前回に引き続きパート3、21位から30位です。ユニコーンまとめ全編はこちらから。(継続更新中・日本円は1ドル113円で算出)
21位: Intarcia Therapeutics (米国・55億ドル・6219億円・1997年創業)
- 主な投資家:New Enterprise Associates, New Leaf Venture Partners, Charter Venture Capital
1997年創業の製薬会社。製薬方面には明るくないのでどの部分でテクノロジーが関連しているのか説明ができませんが、CBIで21位にランクインしております。詳細わかったらまた追記します。
22位: Stripe (米国・50億ドル・5653億円・2010年創業)
- 主な投資家:Khosla Ventures, Lowercase Capital, Redpoint Ventures
- Stripeに関する話題
開発者向け決済プラットフォームのStripeがきました。最近の話題では採用の方法でチームごと登用する手法が注目されてました。日本ではウェブペイやPAY.JPなどが似たプレーヤーです。
23位: Olacabs (インド・50億ドル・5653億円・2010年12月創業)
- 主な投資家:Accel Partners, Matrix Partners, Sequoia Capital
- Olaに関する話題
インド版のUberがOlaです。中国版UberのDidi Kuaidiと並んでユニコーン入りしているのは大変興味深い事象ですね。伸びてるサービスのコピーキャット、タイムマシン戦略というのは改めて正しいことがよく分かります。
24位: Coupang (韓国・50億ドル・5653億円・2009年1月創業)
- 主な投資家:Sequoia Capital, Founder Collective, Wellington Management
- Coupangに関する話題
韓国のソーシャルコマース大手で、ちょうど1年前のソフトバンクによる10億ドル(約1130億円)の資金調達が話題になりました。
これにより、Coupang は過去1年間で14億ドルの資金調達したことになり、グローバルEコマース企業としての成長可能性を韓国内外から認められたことになる。
25位: Zenefits (米国・45億ドル・5088億円・2013年6月創業)
- 主な投資家:SV Angel, Institutional Venture Partners, Venrock
- Zenefitsに関する話題
人事関連のバックオフィスサービスZenefitsもここ数年の成長著しいスタートアップ組です。
2013年6月にサービスを開始したZenefitsは、中小企業の人事の救世主。給与から保険に至るまでを人事が簡単に管理できるソフトウェアを提供してる。その競合とZenefitsの最大の違いは、企業に対してはそのプラットフォームを無料で提供し、その代わりに保険会社からコミッションを得る形でマネタイズしていること。
ただ、最近はレイオフの話もでています。
創業2年で一気にユニコーンまで駆け上った急成長スタートアップのZenefitsが、営業部門を中心に従業員の17%にあたる250人をレイオフすると発表しました。無料の人事ERPを提供する代わりに保険販売でマネタイズし急成長していたZenefitsですが、レイオフには保険販売のライセンス違反が指摘されています。
26位: Magic Leap (米国・45億ドル・5088億円・2011年創業)
- 主な投資家:Obvious Ventures, Qualcomm Ventures, Andreessen Horowitz
- Magic Leapに関する話題
VR・AR方面に注目している人であればほぼ全員知ってると言っても過言じゃない注目企業がこのMagic Leapです。
これまでに調達している金額が公表されている情報で5億9200万ドルでしたので、今回報じられている8億2700万ドルと合わせると、約14億1900万ドルになり、この分野では他の追随を許さぬどころか、他ってあったっけ?状態になっております。因みにまだ完全クローズというわけではないようです。
VR・AR関連に興味ある方はこちらの記事もチェックしてみてください。
27位: Ele.me (餓了麼・中国・45億ドル・5088億円・2009年1月創業)
- 主な投資家:Sequoia Capital China, GSR Ventures, Horizons Ventures
- Ele.me (餓了麼)に関する話題
中国フードデリバリー最大で、Alibabaが12.5億ドル(約1413億円)の出資を受けたことで話題になっていました。
Alibaba(阿里巴巴)が中国のフードデリバリ最大手Ele.me(餓了麼)に資本参加、12.5億ドルで27.7%の株式を取得へ
Alibaba Group Holding(阿里巴巴集団控股)は、中国のオンライン・フードデリバリ Ele.me(餓了麼)に12.5億ドルを出資することで合意したと、中国のビジネス金融メディア Caixin(財新)が今日(原文掲載日:12月25日)伝えた。
28位: Ucar Group (中国・41.8億ドル・4726億円・—創業)
- 主な投資家:Legend Capital, Warburg Pincus
中国版Uberといえば、Didi Kuaidiがダントツなのですが、その次を追うのがこちらUcarです。DidiやUberと違うのは独自の車両を使う点だそうなのですが、もしかしてそれってタクシーのことなんじゃないかなと思いつつ、あまり情報がないので詳しいことが分かったら追記しておきます。
参考:Didi Kuaidi slaps down Uber, claims 83% of China’s private car-hailing market
29位: Cloudera (米国・41.3億ドル・4669億円・2008年10月創業)
- 主な投資家:Greylock Partners, Ignition Partners, Google Ventures
B2Cサービスの資金調達や大型買収の話題が目立っていますが、エンタープライズ領域もこの市況化で盛り上がりを見せています。Crunchbaseから集計したエンタープライズへの投資は2014年上半期で54億ドルに到達しており、これは2013年の累計金額とほぼ同額で昨年比2倍のペース。最も大きな調達を実施したのはHadoopベースのサービスを提供するClouderaの10.6億ドルとなっています。
30位: Yello Mobile (韓国・40億ドル・4523億円・2012年8月創業)
- 主な投資家:Andreessen Horowitz, Bessemer Venture Partners, Firstmark Capital
- Yello Mobileに関する話題
韓国拠点のモバイル関連企業Yello Mobileはサービスプロバイダというよりインキュベーターや投資会社としての側面の方が強い印象です。
現在ではスタートアップ35社を育成する Yello Mobile(옐로모바일)が、7,800万ドルを調達して初のスタートアップ買収をしてからまだ3年しか経っていないが、彼らのビジネスは毎月150万ドルを生み出す黒字に転じ、来年にはIPOを予定している。本稿は、今年アジアで最もエキサイティングなスタートアップの話になるだろう。
2月にはSBIホールディングスから大型調達も。
複数のモバイルスタートアップを傘下に擁する Yello Mobile(옐로모바일)は、日本のインターネット総合金融グループである SBIホールディングス(東証:8473)から3,000万ドルを調達したことを17日明らかにした。
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