
拡張現実感(AR)スマートフォン・アプリ「セカイカメラ」の発明で知られる、頓智ドットの元CEO井口尊仁氏は、SXSW 2013 で Telepathy One という、ウェアラブル・コミュニケーション・デバイスを発表した。Google Glass の競合商品になると考えられ、アメリカでは2013年のクリスマス・シーズン前に発売される見込みだ。
このデバイスは目の前にディスプレイとカメラが来るようになっていて、5インチ相当のバーチャル・スクリーンが現われる。ブルートゥースで他のデバイスと接続でき、メール受信、ソーシャルネットワークの更新確認、今見ているものを友人とシェアできる。
井口氏は2012年11月に頓智ドットを退社し、日本のスタートアップ・コミュニティの皆は、彼が次に何を作るのかを見守っていた。それがまさにこのプロダクトで、野心あふれるプロジェクトだ。彼がAR界のパイオニア的存在であることを考えれば(セカイカメラは、2008年の TechCrunch 50 のファイナリスト)、このプロダクトがどのように Google Glass を打ち負かすかが興味深い。商品の差別化という点では、Google Glass よりもよりファッショナブルで安価になるだろうと、井口氏は説明している。
彼は現在、SXSW 2013 に参加しており、このプロダクトを展示し、他の SWSW-ers に試着してもらい、フィードバックを集めている。
更新: YouTube に Telepathy One のプロモーション・ビデオがアップロードされた。以下を参照されたい。
(写真:Telepathy One の Facebook ページより)
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