転職支援プラットフォーム「Crowd Agent(クラウドエージェント)」などを展開する grooves は1日、人材調達支援のみらいワークス(東証:6563)と合弁で新会社スキルシフトを設立したと発表した。grooves は2017年11月に地方企業と都市部の出身者を繋ぐプラットフォーム「Skill Shift」を発表しており、これを事業として独立させスピンオフを図ったものとみられる。
東証の適宜開示情報によれば、みらいワークスと grooves との出資比率は80.1%対19.9%。新会社スキルシフトの代表には、みらいワークス代表の岡本祥治氏が就任する。grooves はスキルシフトの株式を保持しながらも、事実上、grooves からみらいワークスへの Skill Shift 事業の譲渡となる。みらいワークスの事業譲受価格は1,100万円で、みらいワークスからスキルシフトへの出資額は1,600万円。
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grooves は2017年、岩手銀行や八幡平市と実施した実証実験を皮切りに、全国29の市町村で副業人材の募集を実施してきた。掲載求人への応募率は100%に達しているという。現在は信用金庫と協力した代理店モデル、大企業での副業促進支援モデルを開発している。
grooves はこれまで、地方銀行や地方銀行の関連会社と提携・連携し、地方創生や事業承継をテーマに人材を供給する事業を展開してきた。最近では、地方の金融機関と地方のスタートアップのネットワーク醸成を意図して、「grooves glocal meetup」を開催している。
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