エンジニアのポートフォリオ公開ポータルサイト「Forkwell」が大幅リニューアル、コード解析ロボットやオンラインプロフィール機能を追加

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エンジニアの転職支援サービスを提供する grooves(グルーヴス)は、エンジニアが自身のスキルセットや開発してきたポートフォリオを公開できるポータルサイト「Forkwell」を提供している。同社は19日、Forkwell 内のポートフォリオサービス「Forkwell Portfolio」をリニューアルし、新機能「コード解析ロボット」や「オンラインプロフィール」を追加した。

これらの機能のリリースにより、Forkwell のユーザはキャリアや経験など GitHub 連携で生成できる職務経歴だけでなく、登壇や執筆などのアウトプット、社外での活動などエンジニアとしての包括的な価値を一括管理でき、それらを公開することができるようになる。これは Forkwell にとっては、2013年6月以来の大幅リニューアルとなる。

左から:Forkwell プロダクトマネージャーの谷内祐太氏、事業部長の赤川朗氏
Image credit: Masaru Ikeda

grooves 執行役員で Forkwell 事業部長の赤川朗氏は、このタイミングでリニューアルした理由について、次のように語った。

Forkwell を作って6〜7年、正直なところ、エンジニアにいかにいい転職をしてもらえるかということを考え、リソースを割いてきた。しかし、他社サービスも現れてくる中で、それだけでは差別化要素にならない。スカウトする側の企業より、スカウトされる側のエンジニアの意見に耳を傾け、今回機能を追加した。

Forkwell が成長のティッピングポイントを迎えるきっかけとなったのは、2016年11月にリリースしたスカウトサービスだ。企業はこの機能を使って、エンジニア一人一人に対して、ダイレクトリクルーティングが行える。この種のサービスにありがちな、条件で絞り込んだグループへのメッセージ一括配信の機能は敢えて実装せず、される側のエンジニアの視点から機能改善を続けたところ、YoY(前年比ベース)でユーザ数が2倍の成長を見せることとなった。

コードロボット機能
Image credit: grooves

今回実装された機能の中で特に興味深いのは「コード解析ロボット」だ。GitHub 上の自身のアカウントと連携させると、コミットログを参照し、どのような頻度でどのようなコーディング習慣を持ったエンジニアが評価される。

コードの著作権や業務案件上のコードが GitHub に格納されていることも考慮して、今のところ、コードそのものをインポートして内容を評価しているわけではない。将来的には、このロボットをさらに高度化することで、「エンジニアが転職する際に、わざわざ職務経歴書を用意する必要がないところまで持っていきたい(赤川氏)」としている。

事業責任者として今後も YoY で2倍の成長を続けると、社長にはコミットしている。しかし、Forkwell を通じての転職者数を KPI にはしていない。企業はよいエンジニアを雇いたいと考えているが、そのためには、よいエンジニアに Forkwell を選んでもらわないといけない。エンジニアファーストなやり方でないと、伸びていかないと考えている。(赤川氏)

この話を我が身に転じてみると、THE BRIDGE がユニークユーザ数(UU)やページビュー(PV)を KPI にしていないことにも似ている。もっともそういう時期もあったが、一定の成長を経て次なるフェイズに入ったとき、別の KPI が必要になるわけだ。転職支援サービスの世界も、言うまでもなく取り扱った転職者数と紹介手数料の単純な掛け算では、成立しなくなりつつあるようだ。

Forkwell のコード分析レポート機能
Image credit: grooves
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