もう一つの世界「Facebook Horizon」:世界初のメタバース誕生へ(1/6)

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Facebook Horizonの「The Plaza」/Image Credit: Facebook

メタバース(metaverse)をめぐる興奮が高まっているのは、それがもはやSFの単なるアイデアではないからだ。クローズドベータテスト中の「Facebook Horizon」は、ユーザーが生成したバーチャルリアリティの世界を作るための第一歩になるかもしれない。

メタバースとは「Snow Crash」や「レディ・プレイヤー・ワン」などの小説に登場する、すべてが相互につながっている仮想世界のことだ。Facebookは、仮想現実の中でHorizonを構築しており、人々は他の友人と一緒に仮想空間に没入し、ゲームのように自分の社会空間を作ることができる。

本誌・GamesBeatでは、来年の1月27日にメタバースに関する独自のカンファレンスを開催する予定だ。それを控えて私はFacebook Horizonの45分間のデモをプレイしてみたのだが非常に興味深い内容だった。Facebookは先日開催されたFacebook Connectイベントで300ドルのOculus Quest 2 VRヘッドセットをデビューさせ、それと共に基調講演としてHorizonの新たなデモを披露した。

私はまたFacebook Reality Labs Experiencesのプロダクトマーケティング責任者であるMeaghan Fitzgerald氏とプロダクトマネジメントディレクターのAri Grant氏にも話を聞いた。 インタビューの中でFitzgerald氏は、人によって様々な意味を持つ「メタバース」の共通の定義がないことを的確に指摘した。

「私たちはVRにおけるソーシャルインタラクションをより促進する機会と捉えています。これによりVRにおけるソーシャルエンゲージメントをより深く豊かなものにし、人々がつながりを持つための友人ネットワーク構築を助けるものになると考えているのです。FacebookはVRプラットフォームのトップゲームに対抗しようとしているわけでもなく、VR映画館のようなものになろうとしているわけでもありません。Facebook Horizonは、恐らく4~8人のグループで集まって楽しむ場所になると思います」。

一方、Grant氏はメタバースについてこう語る。

「メタバースをロールシャッハテストに例えて言うのが好きです。Horizonにやって来て自分の趣味や活動に興味を持っている人を見つけることができるでしょうか?自分に関係のある人や活動のバーチャル空間をナビゲートできる場所を作ることが私たちの目的であり、一人一人にとって意味のある体験を構築したいと考えています」。

ということで、こちらにインタビューの全編をお送りしたい。

Facebook Connectに出演中のFacebook Horizon、Meaghan Fitzgeraldさん/Image Credit: Facebook

GamesBeat:Horizonの現状について教えてください

Ari Grant: Horizonにはすでに脱出部屋のパズルワールドや障害物コースのアドベンチャーワールドのような見せられるものが多数存在しています。ハングアウトスペースもありますし、昨日は、低重力の巨大なボールピットに入って、あちこちでボールをぶつけていました。いろんな体験ができますよ。

Horizonは、究極的にはコミュニティのためのプロダクトだと考えています。アクティビティを利用して、共通の関心事や体験したいこと、一緒にやりたいことを持った人たちを集めることができます。例えばレーザータグを使って大勢の人が集まったり、礼拝所に大勢の人が集まったりすることができます。私たちはこれをFacebookのグループのように見ていますが、その中に入って興味あることができるイメージですね。私たちは「新しい思い出を作るソーシャルネットワーク」だと考えています。既存のソーシャルネットワークではなかなかできないことですよね。

私たちはこれをベータ版としてより多くの人に参加してもらおうとしているところです。参加した方々が何を作りたいのかを学び、 人々が作りたいと思っている様々なタイプの没入型コミュニティを可能にする機能や拡張を始められることにワクワクしています。

GamesBeat:どういった類の範囲があるのでしょうか?また、Horizonの話が出てからしばらく経ちますが、どのくらいの規模のプロジェクトになるのか、Oculus Venuesのようなものと比較していただけますか?もっと規模が大きくなりそうですね。

Meaghan Fitzgerald: 去年のConnectで発表したのですが、ユーザーからのフィードバックを得るために、特に世界構築ツールを中心に作業を始めました。Ariが話していたようなコミュニティスペースを作りたいと思っている人たちからのフィードバックを得ることに重点を置いていたんです。

その規模の大きさや範囲について言えば、ソーシャルのエコシステム全体で多くの成長の可能性があると考えています。私たちはVenuesのベータ版を運営していてここも成長しています。しかし、Horizonの範囲という点では、ワールドビルダーを使って自分たちのたまり場やミニゲーム、パズルを作成して、自分たちで世界を広げていくことができるのが特徴です。私たちが作るものに制限されているわけではありません。コミュニティが形成され、みんなで集まって、一緒に空間を探索することができるのです。(次につづく

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】