拡大するライブゲーム視聴時間、主要プラットフォームで17%増加、5億時間を達成

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Twitch is growing, but so is YouTube Gaming, Facebook Gaming, and Mixer.
Image Credit: Twitch

ライブストリーミングサイトでビデオゲームを視聴する時間は増え続けている。 1月、その数は「Twitch」「YouTube Gaming」「Facebook Gaming」「Mixer」で4億9,900万時間に達した。業界動向を追いかける「Arsenal」と「StreamElements」によると、これは2019年1月の3億4,200万から17%増加しているという。

こうした着実で著しい成長は、MicrosoftAmazonGoogle、およびFacebookが市場シェアを獲得しようと懸命に戦っていることが背景として挙げられる。各企業は、独占コンテンツとクリエイターをプラットフォームに持ち込むための取引を行っている。

これには、GoogleがActivisionと契約して、オーバーウォッチリーグとCall of DutyリーグをYouTubeゲームで独占的にホストすることが含まれる。約5億にも及ぶ視聴時間を制するには、データ収集の観点などからも時間がかかるため、こうした企業はこれからも戦い続けることだろう。

「1年前と比較した1月の視聴時間における17%の増加を見ると、ライブストリーミングがゲーム業界の強力な一翼になるための成長軌道を維持していることは明らかです。 一部のプラットフォームは他のプラットフォームよりも速く成長しているのと同時に、市場のサイズが大きくなることで、十分な市場シェアを各企業は確保するでしょう」(StreamElementsのCEO Doron Nir氏)。

ライブストリーミングサービスは、成長市場の市場シェアをさらに獲得するために戦うだろう

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Above: Each platform saw more viewer hours in January 2020 than January 2019.
Image Credit: StreamElements/Arsenal

1月、全てのライブストリーミングプラットフォームが前年比で成長。ただし、Mixerの成長は比較的緩やかであった。一方、Facebook Gamingは340%増加している。

しかし、この市場の全プレイヤーが前年比で上昇しているにもかかわらず、競争は激化。ライブゲームコンテンツの視聴により多くの時間を費やす人が増えるにつれて、プラットフォームサービスは勝つための動きを見せている。 Nir氏によれば、これは従来のストリーミングコンテンツで起こっていることとよく似ていると指摘する。

「これはNetflix、HBO、Prime Video、HULU、Disney +などのストリーミングメディア企業に見られる動きを反映しており、現在では誰が最高のコンテンツを持っているかを示しています。 クリエイターの観点から見ると、収益、コミュニティ、そしてファンを惹きつけ、チャンネルを収益化するための最良のツールが重要になります」(前述のNir氏)。

Twitch、YouTube Gaming、Facebook Gaming、Mixerがシェア拡大のためにクリエイターやコンテンツ企業と取引を続けることが予想できるだろう。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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