TechCrunch Tokyoレポート: Telepathy井口尊仁CEOが語る、ウエアラブル・テクノロジーの未来 #tctokyo

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

TechCrunch Tokyo の最初のセッションで、Telepathy の CEO 井口尊仁氏は、First Capital Management(FCM)のチーフ・インベスト・マネージャー Kevin Landis 氏と共に登壇した。FCM が8月、Telepathyに500万ドルを出資したことは記憶に新しい。

モデレータを務めた西村賢氏は核心をついて、Telepathy One がよく比較される Google Glass について尋ねた。

Google Glass はまだ日本で発売されておらず、比べるのは難しい。しかし、我々のデバイスはコミュニケーションにフォーカスしている。人間は、コミュニケーションの生き物と言っていいだろう。そして、スマートフォンがその大部分を占めるようになった。(中略)Google Glass と同じく、電力消費が最大の課題だ。常にコミュニケーションできるようにしておく上で、この問題は我々の開発で、大きな部分を占めている。[1]

井口氏は、PRチームの要望により、プロダクトに関して話せる内容に制約があるとした上で、Telepathy One のユーザ・インタフェースを可能な限り小さなものにしたいと述べた。

これは、大きなパラダイム・シフトになるだろう。

まるで、身につけていることを忘れるような、目立たないものにしたい、と井口氏は語った。この話を受けて西村氏は、ジェスチャーを使うのかと尋ねてみたが、井口氏はしばらく間をおいて、その質問には「答えない」と述べた。

Kevin はさらに、この点が既に市場に出回っている他のウエアラブル・テクノロジーと比べ、次のように述べた。

Fitbit や Jawbone はうまくいっていて、IPO も成功するだろう。彼らは大きな市場を追いかけているが、一つだけ問題がある。自分のフィットネスをモニターしたい、改善したいと、人々が思うかどうかだ。しかし、それは単なる一問題に過ぎない。Fitbit や Jawbone は、スマートフォンを経由してユーザとユーザの間に介在する。Telepathy は、このようなプロダクトの必要を無くしてしまうかもしれない。もしそうだとしたら、Fitbit やJawbone はなくなるだろう。私にとっては、この上なく素晴らしいことだが。

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このセッションで最も興味深かったのは、井口氏が本当に Google Glass よりも安い価格で Telepathy One を市場に出せるのか、と質問を受けたときだった。井口氏は価格やリリース日については言及を避けたが、このようなデバイスを作るチャレンジや、そのチャレンジの背景について語った。

簡単なことではないが、簡単じゃないから挑戦している。矛盾しているように聞こえるかもしれないが、誰もができることなら、挑戦する意味はない。これはイノベーションではない。挑戦できて幸せだ。

iguchi-takehito-techcrunch-tokyo-280x217井口氏は、Telepathy のチームをシリコンバレーと東京で拡充していることについても語った。シリコンバレーのメンバーはソフトウェア、ユーザ・インタフェース、コア・アプリ開発に長けている。東京のチームは、コア・ハードウェア開発に特化しているということだ。

Telepathy One の発売時には、アメリカ市場から発売を開始するだろう、とも井口氏は付け加えた。

Telepathy のチームには課題が山積しているが、井口氏は頭ではなく、首にぶらさげる形で Telepathy One を着用していたのが印象的だった。


  1. 井口氏の発言は、会場での同時通訳を元にしたものであることに注意されたい。彼はこのセッションで、日本語で話した。 ↩
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