タイに拠点を置くBinumiは、「学生が教室の外でもビデオで冒険できるように」ということを目標にしている。
想像してみてほしい。あなたが13歳の学生だとする。課題として、エベレストに登山中の登山家の苦難を詳細にビデオプレゼンをするよう言われた。あなたはどこまで頑張れるだろうか?
プレゼンの最中に、世界最高峰の画像をいくつかぱっぱとスクリーンに映すのがせいぜいだろう。多額の金を費やすことをいとわなければ別だが、あなたは使用料不要の画像も手に入れられず、エベレスト登山に行くことも絶対にできない。
Binumiに参加してみよう。元ドキュメンタリー映画プロデューサーであり熱心な旅行者でもあるAnthony Copping氏が設立した。100万点以上のビデオと特殊効果動画、7000以上の音声トラックがあり、すべて使用料はかからない。彼のチームは世界中に拠点を置き、外に出てビデオを撮影し、私たちが現在目にしている膨大なコンテンツ・プールに投稿しているのだ。
実際、今月頭にローンチして以降、タイの50の教育機関と提携し、約15万人の学生が利用している。
価格
公式サイトには、個人向け、企業向け、教育向けの3種類の価格帯が提示されている。
個人アカウントの場合、試用版、初心者向け、プラスの3種類がある。試用版の個人アカウントの場合は30日間の無料使用となり、音楽トラックは5点まで、ビデオと音声クリップは10点までダウンロードが可能で、保存スペースは500メガバイト、小さなビデオ画質480x360pを提供している。コンテンツ・プールの巨大さを考慮すれば妥当に思える。
スターター向けの個人アカウントは月額9.99米ドルだ。200点以上の音楽トラックと、ビデオやオーディオクリップのダウンロード利用が無制限、ビデオは中画質で640×360p、画像のダウンロードも無制限だ。そしてプラスの個人アカウントは月額24.99米ドル。音楽トラック、ビデオやオーディオクリップのダウンロードは無制限、静止画や高品質の1920×1080pビデオを利用できる。(注記:ユーザがこれらのアカウントを3ヶ月または12ヶ月以上購入することで、支払い時に割引料金が適応される。)
企業向けと教育向けの利用料金は非公開だが、企業向けアカウントではクリップを10ギガバイト、教育向けアカウントではちょうど2ギガバイトまで保存することができるらしい。私がわからないことの1つに、なぜ企業向けアカウントがいまだにBinumiのビデオ基準を変更しないのか、(ウォーターマークが付いている)というのがある。
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