ユニコーン(評価額10億ドル・約1130億円以上企業)世界ランキングまとめ(2016年5月時点)

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Unicorn Crossing / rumpleteaser

いわゆる未公開企業の評価額については様々な見方があるので、必ずしもこのランキングがそのままイコール「その企業のすごい順番」にはならないですが、それでも大きな参考値であることは間違いありません。

ランキングを公表しているのはCB InsightsWSJで、共に公表されている情報からのリストなので違いはないはずなのですが、CBIの方が161社、WSJが145社と微妙な差異があるのが興味深いところです。

ともあれ、トップ50社ぐらいまでは知っておいたほうがいいだろうということで、CBIの方を参考にTHE BRIDGEの関連記事をまとめてみました。創業期についてはCBを参照してます。(継続更新中・まずはトップ10から、日本円は1ドル113円で算出)

1位:Uber(米国・510億ドル・5兆7668億円・2009年3月創業)

  • 主な投資家:Lowercase Capital, Benchmark Capital, Google Ventures
  • Uber関連記事

「◉◉版Uber」を多数生み出したオンデマンド・シェアリング経済のお手本、Uberがやはり評価額で頭一つ抜けてます。公表されていない情報として625億ドル評価という情報もありましたが、今の興味はすでにいつになったらIPOするんだという話と、保険や税金などのトラブル関連が多いです。

Uberが評価額625億ドルで、21億ドルの資金調達を計画【報道】

今回のラウンドに参加する投資家には T. Rowe Price と Tiger Global が含まれると報道は伝えている。ピッチにおいては、Uber は総収益は100億ドルになる見込みであると投資家に伝えたと Bloomberg は報じている。

2位:Xiaomi(中国・460億ドル・5兆2014億円・2010年4月創業)

Xiaomiが登場した頃はありふれたチャイナクローン企業のひとつぐらいに思っていたんですが大きな間違いでしたね。丁度、彼らの評価額が10億ドル超えたあたりの記事を読み返すとなかなかの成長速度が伺えて味わい深いです。

莫大な収益を生む「Xiaomi(小米)」は10億ドル規模の企業だ

最近の評価はもっぱらスマートフォン製造メーカーというより、様々なデバイスから取れるデータを使った総合インターネット企業、という雰囲気です。

中国が生んだユニコーン筆頭、Xiaomi(小米)が創り出す宇宙(インフォグラフィック)

さらにここには「Mi エコシステム」という、フィットネストラッカーやスピーカー、などなどといった各種デバイスも存在している。このエコシステム製品たちは社内外への投資活動の結果であり、幾つかのものについてはXiaomiの出資によってインキュベーションされたものも含まれている。

3位:Airbnb(米国・ 255億ドル・2兆8834億円・2008年8月創業)

  • 主な投資家:General Catalyst Partners, Andreessen Horowitz, ENIAC Ventures
  • Airbnb関連記事

Uberと並んでシェアリング経済を生み出したAirbnbも、初期の頃は利用ユーザーが部屋を壊したりしてトラブルになるなど「これはすぐになくなるだろうな〜ヤバいな〜」ぐらいに思ってました。

Airbnbホストとセックスしたゲストたちのお話

また後半には実際の事件などについても調べており、とある怖い思いをした利用ユーザーの声を掲載しています。該当箇所を要約すると、ロンドン在住のスージー・アネッサさんは、パリの友人を訪ねてAirbnbを使った際、その部屋のホストが変な人でどうも借りた部屋に居座ってしまった様子。

しかし気がつけば2015年売上は9億ドル(この報道時点で見込み)ということですので改めて自分の見る目がないのを痛感いたします。

【報道】Airbnbが1億ドルを調達、2015年の売上予測は9億ドルに

4位:Palantir Technologies(米国・ 200億ドル・2兆2615億円・2004年創業)

  • 主な投資家:Big Data RRE Ventures, Founders Fund, In-Q-Tel

Palantir Technologiesはこの手のリストで上位に入りながら、やってることがデータ解析ということであまり目立たないスタートアップです。B2B方面やビッグデータ銘柄が好きな方には「知ってて当然だろう」的存在。

人材獲得に力をいれはじめたSlack、データ解析のPalantirや元Facebookメンバーをエグゼクティブクラスに登用

Palantirといえば、FBIやCIA、米国防省、NY警察などをクライアントに抱える秘密主義のビックデータ解析を主としているベンチャー。2015年夏には4億5千万ドルの資金調達を行い、データマイニング・ソフトウェアとして業界でも注目されている企業です

しかしながらTBでは記事少ないです。

5位:China Internet Plus Holding(中国・180億ドル・2兆353億円・2015年10月創業)

  • 主な投資家;DST Global, Trustbridge Partners, Capital Today

Xiaomi(小米)が中国ユニコーン筆頭であることは知ってるけど、その次の中国企業となるとあまり知らないかもしれません。しかも創業が昨年末で、そんな急成長してるスタートアップあったっけと。

中国のMeituan(美団)とDianping(大衆点評)が合併し巨大O2Oを設立——時価総額は150~170億米ドル

それもそのはず、共同購入サイトMeituan(美団)とDianping(大衆点評)の合併した企業なんですね。

グループ購入の2大プロバイダーで、それぞれ中国のGroupon、Yelpと言われる Meituan(美団)と Dianping(大衆点評)は折半投資のジョイントベンチャー設立で合意した。両社及びそれぞれの投資家の声明によると、その時価総額は150~170億米ドルだという。

2016年に入って史上最大規模(これは後に塗り替えられます)の調達を実施してこの評価額に到達しました。

中国のO2O大手Meituan-Dianping(美団-大衆点評)連合が33億ドルを調達——非上場で世界最大規模

史上最大規模となる資金調達の噂を報じた中国メディアの報道に応える形で、中国の共同購入サイト大手「Meituan-Dianping(美団ー大衆点評)」の代表は Tech in Asia に33億ドルを調達したことを認めた。テック業界において、これまでの非上場企業による調達としては最高金額となる。

6位:Snapchat(米国・ 160億ドル・1兆8092億円・2011年5月創業)

  • 主な投資家:Benchmark Capital, General Catalyst Partners, Lightspeed Venture Partners
  • Snapchat関連記事

Snapchatについては先日まとめましたのでこちらを参考くださいませ。

日本でも話題になりつつあるSnapchatのここがすごい

7位:WeWork(米国・ 160億ドル・1兆8092億円・2011年2月創業)

  • 主な投資家:T. Rowe Price, Benchmark Capital, Wellington Management
  • WeWork関連記事

ビルをリノベーションしてコワーキングスペースに変える不動産事業で急成長したのがWeWorkです。やはり場所貸しということもあってその他のネット系スタートアップよりは財務方面でキャッシュアウトも大きく、疑問視してる人もいるみたいです。

オフィスシェアの「WeWork」が4.3億ドルを調達、評価額は160億ドルに

2015年夏には黒字化したWeWorkですが、そのビジネスモデルの持続可能性を疑問視する声や、財務諸表がその評価額の高さを裏付けていないとし、テクノロジーバブルの一部に過ぎないと懐疑的な見方もあるようです。

WeWorkは、現在、世界23都市にまたいで80箇所のコワーキングスペースを運営。スタートアップから「American Express」のような大企業に至るまで50,000を超えるクライアントを抱えています。個人利用者も45ドルから利用可能ですが、45ドルのプランでは1日だけ利用できます。

8位:Flipkart(インド・150億ドル・1兆6961億円・2007年9月創業)

インドの急成長ぶりは経済成長、人口増加に加えて、世界各国の多国籍企業で活躍したインド系エンジニアの存在があるとよく言われます。また、インフラが整う前段階ということもあって、コマースや決済、情報サービスなど基本的な分野のサービスがぐいぐい伸びています。

そんなインドやFlipkartについては少し古い(約2年前)ですが、こちらの記事がおすすめです。

白熱するインドのEC業界の戦いと、知っておくべき8つの主要プレイヤーとは?

Flipkartは現在1,8000万人もの顧客をかかえ、1日あたりの注文数が10万点を超える。昨年の年間流通総額は1billion(約1000億円)の大台に達し、上場前にも関わらず累計調達額は$750million(約750億円)とインドのITベンチャー界では知らぬものはいない存在だ。

ただ最近は評価額の高騰に歯止めをかけるような情報も出回りつつあります。

ユニコーンの失速:インドのコマース、Flipkartが評価額を150億ドルから110億ドルに下げる

この手のリークものでおなじみのThe Informationがモルガンスタンレーの開示情報から報じたもので、モルガンスタンレーが評価を下げたのはFlipkartだけではなく、ビッグデータ関連のスタートアップ、Palantir Technologies(32%下落)や、Dropbox(25%下落)もまた評価を落としているとのこと。

9位:Didi Chuxing/kuaidi(中国・150億ドル・1兆6961億円・2012年9月創業)

中国版UberといえばDidi Kuaidi(嘀嘀快的)で、2016年1月記事によれば評価額165億ドルという情報もあるみたいです。

20億米ドルを調達したUber中国——しかし、その評価額はDidi Kuaidi(嘀嘀快的)の半分にも及ばず

中国本土における Uber の最大の競合Didi Kuaidi(嘀嘀快的)の評価額は9月時点でおよそ165億米ドルと推定されていた。そして、Didi Kuaidi の優位を決定付ける昨日のレポートを受け、同社が「モバイルベースで世界最大の配車サービスプラットフォーム」であることは間違いなく、その成長が減速する気配は当分見えそうにない。

Didi Kuaidi(嘀嘀快的)が中国金融大手の招商銀行と提携、カードや自動車ローンなどを提供へ

Didi は2億5,000万人のユーザと600万人のドライバーを誇り、もし CMB が同行のカードを使用してくれる相当数のユーザとDidi Kuaidi で新車の購入をしてくれる相当数のドライバーを獲得すれば、かなりの利益を手にすることができるだろう。

ユーザー規模が日本人全人口の2倍とか、さすが中国です。

10位:SpaceX(米国・ 120億ドル・1兆3569億円・2002年6月創業)

  • 主な投資家:Founders Fund, Draper Fisher Jurvetson, Rothenberg Ventures
  • SpaceX関連記事

宇宙に行けるなんて、どこかの国の研究とかテレビの向こう側の話だと思っていましたが、このイーロン・マスクという起業家が手がけるとまるで魔法のように身近に感じるから不思議です。

個人的に気が付いたのはこのSpaceX、創業は2002年なんですね。当たり前ですけどネット系企業より時間はかかりますが、それでも15年ほどで宇宙にいけるロケットを作れるのだから人間ってすごいです。

スタートアップを成功へ導く名言集

そしてSpaceXとTesla MotorsのCEOであるElon Musk氏は、「もし今 取り組んでいるなかで失敗した経験がないのなら、それはイノベーションが足りていない証拠だ」と語り、失敗に挑み続ける姿勢の大切さを伝えています。

 

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