメディアがサインアップしたものの、一方で離脱していくメディアも多かった。

サービスに問題があると感じた清水氏は、メディア企業とがっちりとタグを組んでサービスの改善を図ることを決意。複数のオンラインメディアを展開するイード(東証:6038)に導入してもらいサービスの共同開発に漕ぎ着けた。この話を聞きつけた、エンジャパン(東証:4849)、毎日新聞、キャリアデザインセンター(東証:2410)など大手企業が自社メディアサイトに BOT TREE を導入。彼らの意見を反映し、インタフェースを改善して生まれ変わったのが、今回改めて正式ローンチする「fanp」というわけだ。

THE BRIDGE でもニューズレターを配信しているように、一般的なメディアサイトは読者のリテンション(本当のところは、リテンションよりもエンゲージメント)を高めるために、メルマガ配信を実施していることが多い。そして、これらのメルマガの開封率は決して高くない。ZEALS ではチャットボットを使ってメッセンジャー(Facebook Messenger)でのユーザ誘導を図ったところ、平均開封率72%、平均離脱率7.2%という劇的な数値が得られのだという。平均的なメルマガの開封率と比べ15倍という好成績だ。

fanp の料金体系を見てみると「LINE@」を意識しているようだが、現時点では Facebook メッセンジャーでのみ利用可能だ。fanp には、ユーザのボットの利用開始時に Facebook から取得されるプロフィールや属性に基づいてデータベースが生成されるので、メディアオーナーが条件を定めてユーザにアプローチできる CRM の機能も有している。

清水氏は先ごろ、「こばへん」ことインフォバーン代表取締役の小林弘人氏の話を聴く機会を得、これからのメディアは広く浅くオーディエンスを増やすよりも、オーディエンスのエンゲージメントを高める時代だと痛感した。

メディアサイトのオーナーは皆がメルマガをやりたがるが、メルマガは読者の嗜好性、相手が誰なのかを管理できるしくみになっていない。これらの要件をギリギリカバーできているのは SNS だが、「いいね」を多くもらっていても、多くのオーディエンスにリーチできないなど、いい感じのチャネルがない。

そこで次に、モバイルアプリを作ろうかということになるが、アプリをダウンロードしてもらうには CPA が非常に高くなってしまう。結局のところ、モバイルアプリで有用なのはプッシュ通知の機能だ。プッシュ通知だけなら、メッセンジャーでできるじゃん? それなら、メッセンジャーでチャットメディアをやってみましょう、というのが我々の提案です。(清水氏)

fanp のダッシュボード
Image credit: ZEALS
fanp のダッシュボード
Image credit: ZEALS

今回、ZEALS はメディア向けのチャットボット管理ツール「fanp」に加え、一般企業向けの「fanp Biz(ファンプ・ビズ)」もローンチしている。fanp がユーザ誘導のためのメルマガの代替チャネルを目指すのに対し、fanp Biz は企業やプロダクトのランディングページの代替を目指すチャットボット管理ツールだ。

Facebook 広告からユーザをメッセンジャーに直接誘導できるようになったので、ボットへの呼び込みもできるようになった。ボットに資料請求やアポどりを受けつけさせることで、ランディングページよりも圧倒的に良い顧客レスポンスが得られるようになるだろう。(清水氏)

イードが展開するメディア「レスポンス」に導入されたチャットボット

以前は、会話型 AI エンジンの開発で自然言語解析の雄を標榜していた ZEALS だが、ユーザとチャットボットとのやりとりを〝タップ会話〟(ユーザはテキスト入力することなく、チャットボットから提示された複数の選択肢の中から、適当な回答をボタンで選ぶ)に移行したことで、自然言語解析の開発にかけるリソースも極小化できるようになった。

以前のように自然言語解析に執着していたのでは、国際展開を図る上で各言語毎に開発が必要になり、当然、海外にも先を走る競合がいるので、キャッチアップすることは難しかった。〝タップ会話〟に振り切ったことで国際展開にも道が拓けた。フリークアウトには日本の内外を問わず DSP /DMP などを使うクライアントが多数いて、同社は海外にも拠点があることから、国際展開に大きな期待が持てると考え、資金調達と協業に至った。(清水氏)

今後の展開を尋ねたところ、清水氏は「Communication Ad Platform」という言葉を挙げた。メディアがボットを使って読者の囲い込みができるようになると、おそらく、次はボットのチャネルにマネタイズを求めるようになるのではないか、というのが彼の談だ。メディアが自社のボットに広告メッセージを言わせたり、他サイトへの誘導をさせたりすることで、広告主に料金をチャージできる可能性があるだろう(現時点で、Facebook がこれを規制するという話は無い)。

ZEALS では、fanp や fanp Biz を通じてユーザに提供されるボット体験に、ボットとボットをつなぐハブのような機能も持たせていきたいとしている。

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フリークアウトがイベントレジスト第三者割当増資を引受、アドテクがオフラインへ飛び出す

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広告配信テクノロジー(DSP/DMP)を提供するフリークアウトは10月28日、イベントの決済から参加者管理などを実施するオンラインイベントプラットフォーム運営会社イベントレジストの第三者割当増資を引き受けたと発表した。出資額や払い込み日などの詳細は非公開で、これに伴う人の変動もない。 イベントレジストは今回の資金調達で、国内および東南アジア地域での事業推進を強化、人材採用を進めるとしている。また、…

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イベントレジスト取締役COOの小笹文氏とフリークアウト取締役COOの佐藤裕介氏

広告配信テクノロジー(DSP/DMP)を提供するフリークアウトは10月28日、イベントの決済から参加者管理などを実施するオンラインイベントプラットフォーム運営会社イベントレジストの第三者割当増資を引き受けたと発表した。出資額や払い込み日などの詳細は非公開で、これに伴う人の変動もない。

イベントレジストは今回の資金調達で、国内および東南アジア地域での事業推進を強化、人材採用を進めるとしている。また、フリークアウトの提供するアドテクノロジーと連携したサービス開発にも乗り出す。

イベントレジストは2014年4月にも日本経済新聞社から1億6500万円の資金調達を実施しており、これまでに3度の資金調達を実施したことになる。ちなみにシード期の投資家であるEast Venturesのゼネラルパートナー、松山太河氏はフリークアウトの初期投資家としても知られている。

アドテク周辺での資本提携としては少し異色かもしれない。イベント管理とDSPやDMPがどう連携するのか。フリークアウト取締役COOの佐藤裕介氏とイベントレジスト取締役COOの小笹文氏にショートインタビューを実施した。なおこの2人は元グーグルで共に働きその後に独立、数年の時を経てそれぞれ経営者として今回の資本提携を結ぶことになった。(太字の質問は全て筆者、文中敬称略)

アドテクとイベント管理サービスの連結にどのようなシナジーがあるのでしょうか。

小笹:EventRegist はイベントの主催者さんと参加者さんをつなぐプラットフォームで、これまでも動画配信やバーチャルイベントなど、イベントの周辺課題を解決できるサービスを持つ他社さんと一緒に新しい機能をリリースしてきました。その中でイベント主催者の方からは集客方法についてご相談をいただくことが多くあったんです。

今までイベントの告知から集客、申込み、参加者管理、来場者トラッキングという一連の流れの中で「集客」部分は主にソーシャルでの拡散を重視していたのですが、それに加え、フリークアウトさんが持っている素晴らしいテクノロジーを活用することで、課題解決できる部分があるのではないかと思っています。具体的な設計はこれからです。

EventRegist

なるほど。オンラインでの告知や集客にユーザーデータを活用してより効率的に広告表示をする、というイメージですかね。フリークアウト側は結構なデータ量を保有してるんですよね。

佐藤:フリークアウトでは3億以上のアクティブなインターネットユーザーの行動データを解析し広告配信やサイトコンテンツの最適化に活用しています。特に、最近ではオンライン上のデータだけでなくオフラインの購買情報や行動データにまでその解析対象を拡張しつつあります。

そのデータを活用したイベントレジストとの連携をもう少し具体的に教えてください。

佐藤:例えばフリークアウトの顧客の中にも、自動車や住宅、不動産会社、ソフトウェアベンダーなどオフラインでのリード獲得に注力されているクライアントがいらっしゃいます。

EventRegist のシステムとフリークアウトの DMP (データマネジメントプラットフォーム) をそういったクライアントに提供することで、オンライン上でのマーケティング活動が生み出したオフライン上での成果を測定したり、オフラインでリーチした見込顧客に対してオンライン上での継続的なアプローチを行うなどオンラインとオフラインを自由に行き来するマーケティング活動が可能になります。

ところで佐藤さんと小笹さんは元グーグルで同じ時期に働いていたそうですね。

佐藤:そうなんです。代表のヒラヤマさん(イベントレジスト代表取締役のヒラヤマコウスケ氏)、COO の小笹さんはグーグル時代の先輩にあたり、サービスを提供する姿勢や考え方などにシンパシーを感じる部分が大きいことも今回のパートナーシップに強い影響を与えています。

例えば、手数料といった類のものは長期的には無料化していく、という考え方は特にグーグルらしいなと感じています。 そういった世界に備えてプラットフォーム上にどのような付加価値をのせてお客さまに提供するか、というチャレンジをイベレジ社と実現できるといいなと思っています。

アドテクのオフライン活用は興味深いのでまた情報おしえてください。今日はありがとうございました。

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起業家は肉食系か草食系か。多様化する起業家の形と次世代のビジネスの見据え方 #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2014 Summer in Fukuokaの取材の一部。 マーケットを見据えて行動するか、定めた大きな目標に向けてひたすら走り続けるか。それぞれの視点でもってビジネスを見据える起業家たちの話が飛び交った「次世代リーダーになれるか」と題したセッションに、Gunosy代表取締役CEOの木村新司氏、gumi代表取締役社長の國光宏尚氏、フリークアウト取締役COOの佐藤裕介…

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本稿は、B Dash Camp 2014 Summer in Fukuokaの取材の一部。

マーケットを見据えて行動するか、定めた大きな目標に向けてひたすら走り続けるか。それぞれの視点でもってビジネスを見据える起業家たちの話が飛び交った「次世代リーダーになれるか」と題したセッションに、Gunosy代表取締役CEOの木村新司氏、gumi代表取締役社長の國光宏尚氏、フリークアウト取締役COOの佐藤裕介氏、スポットライト代表取締役社長の柴田陽氏、モデレーターにB Dash Ventures代表取締役社長の渡辺洋行氏が登壇した。

スマートフォンの広がりをいち早く掴めるかどうか

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まずはじめに、テレビCMを大々的にうち、3週間で12億もの予算を投入したGunosy木村氏より、Gunosyの今後の展開について話がおよんだ。

「スマートフォンの広がりが見えてきたなかで、いまこそメディアがチェンジするタイミングだと感じ、攻めなくては、と考えた。アトランティス時代のネット広告と違い、100万単位でユーザを獲得するためには、ネットだけでは届かない。大きなメディアを作る覚悟のためには、数百億は投入しないといけない。それを考えると10億は小さい」

スマートフォンの広がりと同時に、スマートフォンの所持時間、閲覧時間も伸びてきている。接触時間において、ニュースという切り口だけでなく、今後は雑誌やテレビなどのさまざまな分野のディスラプトを見据えているという。PC時代において、ヤフーがネットポータルとしての地位を確立したように、スマートフォン時代のメディアポータルの可能性をGunosyに見いだしている。

先日、50億もの資金調達を果たしたgumi。狙いは世界一と常に口にしている國光氏は、国内における調達規模やスピード感に対しての危機感を表した。

「日本で数十億調達したりしている時に、米国では1000億規模の調達をして、未上場企業でアクセル全開で組織を展開している。もはや、国内市場だけを見据えるのではなく、中国や米国の大手と戦わないといけない。そのためには、大きく張っていかないと」

起業のタームが短くなっている。2周目、3周目をどう考えるか

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かたや、20代で数社の売却を行っているスポットライトの柴田氏とフリークアウトやイグニスをIPOする佐藤氏。ともに若手ながらシリアルアントレプレナーとして活躍する二人は、マーケットをどう見据えているか。

柴田氏は木村氏と同じくスマートフォンが浸透してくるなかにおいて、リアルの集客コストとしてのO2Oの可能性を考え、誰よりも早くO2O市場に参入。市場選択と早期参入、グロースのイメージとタイミングを意識し、オペレーションやどういったアプリ機能をもつのかを考えることを常に考えているという。

イグニス創業時は100万円を借りてそこからIPOまで成長させてきた佐藤氏。一つの事業に絞ることが難しかったからこそ、組織強化と多くのゲームアプリをひたすら作りこむことによる筋力強化によって、勝てるための組織づくりをイメージしたという。

「フリークアウトと創業する前に、國光氏と話をした。そのときに、「このゲームが当たらなかったらつぶれる」と言っていた。その原体験から、お金は大事だと思った。お金の使い方は使わないとわからない。フリークアウトとイグニスでわかってきた。二周目三周目の起業では、経験を活かした経営をしていきたい」

「2周目、3周目はキーワード」と語る柴田氏。かつては起業してから10年20年というプロダクトタームを必要とし、一人の起業家の人生をかけて会社を成長させていたものから、時代のスピード感、ネットの流通などによる情報共有の速度から、プロダクトタームが次第に短くなり、起業家が2周目3周目となることができるのが今の時代だと語る。

「次あれば、今と同じサイズではなく、もっと大きなマーケットを選んでいきたい。ゆくゆくは1000億規模の会社を作っていきたい」

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こうした若手起業家に対して、國光氏は「視点が低い」と指摘。「草食系エリート」と評し「今の若者は視線が下がっている。ゆとり教育が日本をダメにしている。視線をもっと高くするための後ろ姿を見せるのが起業家としてあるべき姿だ」と語る。

こうした若手二人の考えは、國光氏が語る時価総額8兆円の話か、その時その時代のマーケットにあったプロダクトをつくり事業を展開していくといった、多様な起業家のあり方を示している。肉食系と草食系とも分けられる起業のあり方へと議論が続いた。

コネクティビティの先をどう見据えるか

話は、3年後、5年後といった未来をどのようにそれぞれ見据えているか。 スマートフォンの利用が広がり、IoTなどすべてのモノがネットにつながることで、人とモノがつながる時代となってくると予想。これまでネットがつながっていなかった人たちがつながることによって、これまでサービスが提供できていなかった人たち、スマートフォンによって既存ユーザ以外の人たちになにをどう届けるかが大事だと木村氏は語る。

「Ctocの成長は大きい。Uberなどのように、リアルビジネスの広がりも起きている。マーケットサイズ、競合の少なさから、可能性も大きい。ユーザとつなぐ新しい形があるのでは」

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柴田氏佐藤氏も、常時接続は大きなキーワードだと語る。あらゆる産業のポテンシャルサプライヤーがスマートフォンによって最適化されてくる。「コネクティビティ」の先にある可能性は、まだまだ広がりがあるのではと語る。

國光氏は、家、車、テレビ、健康という既存産業のディスラプティブこそ、大きな市場だと語る。gumiとしては、ゲームの次は映像との連携によるテレビのディスラプト。その次はおもちゃ市場といったエンタメに特化していくという。「本格的にディズニーと戦う準備ができてくる」と語る國光氏。IPO準備と報道されている中、世界を見据え、日本からのエコシステムを作っていきたいと語る。

「今のエコシステムは、GoogleやFacebookなど。スピード感があるからこそエコシステムが起きている。日本はまだまだM&Aが起きていない。いろんな企業を買収しまくって、回転率を5倍にしていく。上場したらガンガン回していく」

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20代の若手起業家は今後をどう見据えているか。スマホの浸透により、5秒10秒のスキマ時間をどうするかマルチタスクにこそ重要な要素があると語る佐藤氏。

「自分の領域である広告も、これからリアクティブメディアになってる。検索より前にその人の需要にあったコンテンツがやってくる時代。広告やマーケティングのあり方にも、大きなシフトが起きている」

「30年は起業家でありたい」と語る柴田氏。生活必需品の定義が変わっている現代において、生きていく上で必要なプロダクトと、人の感動や体験などを届けるエンタメ要素の二極化が起きてくると語る。

「人々の生活のあり方が変化してきている。日々の過ごし方を考え、社会に最もインパクトを与える規模の勝負を仕掛けていきたい。國光氏とは年も10離れている。あと10年後には、國光氏を超える起業家になりたい」

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「本田の描く広告の未来を実現する」ーー隠れたキーマンを調べるお・フリークアウト、溝口氏インタビュー

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。 国内屈指のDSP(Demand Side Platform)として名をはせるフリークアウト。創業からわずか3年半で東証マザーズに上場し、その勢いは増すばかりです。その…

編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

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国内屈指のDSP(Demand Side Platform)として名をはせるフリークアウト。創業からわずか3年半で東証マザーズに上場し、その勢いは増すばかりです。そのフリークアウトと言えばかつてブレイナーを創業し、ヤフーに売却した経験を持つ創業者の本田謙氏と、Googleなどを経て創業に参画したCOO(最高執行責任者)の佐藤裕介氏がよく知られています。

そんな同社の「隠れたキーマン」として今回ご紹介するのは溝口浩二氏。社内を横断的に動き、開発、企画、採用など幅広くカバーしながら本田、佐藤両氏を支える同氏にスポットライトをあててみました。

自分の「オッサン化」を感じ、約15年勤めたドワンゴを辞めフリークアウトへ

大柴:いよいよ上場ですね!(※インタビューは6月23日に行いました)

溝口:ありがとうございます!

大柴:創業から約3年半での上場ですが、溝口さんはいつ頃入社されたのですか?

溝口:2013年2月です。1年半くらいですね。

大柴:それ以前はどちらにいらしたのですか?

溝口:ドワンゴにいました。ドワンゴに1998年くらいから14、5年在籍していました。入社した頃のドワンゴは人数も5人くらいしかいなくて。まだ着メロとかやる前です。通信対戦システムを作っていました。自分もエンジニアとして開発をしていました。

大柴:それは凄いですね。どういう経緯で創業期のドワンゴに入られたのですか?

溝口:その前に所属してた会社とドワンゴが取引がありまして、その流れで。

大柴:なるほど。その頃のドワンゴってどんな感じだったんですか?

溝口:ゲームしてる人ばかりでした(笑)。

大柴:噂では聞いた事ありますが、やっぱりゲームしてる人が多かったんですね(笑)。

溝口:そうですね。自分もゲームは好きでしたし、インターネットも好きでした。ドワンゴに入社したのも「インターネットのサービスを作れるぞ!」というとこが大きかったですね。

大柴:なるほど。ドワンゴはその後携帯コンテンツ事業がヒットし、上場します。会社がどんどん大きくなっていく過程をずっと見ていたのですね。

溝口:はい。会社が大きくなるにつれて、コードを書く時間は減っていき、マネージメント業や経営企画、新規事業などに携わっていきました。いろんなことをやらせてもらいましたね。

大柴:創業期から15年近く勤めたドワンゴを辞め、スタートアップ企業であるフリークアウトに転職した理由って何ですか?

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溝口:そうですね。自分が「オッサン化」したんですよね。

大柴:「オッサン化」ですか?(笑)。僕は溝口さんと同じ歳なので気になりますね(笑)。

溝口:ゲームにも興味が無くなってきたし、ニコニコも「現象」としては興味深いし、面白かったのですが、本当の意味で興味が持てなくなっていったんです。

大柴:なるほど、とてもよくわかります。理論的に面白さが理解できても、心で「面白い」って理解できなくなってきているなぁと実感しています。SnapChatとか。

溝口:そうなんです。それともう一つ。また小さい会社に入ってビジネスをドライブさせていきたかったんです。ドワンゴの初期もやっぱり楽しかったんです。そしてビジネスが拡大し、会社も大きくなった。その過程って体験すると忘れられないというか。

大柴:なるほど。

溝口:開発のマネージメントやメディア側として広告も見てきたし、その経験スキルで貢献できるのではないかと思って転職しました。

大柴:フリークアウト以外にも選択肢はあったと思いますが?

溝口:単純にRTBって面白そうだなって思ったんです。広告主様が出稿をし、自分達が良いサービスを作れば、ダイレクトに広告主様の利益に貢献できる。そういうところも心惹かれました。BtoBtoCのサービスなので、今までやってきたtoCのサービスの経験も生きるだろうし。

大柴:なるほど。それらの理由から同社を選ばれたわけですね。

本田の描く広告の未来を実現するために集結したプロ集団

大柴:オフィスとかとても個性的ですね。

溝口:そうですね。本田の趣向を反映した感じですね。本田自らがデザインチェックなどをしていました。

大柴:昔からドラムセットはありましたが、それだけでなく、バスケットコートもありますね。すごい。オフィスからもわかりますが、本田さんは個性的で面白そうな方ですね。実際どんな方なのですか?

溝口:突然ピアノを弾きだしたり、ふらっとデスクにやってきたりと自由な人です(笑)。あと、新しいものを思いついたら実行したい人ですね。そしていろいろ思いつくんです(笑)。創業者タイプというか。ドワンゴの時の川上さん(代表取締役会長の川上量生氏)もそうですが、アイデアが豊富な起業家です。自分はその社長のアイデアを「どこにはめるか」って考えて動いています。

大柴:なるほど。

溝口:本田の描く世界の実現と、数値の達成を両方実現するためにやれることを全部やってる感じです。

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大柴:本田さんと並ぶキーマンである佐藤さんはどんな方ですか?

溝口:おさえるべきポイントをわかっている人ですね。ポイントに対して集中する能力がすごいです。本田がプロダクトアウト的な発想でアイデアを出し、佐藤がそれをマーケットイン的な考えで調整する。世の中の流れをつかんでフォーカスさせる。それが佐藤です。本田はエンジニア出身で今でも社内のリソースが足りない時などにはコードを書くこともあります。佐藤も開発の事に熟知しているので話が通じるんです。

大柴:なるほど。そこがスムーズに進むから急成長できたのかもしれませんね。

溝口:技術面では明石(執行役員の明石信之氏)が入社し、さらに強くなりました。本田、佐藤、明石、CFOの横山(横山幸太郎氏)の4人がそれぞれ違う視点から広告ビジネスを見ていて、せめぎあいながら本田の描く広告の世界の実現を目指して議論し、意思決定しています。

大柴:さて、フリークアウトは上場し、新たなステージに向かうわけですが、溝口さんは二度目の上場経験ということになりますね。

溝口:そうですね。ドワンゴで上場を経験し、変化した部分も変化しなかった部分も見ています。ただ基本的にはこれまでと変わらずに粛々とやるだけですよね。上場し、社会的認知度が向上するので採用面では期待しています。

大柴:溝口さんはエンジニアの採用にも深く関わっていますが、どんなエンジニアと一緒に仕事したいですか?

溝口:まともなコードが書けるのは最低限で、それプラスでビジネス自体に興味を持ってる人がいいですね。ビジネスに興味を持って欲しい。あとは自分が作ったプロダクトで世の中にインパクトを与えたいと考えてる人。そういう人がいいですね。

大柴:なるほど。それでは最後に溝口さんの今後の野望というか夢というか、そういったところを伺えたらと。

溝口:自分もエンジニアなので、オープンソースなどのエンジニアコミュニティでの活動をしてみたいなとは思います。引退後でいいですが(笑)。今は本田さんの描く未来を実現したいです。それが実現するとすごく面白いと思うんですよね。時代が追いついてないんですよね、本田さんに。

大柴:どんな広告の未来がくるか楽しみです!今日はありがとうございました。

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フリークアウトが東証マザーズに上場へ

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インターネット広告配信サービスの「DSP」およびビッグデータ解析の「DMP」などのアドテクノロジーを提供するフリークアウトは東証マザーズへの新規上場申請を実施し、5月19日承認された。上場予定日は6月24日で、証券コードは6094になる。53万株を公募し、22万株を売り出す(オーバーアロットメントは11万2500株)。主幹事証券会社は野村証券が務める。 価格の仮条件は6月3日に決定し、ブックビルデ…

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インターネット広告配信サービスの「DSP」およびビッグデータ解析の「DMP」などのアドテクノロジーを提供するフリークアウトは東証マザーズへの新規上場申請を実施し、5月19日承認された。上場予定日は6月24日で、証券コードは6094になる。53万株を公募し、22万株を売り出す(オーバーアロットメントは11万2500株)。主幹事証券会社は野村証券が務める。

価格の仮条件は6月3日に決定し、ブックビルディングの期間は6月5日から6月11日までとなっている。価格決定は6月12日。平成25年9月期の第3期連結決算は売上高が21億6246万円、経常利益が2億5164万円、純利益が8675万円。

フリークアウトの創業は2010年10月。翌年1月にDSP「フリークアウト」を公開。2013年3月にDMPの「MOTHER」を正式公開している。主要株主として創業者の他にアントレプレナー投資事業組合(松山太河氏の運営するクロノスファンド)、ジャフコ、YJ Capital、GMO Venture Partners、また個人投資家として衛藤バタラ氏、川田尚吾氏が参加している。

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退会ページから読み解く「逆説的改善法」とプロジェクト推進に必要な3つの明確化ポイント

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スタートアップはどのタイミングからサービスの改善プロジェクトを立上げるべきなのだろうか? そもそも大きなサービスで改善プロジェクトを回したことがある、失敗も成功も体験した開発者、マネージャーでなければどうやってプロセスを回したらいいかも分からないかもしれない。 簗島亮次氏はデータマイニングの専門家であり、グリーでゲーム以外のプラットフォームに関するプロジェクトマネジメントを経験後、フリークアウトで…

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スタートアップはどのタイミングからサービスの改善プロジェクトを立上げるべきなのだろうか?

そもそも大きなサービスで改善プロジェクトを回したことがある、失敗も成功も体験した開発者、マネージャーでなければどうやってプロセスを回したらいいかも分からないかもしれない。

簗島亮次氏はデータマイニングの専門家であり、グリーでゲーム以外のプラットフォームに関するプロジェクトマネジメントを経験後、フリークアウトでDSPの入札アルゴリズム企画などに携わっている。現在はフリークアウトでの業務と並行して「ビッグデータをお金に換える」環境開発を推進するIntimate Mergerの代表取締役も務める。

本稿では彼がMOVIDA SCHOOLでスタートアップに共有した「データドリブンな」改善プロジェクトの実例とノウハウについて整理してお伝えする。

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簗島亮次氏

グリーの退会ページは「改悪」で退会数を半分に減らした事例

簗島氏のレッスンで面白かったのが退会ページを活用した「天の邪鬼」な改善プロジェクトの解説だ。

彼がグリー時代に取り組んだ退会ページはハウツーサイトに方法が掲載されるほど、使いにくいもので有名だった。

しかしこれは別に偶然できたものではなく、簗島氏たちがユーザーの膨大なデータを解析し、ユーザーにとって心地よい操作感とは「徹底的に逆の」アプローチを愚直に実装した結果なのだという。こうやって「改悪」された退会ページによって退会者数は半減したのだという。

いくつかスライドをお借りしたので、簗島氏が解説したユーザーが使いにくくなる「改悪の手法」をご覧頂きたい。ちなみに私の方で「改善するための」補足もコメントで入れておいた。

スライド17

改善するには:クリックさせたい情報はファーストビューに入れる

スライド18

改善するには:クリックさせたい情報と並列で紛らわしい情報は並べない

スライド20

改善するには:各ページで遷移した時にリンクのタイプはフォーマットを統一する

スライド21

改善するには:スマートフォンにおける指でのクリックはやや下に反応する場合が多い。なので、上下ではなくリンクは左右に置くのが鉄則

スライド23

改善するには:入力必須などの場合はかならずその旨を書いておく。フリーワードは入力ストレスが高いので、なるべく使わない

なるほど、逆張りすることでここまで完璧なまでの改悪ができるのかとある意味感心してしまう。さらに逆に言えば、間違ってもこのような間違いを「正しい」インターフェースに使ってはならないということだ。では、続いて簗島氏が共有してくれた、改善プロジェクトの進め方についてもお伝えしよう。

すべてを明確にすることから始まる

簗島氏はとにかくこのレクチャーの中で何度も「明確化」という言葉を使っていた。それだけ改善プロジェクトは曖昧になりやすいポイントが隠れているということでもある。簗島氏が指摘する明確化すべきポイントはまずこの三つだ。彼の言葉を紐解いてみよう。

実施施策の目的を明確化する
プロセスを明確化する
達成基準と撤退基準を明確化する

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実施施策の目的を明確化する

まずはゴール設定だ。 「改善して何かを作ってみたはいいものの、何のために作ったのか、何を達成したかったのかが分からないのではゴールがいつまでたってもやってこない」と簗島氏 。これではプロジェクトは永遠に終わらない。ポイントは言葉の定義にある。

「例えば脱落したというのは最終ページに辿り着かなかった、と定義してそれを数値化する。売上とは何か。ユーザ数と課金を掛け合わせたものなのか、平均単価を購買数で掛けたものなのか」。

また達成したいKPIがシステム上に存在し、かつ改善のアクションプランに繋がる分解ができているかどうかも大切だ。

「顧客の満足度を上げようなんて話になっても実はシステムにその解析方法がなかったり、1時間の売上とかでKPIを設定しても最終売上に対する影響が微々たるものだったりする。適度な粒度での設定が必要だということだ」。

このKPIの粒度や質については獲得した会員の時期や流入経路によっても変化する。例えば簗島氏が「Twitterで呟いたら一気に登録してきたユーザーと自然に流入してきたユーザーは違うと認識すべき」と助言していたように、全てを同じKPIで判断せず、リファラを確認して検索流入でやってきてる人には「興味があるだろう」と仮定して継続率向上の方法を考えるなど、アクションプランを変える必要があるのだ。

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さらに簗島氏はKPIについてはシステムで出せるようにし、余計な工数をかけないことが大切であることも付け加えていた。見落としがちなポイントだが、ここは結構重要な箇所だったりする。

プロセスを明確化する

最終の目標が決定したら改善のプロセスに落とそう。ここのポイントは責任者の設定だ。

「改善プロジェクトには意思決定のポイントが多くなる。なので責任者をつけることが必要。A/Bテストで意思決定者がいないとテスト結果を伸ばしてしまいがちになる」。

また、曖昧になりがちな改善プロジェクトに対してトップが理解を示し、リソースをアサインさせることも大切だ。

「来週何やるか決まっていないような改善プロジェクトにはリソースをちゃんとアサインしていない場合が多い。決定権のある人が改善プロジェクトを進めた方がやりやすい」。

また、責任者を明確にした上で、様々な技術を使えないといけないので、ひとりのスキルによらず、チームで取り組むことが大切とも伝えていた。この点は改善ノウハウを会社に蓄積する上でも重要なポイントになる。このノウハウが溜まる仕組みづくりについては、例えば、改善専門のプロジェクトチームを作るのではなく、1カ月で終わるような短期間のプロジェクトを細かく立上げるといった方法が有効なのだそうだ。

達成基準と撤退基準を明確化する

最後の明確化ポイントは達成と撤退の目標値だ。簗島氏によれば、いつまでにどの程度達成すればいいかという達成基準と同時に撤退基準も決めるのがコツだという。例えば1カ月後に10%と決めてそれが達成できなければやめる。数字が上がらないのに継続すると終わらなくなるのを防ぐ目的だ。

そして前述のプロセスにも関係するが、マイルストーン的に設定するオフィシャルな承認会議も重要なポイントになる。

「例えばA/Bテストをやっても誰かが決めないといけない。誰かに決めさせるとその日の気分で全部決まっていってしまう。なので一週間に一回とか、オフィシャルに改善を決定する会議を用意するべき」。

また、達成したプロジェクトの後始末も忘れがちで 「楽しくなってそのコンテンツの改善を永遠に続けてしまう」ようなトラブルもまれに発生するという。いずれにせよ、オフィシャルな承認プロセスを用意して、適切なジャッジが必要というのは理にかなっている。

さて、いかがだっただろうか。ところで冒頭にスタートアップはいつから改善プロセスに着手すべきか、という問題提起をしていたのだが、この点について簗島氏のアドバイスは「創業者の手を離れたタイミング」と表現していたのが興味深かった。つまり、サービスの規模がある程度になって創業者から次のチームに開発プロジェクトが渡る頃にこのような改善プロセスを回し始めるのが効果的、というわけだ。

このようなフェーズに差し掛かっているスタートアップのみなさんは準備を始めてみてもいいのではないだろうか。

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最先端のリアルタイムビッグデータ分析テクノロジーを広告に活かす、フリークアウトと PFI のジョイントベンチャーが誕生

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RTB(リアルタイム入札)のスマートフォン広告プラットフォームを構築する東京のスタートアップ、フリークアウトと、情報検索技術・レコメンド技術・機械学習技術などの提供を行うPreferred Infrastructureは、ジョイントベンチャーIntimate Mergerを設立し、アド・ソリューション事業を本格的に始動させることを発表した。 Intimate Mergerでは、フリークアウトのプラ…

Intimate Merge

RTB(リアルタイム入札)のスマートフォン広告プラットフォームを構築する東京のスタートアップ、フリークアウトと、情報検索技術・レコメンド技術・機械学習技術などの提供を行うPreferred Infrastructureは、ジョイントベンチャーIntimate Mergerを設立し、アド・ソリューション事業を本格的に始動させることを発表した。

Intimate Mergerでは、フリークアウトのプラットフォームを中心とするDemand Side Platform(オンライン広告において、広告主(購入者)側の広告効果の最大化を支援するツール)と、Preferred Infrastructureの持つ機械学習技術・情報検索技術を活用することで、マーケティング上、コミュニケーション上の課題を解決するソリューションを提供していくという。

具体的には、フリークアウトのDSPを中心に高度なマーケティングソリューションの提供を行うアドテクノロジー、Preferred Infrastructureの技術によりリアルタイムでの配信最適化およびビッグデータ分析を行うリアルタイムビッグデータ、データ・サイエンティストが、データ面からビジネスの継続的な成長を支援するデータ分析・コンサルティングといった事業が柱になるようだ。

Intimate Mergerの代表取締役社長、簗島亮次氏は、大学院卒業後、グリーにてプラットフォーム開発に関連する複数の部門でマネジャーを兼務。フリークアウトでは、Corporate Development 部門にて、フリークアウトの売上に関わるすべての KPI を管理/改善を担当。

フリークアウトは今年の3月にシリーズBラウンドで、Yahoo! JAPAN(東証:4689)の投資部門である YJ Capital から5億円(約530万ドル)を調達している。

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アドテク・スタートアップのフリークアウトが、Yahoo Japanから5億円を調達

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【原文】 RTB(リアルタイム入札)のスマートフォン広告プラットフォームを構築する東京のスタートアップ「フリークアウト」は今日、Yahoo Japan(東証:4689)の投資部門である YJ Capital からシリーズBラウンドで、5億円(約530万ドル)を調達したと発表した。 フリークアウトは、2010年に本田謙氏によってローンチされた。本田氏は以前ブレイナーというコンテンツ・マッチング広告プ…

【原文】

freakout_logoRTB(リアルタイム入札)のスマートフォン広告プラットフォームを構築する東京のスタートアップ「フリークアウト」は今日、Yahoo Japan(東証:4689)の投資部門である YJ Capital からシリーズBラウンドで、5億円(約530万ドル)を調達したと発表した

フリークアウトは、2010年に本田謙氏によってローンチされた。本田氏は以前ブレイナーというコンテンツ・マッチング広告プラットフォームをローンチしていて、2008年に Yahoo Japan に売却している。FreakOut は日米の90社の広告代理店を通じ、3,000社の広告主にホワイトラベルのプラットフォームを供給している。今回の調達で得られた資金を、同スタートアップは昨年4月にニューヨークに設立したアメリカの子会社「FreakOut International Inc.」のオペレーション強化に使いたいとしている。

今回の資金調達に先立ち、フリークアウトは日本のベンチャーキャピタル2社(詳細は非公表)から3億5,000万ドル(約370万ドル)を調達している。TechCrunch Japan は、現在の同スタートアップの企業価値は103億円(1億1,000万ドル)と報告している

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