学費約500万円の「WeWork小学校」が閉鎖へ

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Image Credit : Wegrow

ピックアップWeWork to Shutter Its Private Elementary School After Current School Year

ニュースサマリー:コワーキング・スペースWeWorkを運営する「The We Company」は、教育部門「WeGrow」が保有する小学校事業を現在の学年が終了し次第閉鎖すると発表した。

同小学校は、2019〜2020年まで運営され続ける予定。WeGrowは本決定について生徒とその家族に対してもすでに通知済みで、現在はその閉鎖の流れについて家族や関係者と議論を行なっている。

話題のポイント2018年にニューヨークでオープンした当スクールは“起業家精神を持った学校”として称され、WeWorkの共同創業者であり元CEOアダム・ニューマンの妻であるレベッカ・ニューマンによって創業された事業です。

当スクールプログラムには既存の基礎科目の他に、アートやマインドフルネス、ヨガ、農業など、クリエイティブ要素を重視した様々なカリキュラムが含まれているため、年間約500万円と高額な学費を設定していました。ちなみにInstagramを見ると、そのイメージをより具体的に知ることができます。

しかし結果的にニューヨークにある1校目の他に拡大することはなく、幕を閉じる形となってしまいました。WeGrowの生みの親であったレベッカ・ニューマン氏は、夫であるアダム・ニューマン氏と共に同社を辞任しています。

自明ではありますが、閉鎖の原因は同社のコワーキング事業の再建にリソースを集中するため。現在、WeWorkは経営幹部刷新や2,000名を超える従業員の大量解雇をしながら、Softbankから5,000億円規模の支援を受ける予定で再建に向け動き出しています。

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