先日、DeNAのメッセージアプリ「comm(コム)」運営規模を大幅縮小についてお伝えした。この記事内では触れられていなかったが、LINE、Wechatに次いで多くのユーザ数を誇るのが韓国発のメッセージアプリ「KakaoTalk(カカオトーク)」だ。
世界230カ国で約9,800万人の利用者を持つメッセージアプリ「KakaoTalk(カカオトーク)」を提供する株式会社カカオジャパンは、PCでもコミュニケーションが可能になるKakaoTalkのPC版サービスを開始した。Windowsに対応し、現在のところMac OSには未対応。
KakaoTalkのPC版リリースについては、以前 DailySocialが報じていた。KakaoTalkのアプリがリリースされたのは、2010年3月18日。LINEは、2011年6月23日にアプリをリリースし、2012年03月07日にPC版をリリースしている。これによって大きくLINEを追い上げることにはならないだろうが、現在KakaoTalkを利用しているユーザが、KakaoTalkの利用をやめる理由をひとつなくしたといえる。
KakaoTalkが新規ユーザを獲得できそうな動きとしては、カカオジャパンが最近リリースしたスタンプラリーアプリ「Stac」の動きが興味深い。これは音声認識技術を利用し、特定の音声が流れる場所でユーザがアプリを起動するだけでスタンプラリーに参加できるというものだ。スタンプラリーに参加したユーザは、特典としてスタンプなどを獲得することができる。今はまだリリースしたばかりだが、KakaoTalkとStacの間で連動が起き、Stacが盛り上がるようならKakaoTalkを利用するきっかけが生まれることが考えられる。
LINE、Wechat、KakaoTalkなどアジアにおけるメッセージアプリの競争の様子は、こちらから記事をチェックすることができる。
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