自転車シェアに失敗した「Ofo(小黄車)」がEコマース事業開始、苦しい本業から移行中?

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Screenshot of Ofo’s new app from Apple’s China app store. (Image credit: TechNode)

問題を起こしている中国の自転車レンタルスタートアップ「Ofo(小黄車)」は最近、キャッシュバックと割引の提供に加え、Eコマース機能を備えたアプリの新しいアップデートをリリースしたと、中国のメディアが報じた

重視すべき理由:同社はレンタル自転車事業の失敗から立て直すため、Eコマース事業進出を加速させている模様。ただ、多くの中国人ユーザーは納得していないままであり、ユーザーを騙したまままでいると非難されている。

  • Ofoは、中国の自転車レンタルバブルが破裂し始めた2018年後半から批判を浴び続けている。昨年に報じられた破産に関する噂があるにも関わらず、同社は平然と、「正常に運営されている」と主張しているためだ。
  • Ofoは昨年、Eコマース事業への進出を計画し始めた。中国のメディアによると、2019年2月にはキャッシュバック機能のテストを開始。11月、同社はユーザーがお金を使って預金を取り戻すことができる機能を開始した。

詳細:1月最終週、Ofoはアプリ4.0バージョンをリリースした。このバージョンには、Eコマース機能と、ライフスタイルプラットフォームやショッピングアプリに似たホームページデザインが実装されている。

  • AppleのApp Storeでは、アプリの名前が「Ofo bike-sharing — キャッシュバックサービス、買い物中のお金の節約」に更新されている。なお、未だ自転車のレンタルサービスは存在する。
  • 同社によれば、今回のアップデートは「デポジットなしの自転車レンタルサービス」、「キャッシュバックおよび割引などのEコマースサービスの提供」、「ユーザーがその場でデポジットを引き出せるサービス」、「友人を招待したユーザーに報酬を提供する」、4つの分野に焦点を当てているプラットフォームとなったとのこと。
  • Ofoの新しいアップデートには、中国人ユーザー(主にネット民)からの反発があった。彼らはOfoを虚偽の広告とユーザーに対しての詐欺行為で告発している。ユーザーはアプリのレビューセクションに次のように書いている。

アプリに入るとすぐに、デポジットをキャッシュバック報酬に変換するように求めるポップアップがすぐに表示されます。私の友人の多くはだまされて「同意する」をクリックし、デポジットをキャンセルしてしまったのです。

  • キャッシュバックプログラムに参加するユーザーは、デポジットをキャッシュバックリベートの形で戻すためにお金を使う必要がある。ユーザーは、JD.com(京東)、Tmall(天猫)、Taobao(淘宝)などのEコマースサイトから商品を購入し、Ofoのキャッシュバック機能を使用してEle.me(餓了麼)から食品を注文し、購入ごとにキャッシュバックを得ることができる。
  • ユーザーはリベートが預金額に達した後も引き続きキャッシュバックインセンティブを受け取ることができる。

背景:Ofoの企業評価は、最高時で30億ドルと推定されていた。しかし2018年後半、同社は財政上の問題を抱え始めた。中国のメディアは、問題を抱えた自転車レンタル事業にまだ約1,500万人分の預金額を負っており、これらの資金を返済する必要があるため、経営が行き詰まっていると報じていた。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】