REVIVO Biosystems は美容と製薬の研究所が化学薬品や材料、配合処方の安全性や効能を、より信頼度が高く効率的なやり方で、動物を使わずにテストすることができるよう手助けをする、斬新なプラットフォームや方法を開発している。「チップ上に載った内臓器官」とも言うべき彼らの製品は、培養のための組織片や 3D あ細胞を自動化試験と連携するための斬新な微小流体デバイスが根幹になっている。同社は動物を使わない高度な臨床関連のすべての研究を可能にし、生体材料の消費を10~100倍削減し、専門的な人手を10倍削減している。同社の顧客は研究組織、研究所、材料提供業者、製薬会社や美容メーカーである。
2年前には No Maps に先んじてバイクシェアリングの Mobike(摩拜単車)が札幌に進出したが、広大な土地に人が住む北海道においては交通が大きな課題であることから、MaaS(mobility as a service)は常にホットなバーティカルと言えるだろう。今回は e スクーター勢を代表して、国内からは LUUP、海外からはデジタルガレージが日本進出を支援する Lime がプレス向け試乗会を開催した。
筆者は今年の SXSW の際にオースティン市内で e スクーターを多用したが、e スクーターは小型であるため動力も非力なので、登り坂に弱いのが欠点。札幌市内は平地が多いのでその点の問題がないが、e スクーターが本領を発揮するのは、むしろ、ラストワンマイルアクセスに乏しい北海道の地方都市かもしれない。
No Maps では例年、産業技術総合開発機構(NEDO)が「Dream Pitch with 起業家万博」を開催している。北海道を中心にスタートアップ12チームが登壇したが、技術やビジネスモデルが評価され表彰を受けたスタートアップ8チームを紹介しておきたい。
RESA が開発する「満室ナビ」は、公開されている賃貸不動産の情報、設備要件などを収集し、不動産オーナーが市中の満室物件と設備や条件を比較できるサービスだ。入居者ニーズをとらえ、各設備の保有率などを把握することで、空室に悩む不動産オーナーがどういう対策を施せば、借りたい人を増やせるのか、家賃を上げても貸せるのかなどがわかる。昨年の Open Network Lab にはライトブレインとして採択、今年1月に RESA に満室ナビの事業が引き継がれた。
チーム:LINAS【No Maps賞】
チーム:LINAS は、組み込み型マイコン「Arduino」のための AI アクセラレータ「FPGA2I シールド」を開発。AI が活用される多くのシーンにおいては、データをセンサーなどで取り込み、それをアップロードしてクラウドやサーバで AI を運用しているケースが多い。より簡単かつ安価に AI 運用するにはエッジ(センサーが置かれている現場)で動作させることが望ましいが、それに適した AI アクセラレータが存在しなかった。Arduino に対応させることで、プログラミングの知識がある人なら操作もしやすい。
ピックアップ:Remote-controlled scooters are coming, and Tortoise is (slowly) leading the charge ニュースサマリー:10月11日、カリフォルニア州サンフランシスコにおいて新たに3つの電動スクーターに対しパイロットプログラムの運用許可が下りたことが公表された。認可が下りたのはUber運営の「JUMP」、「Lime」、F…
ピックアップ記事: Why Some Platforms Thrive and Others Don’t 最近、SNSで「起業家が投資家へ事業戦略をピッチする際、答えるべき型がある」というやり取りをしばしば目にするようになりました。結論から言うと「ネットワークエフェクト」「規模のメリット」「ブランド」「高いスイッチコスト」の4つが答えになります。サービスが成長するために、何を武器に戦っていくかはこ…