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プライムアゲインがEast Ventures、アイモバイル、gumi venturesらから約1億円を資金調達

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自然消滅系動画共有アプリ「winker」や写真デコレーションアプリ「DecoAlbum」で知られるプライムアゲインは10日、East Ventures、アドネットワークのアイモバイル、gumi ventures、名前非開示の個人投資家から約1億円を資金調達したと発表した。調達した資金は、主に winker の追加開発に使用される。また、同社は早稲田での創業以降、この数年間にわたり六本木にある Ea…

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プライムアゲインのチームメンバー。左から2人目が CEO の阿部伸弘氏、最右が CFO/COO の小島舞子氏。

自然消滅系動画共有アプリ「winker」や写真デコレーションアプリ「DecoAlbum」で知られるプライムアゲインは10日、East Ventures、アドネットワークのアイモバイルgumi ventures、名前非開示の個人投資家から約1億円を資金調達したと発表した。調達した資金は、主に winker の追加開発に使用される。また、同社は早稲田での創業以降、この数年間にわたり六本木にある East Ventures の協働スペースで活動を続けてきたが、社員の増加に伴い、渋谷に独立したオフィススペースを開設し移転したことも明らかにした。

プライムアゲインの共同創業者で CEO の阿部伸弘氏によれば、自然消滅系写真共有アプリ Snapchat には毎日8億枚の写真が投稿されており、この数は、Facebook 上に投稿される写真数約4億枚の倍の数に匹敵する(Snapchat の写真投稿数Facebook 写真共有数には諸説あり)。Snapchat はそのインターフェイスの特徴からユーザが欧米に限られているため、日本を中心とするアジアには、自然消滅系の動画や写真の共有アプリに大きな可能性があると確信している。

winker をローンチしてからのこの一年、ひたすらユーザヒアリング、機能追加、大学のサークルなどを通じてユーザを拡げるという活動を繰り返してきました。自然消滅系の共有アプリの人気は欧米では今も続いており、これとは対照的に日本ではまだ十分に広まっていません。

Snapchat や Path Talk の動向を見ていると、ソーシャルネットワークは会話のきっかけづくりとして、もっと気楽に、ライトなやりとりを行うものへと、そして、アクティブ率の高いものになっていくと思います。今後、スマートウォッチへの対応などもやっていきたいと思います。(阿部氏)

今後1ヶ月以内を目処に、プライムアゲインでは winker のデザインを変更、よりアジアで受け入れられやすいインターフェイスに改善したいとしている。

インドネシアのユーザベースを獲得すべく、韓国の Daum Kakao が Path を買収したのは記憶に新しい。Facebook が情報共有のインフラとして定着する一方で、コミュニケーションの新しい形を標榜して、さまざまなソーシャルネットワークの可能性があるだろう。スマートウォッチという情報の入力手法に一定の制約がある分野においても、Nain に代表されるような新しいSNSのエコシステムが形成されることが予想される。

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「他の会社に行っていた意味を証明したい」ーー隠れたキーマンを調べるお・ベーシック有賀氏インタビュー

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。 2004年に創業し、Webマーケティングポータル「ferret」などで知られているベーシック。最近ではゲーム特化CPI広告「GAME FEAT」やゲームアプリ「マッチ…

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

2004年に創業し、Webマーケティングポータル「ferret」などで知られているベーシック。最近ではゲーム特化CPI広告「GAME FEAT」やゲームアプリ「マッチに火をつけろ」などスマホアプリ領域のサービスを拡大しています。その中心人物がベーシック取締役の有賀之和氏。今日はその有賀氏に話を伺ってきました。

大柴:今日はベーシック取締役、フルセイル代表取締役の有賀さんにお話を伺いたいと思います。初めまして。よろしくお願いします!

有賀:よろしくお願いします。

大柴:有賀さんはベーシックにいつ入社されたのですか?

有賀:2011年7月です。実は以前にもベーシックで働いておりまして・・・2008年12月から1年4カ月ほど在籍していました。その後、楽天に転職し、再び復帰という形で2011年7月にベーシックに戻ってきました。

大柴:そうなんですね!それではその辺も含めて有賀さんの経歴を伺いたいと思います。

有賀:はい。新卒ではアスキーに入社しました。就職活動のタイミングで骨折しまして。骨折が癒えた頃には各社の選考が終わってしまっていて・・・。焦って悶々としているその頃に「100台のコンピュータ」という本を読んだんです。とても感銘を受けまして、インターネットに興味を持ち、ネット系企業を受けてみようと思いました。

大柴:ほうほう。

有賀:ゼミの友達がネット系企業に就職が決まったんです。その友達がデジハリに通っていたので、自分も通うことにしました。そんなことをしている時に偶然アスキーが求人を出しているのを発見しまして、「これは俺のための求人だ!」と思ったんです。そしてめでたくアスキーに就職が決まりました。

大柴:おぉすごい!

有賀:アスキーではECを担当していました。しかしその後わりとすぐに部署ごとライブドアに売却されまして・・・。当時はまだオン・ザ・エッヂという社名でしたが、移籍直後にライブドア買収などがあり、社名もライブドアに。

大柴:激動の時代ですね。

有賀:そうですね。入社後しばらくしてポータルの事業が立ち上がり、ブログのサービスなどを担当していました。そこでブログを書籍化しようというような動きがあって、その事業に就いていました。

大柴:ブログの書籍化、ありましたね。有賀さんは、いつまでライブドアにいらしたんですか?

有賀:2007年3月です。

大柴:あ、じゃあ事件の頃も・・・。

有賀:そうですそうです。その後しばらくライブドアにいましたが、知り合いがアパレル関係の会社を始めて、その会社に誘われて転職しました。そこには2年くらいいました。

いろいろあってその会社を辞めた頃、ライブドア時代の知り合いを介して秋山(ベーシック代表取締役の秋山勝氏)に会ったんです。

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大柴:秋山さんとは初対面ですよね。どんな印象でした?

有賀:そうですねー、なんというか「まとも」だなぁって(笑)。

大柴:まとも(笑)。

有賀:いや、その頃に会ったベンチャーやアパレル系の社長の中には変わった人もいたりして(笑)。秋山は一緒にちゃんと仕事ができそうな感じがしました。言っていることも理にかなってるし、会社の業績も堅実に成長してる。

大柴:なるほど。その頃のベーシックのコーポレートサイトって創業ストーリーのマンガが掲載されてましたよね(笑)。

有賀:よく知ってますね(笑)。僕もそれを読んで「この会社は良さそうだ」って感じて入社しました(笑)。

大柴:入社当時のベーシックは何人くらいでしたか?

有賀:30人いないくらいですかね。事業部もなくて、プロジェクトごとに集まるみたいな。僕は多い時で5サイトくらいを担当していました。比較サイトとWebマーケティングツール「ferret」などです。「ferret」が始まった頃でしたね。今のオフィスにも移転したのもこの頃で、すごく成長していました。

大柴:会社も成長しているし、充実した日々を送っていたと思いますが、転職してしまいます。

有賀:はい・・・楽天に転職しました。ちょうど「楽天24」という新プロジェクトが準備されている時期で、その立ち上げ担当として誘われたんです。「大きなことができそうだ」と思って転職を決めました。自前倉庫を持ち、日用品などを早く届けるというサービス。

大柴:なるほど。

有賀:すごく良い会社だったし、充実感もあったのですが、もう少し自分には小さな組織の方が向いてるのかも・・・って少し考えたり。たまに食事に行っていた秋山にも無意識にそういう話をしていたのかもしれません。

それを受けてか秋山も「戻ってくる?」と言ってくれたり。でも当時は自分も「いやー」みたいな感じで。でもどうしようかなって次第に真剣に考えるようになっていきました。そんな時に東日本大震災が起きました。

大柴:2011年3月11日ですね。

有賀:はい。自分たちのサービスは日用品を早く届けるものです。毎日少しずつ配送ルートが回復していき、被災地に日用品を届ける。存在意義も増し、使命感も帯びてきました。僕達ががんばらないといけない!と。その後、徐々に落ち着きも取り戻してきたので、一つの機会だと楽天を辞め、ベーシックに復帰することにしました。

大柴:復帰して感じた印象って何かありますか?

有賀:オフィスは増床してたし、社員も倍くらいになっていました。雰囲気などは変わってなかったし、すんなり復帰できたかなと。ただなんていうか、他の会社に行っていた意味を証明しないといけないというか。単なる復帰ではなく、成長したところを見せないといけないなと強く思っていました。少し気負っていたかもしれません(笑)。

大柴:なるほど。復帰した後はどういう職務をおっていたのですか?

有賀:事業責任者として、既存事業の強化もしましたが、主に新規事業をメインにやりました。新たなサービスをいろいろやってみようという雰囲気でしたね。

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大柴:その中で「マッチに火をつけろ」ができたんですね。

有賀:いろいろやっていく中でアプリ事業者向けのサービスが良いなって思っていくつかサービスを作りました。でもこういうサービスやっているわりに自分達ではアプリ作ってないなって思って。やるならゲームかなぁということで初めて作ったのが「マッチに火をつけろ」でした。

大柴:すごく話題になりましたよね。その後の広告効果測定の記事もバズってた記憶があります。

有賀:アプリ広告って安いらしいと言われてたのですが、いろいろ最適化すれば結構稼げる。そういうのをまとめた記事ですね。「マッチ」のあとにもいくつかリリースして、それぞれそこそこダウンロードされ、ゲームを作れる体制ができてきました。

大柴:そして2014年、アプリ領域事業を行う子会社フルセイルが設立され、代表に就かれますね。

有賀:アプリ以外にもいろいろな事業をやっていたのですが、徐々に自分達のやる事が絞られてきて。やはり自分達はWebマーケティングで問題解決するのが得意だし、そこに集中するのが良いと。その中でアプリのマーケティングなどに特化した子会社を設立しました。

ベーシックは去年ジャフコさんから資金調達もしましたし、自分達のやるべき事業を成長させるフェーズかなって思います。スピードを失わずにこれからもやっていこうと思います。

大柴:最後にいくつか質問を。秋山さんの第一印象は「まとも」だったと仰っていましたが、それから長い年月を共にして、わかった人物像などお聞かせください。

有賀:そうですね。僕もそうですけど、秋山もアイデアが多く出てきて、いろんなことをやりたがる性格といいますか。ただ秋山は今やるべきことにフォーカスできる能力がある気がします。バランス感覚が優れているというか。でも「いいからやってみようよ」というのはありますね。僕はだいたいそれに乗って「いいですね、やりましょう」って(笑)。

大柴:なるほど。有賀さんの今後の目標をお聞かせください。

有賀:ベーシックは創業から10年。これまではいろんな事業をやってきましたが、大きな成長をのぞめる分野に集中してきたところです。改めて大きな目標に向かいだしたところ。この変化の時期を楽しみながら、会社全体として一体感を出していきたい。現場へのマインドの浸透が僕の役目の一つかなって思ってます。当面の目標はそこですね。

大柴:なるほどです。今日はありがとうございました!

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南場さんの話が凄くて内定辞退しベンチャーへーー隠れたキーマンを調べるお・セカイラボ大熊氏インタビュー

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。 Webサービスやアプリ開発などで知られるモンスター・ラボ。その子会社として昨年設立されたグローバルクラウドソーシング「セカイラボ」を率いる代表取締役COOの大熊一慶氏…

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

Webサービスやアプリ開発などで知られるモンスター・ラボ。その子会社として昨年設立されたグローバルクラウドソーシング「セカイラボ」を率いる代表取締役COOの大熊一慶氏に話をうかがってきました。大手の内定を貰っていながらもベンチャーに目覚め、新卒でモンスター・ラボに入社した経緯やセカイラボの今後の展開などなど。ぜひご覧ください。

大柴:今日はセカイラボの大熊さんにお話を伺いたいと思います。僕はセカイラボ運営のメディアに2回くらい寄稿したんですが、最近滞っててスミマセン…。頑張ります。

大熊:もろもろよろしくお願いします。

大柴:大熊さんがモンスター・ラボに入社されたのはいつですが?

大熊:2011年4月です。新卒で入社しました。

大柴:新卒入社なんですね。モンスター・ラボに入社することを決めた理由って何ですか?

大熊:実は就職活動の時に一社内定貰ってたんですよ。ベンチャーではなくて大きな会社です。ベンチャーにはあまり興味無かったし、というか知らなかった。

大柴:なるほど。

大熊:内定も決まったし、ぼんやりしてた時に偶然テレビでディー・エヌ・エーの南場さん(南場智子氏)が出演している番組を見たんです。南場さんの話が凄くて、見入ってしまいました。そこで南場さんが「ベンチャーに行くべきだ」と言っていたんです。それで「そうか、ベンチャーか。ベンチャーしかないな!」って思って、内定を蹴ってしまったんです。

大柴:わぁ、凄い。

大熊:そこからいろんなベンチャーを調べたりして、面接を受けました。

大柴:その中にモンスター・ラボがあったわけですね。

大熊:そうです。とある採用メディアで鮄川の動画が公開されていて。募集期限は過ぎていたんですが、ぜひ会いたいと思って、連絡してみたら「会おう」となったんです。

大柴:なるほど。

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大熊:会った経営者の中で一番面白かった。ビジョンが良かったんです。まだその頃のモンスター・ラボは20人いるかいないかくらいの頃。その内、外国人が7、8人いて。小さい会社ながら「世界で戦うぞ」という気概みたいなものがあったんです。

大柴:大熊さんは海外志向だったのですか?

大熊:そうですね。世界には興味がありました。鮄川(モンスター・ラボ代表取締役の鮄川宏樹氏)の話を聞いて「この会社で働こう」と決めました。

大柴:入社後はどんなことをされていたのですか?

大熊:最初は制作です。その後営業の部門に異動しました。二人しかいなくて大変でした。そんな中、世の中でクラウドソーシングが盛り上がりを見せていて、モンスター・ラボでもクラウドソーシング事業をやろうと企画し始めました。2012年末くらいですかね。実際にサービスインしたのは2014年になってからです。ちょっと時間かけ過ぎたなぁと反省しています。

大柴:満を持してスタートしたセカイラボですが、モンスター・ラボの子会社としてやられていますが、それは何か意図があってですか?

大熊:アジアを中心にまずはサービスを展開しようとなり、だったらシンガポール法人にした方がいいかもと。子会社化してやった方が良さそうだとサービスインの直前に鮄川から言われて、代表に指名されました。

大柴:結構いきなりの展開だったんですね。

大熊:そうですね。でも自分としてもセカイラボにかけていましたし、やるならそれくらいでもいいかなって。迷いはなかったです。

大柴:なるほど。鮄川さんとの役割分担はどんな感じですか?

大熊:鮄川が現地パートナーとのアライアンスなどをやって、自分はその他ですね。国内のマーケティングや組織、販売などです。

大柴:セカイラボだけで何人くらいの組織なんですか?

大熊:20人くらいです。

大柴:結構いるんですね!組織作りで意識してることってありますか?

大熊:そうですね。間違いや失敗をすぐに言える環境を意識しています。ミスはミスで早く言ってすぐに修正しないといけないので、萎縮しないで意見を言える環境を作れるように意識してやってます。

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大柴:なるほど。ところで大熊さんは中国古典が好きだと聞いたのですが。

大熊:あぁ(笑)。そうですね。中学の時の校長が論語好きで。その影響です。「貞観政要」なども好きです。

大柴:僕は「三国志」とか「項羽と劉邦」とかしか見たことないです。しかもマンガで(笑)。

大熊:「項羽と劉邦」は小説読みました。

大柴:登場人物で誰が好きですか?

大熊:韓信ですかね。

大柴:国士無双ですね(笑)。ところで中学の時から中国古典が好きということですが、子供の頃はどんな子供だったのですか?

大熊:特に普通の子供だった気がします。宇宙飛行士になりたかったかも。その後、高校の頃には料理人になろうと思ってました。結局大学に行きましたが。

大柴:なかなか個性的な感じもしますが…。では逆に将来のことを聞かせてください。どんなことをしたいですか?

大熊:事業としてはもっと世界中でセカイラボを利用してくれるようにしていきたいです。日本と海外というものではなく、海外同士でやり取りが普通に行われるような。スキルや実績ベースで活発にコミュニケーションできるような世界を実現できるサービスに成長させていきたいです。

大柴:プライベートではどうですか?

大熊:うーん、教育の分野には昔から興味があるんです。教育を受けられない人達にチャンスを与えられるような仕掛けをしていきたいですね。

大柴:素晴らしいですね。今日はいろいろありがとうございました。頑張ってください!

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インドネシアのコーヒー販売サイト「Otten Coffee」が、East VenturesからシリーズAラウンド調達

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インドネシアで、コーヒーや関連商品をオンライン販売する Otten Coffee は、East Ventures からシリーズAラウンドの投資を受けた。調達金額は開示されていない。 Otten Coffee は、調達した資金をプロダクトやサービスの拡大、オンライン・ショッピングシステムの改善、人材への投資に用いる計画だ。今回の投資は、East Ventures にとってメダンのスタートアップに対す…

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インドネシアで、コーヒーや関連商品をオンライン販売する Otten Coffee は、East Ventures からシリーズAラウンドの投資を受けた。調達金額は開示されていない。

Otten Coffee は、調達した資金をプロダクトやサービスの拡大、オンライン・ショッピングシステムの改善、人材への投資に用いる計画だ。今回の投資は、East Ventures にとってメダンのスタートアップに対する最初の投資となる。メダンはコーヒープランテーションで知られるスマトラ島の北部に位置する、インドネシア第4の都市だ。

Otten Coffee はコーヒー好きのためのワンストップ・ショップだ。豆はもとより、エスプレッソ・マシーン、ミル、バリスタ用の道具まで、最良のコーヒーを用意するのに必要なすべてのものを購入できる。

共同創業者である Robin Boe 氏と Jhoni Kusno 氏は、実店舗のコーヒー会社をメダンで2012年に立ち上げた。2014年、プロダクトを地元だけでなくインドネシアじゅうに販売すべく、Eコマースのビジネスを開始した。

Boe 氏によれば、インドネシアで良質のコーヒーに対する評価が高まっていることから、オンラインビジネスを展開することとなった。かつてコーヒーの消費はただの飲み物だったが、現在ではその芸術性や科学的な評価にまで関心を集めている。

人々はコーヒーを作るテクニックに関心を持っています。しかし、一杯の素晴らしいコーヒーを抽出するには、さまざまな道具や設備に関する知識が必要で、簡単ではありません。そこで、インドネシア人にコーヒー業界について知ってもらおうと思いました。さまざまなコーヒーを紹介し、多岐にわたる抽出方法をマスターしてほしいと思っています。(Boe 氏)

彼らの調査によれば、2.6億人いるインドネシア人の一人あたりコーヒ消費量は、2012年は960グラムだった。しかし、世界的に見ると、この数字は非常に低いものだ。多くの東南アジア諸国で見ても、同じことが言える。Otten はコーヒー市場に成長の可能性があると考えており、他の市場への進出も検討している。

インターネット人口が多いことか、短期的にはインドネシアに集中している。まずはインドネシアを地固めし、アジア進出はその次だ。(Boe 氏)

Otten Coffee は現在、ウェブサイト上でプロダクトを販売することでマネタイズしている。Kusno 氏は、現時点ではまだ公開できる状態にない複数のイノベーションを計画中だとも述べた。また、販売実績や現在までの売上に関するデータについては、言及するのを避けた。

Otten Coffee は Java LorekMaharaja Coffee and ToolsParadise CoffeeBur Gayo Coffee など、多くのインドネシアのコーヒー販売サイトと競合する。Otten Coffee のチームは、定期的に入れ替わる多岐にわたるプロダクトや、創業者の2人がコーヒー業界での経験を生かすことで競争力を確保できると考えている。

Otten は、お客様のショッピング体験をより豊かなものにできるよう、可能な限りユーザ・インターフェースをシンプルなものにするようコミットしたい。(Kusno 氏)

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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タイ発のハンドメイド・マーケットプレイス「Blisby」が、DeNA、East Ventures、500 Startupsから30万ドルを資金調達

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タイ発の東南アジア向けハンドメイド・マーケットプレイス「Blisby」は今日、DeNA と East Ventures をリードインベスターとするラウンドで30万ドルを調達したと発表した。なお、このラウンドには、500 Startups の東南アジア/タイ向け地域特化型ファンド 500 Durians と 500 Tuk Tuks も参加している。 Blisby は2013年11月にローンチし、3…

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タイ発の東南アジア向けハンドメイド・マーケットプレイス「Blisby」は今日、DeNAEast Ventures をリードインベスターとするラウンドで30万ドルを調達したと発表した。なお、このラウンドには、500 Startups の東南アジア/タイ向け地域特化型ファンド 500 Durians と 500 Tuk Tuks も参加している。

Blisby は2013年11月にローンチし、3月現在の閲覧数は100万ページビューで、月間アクティブユーザは35万人。毎月20%のペースでユーザを増加させている。今回調達した資金を使い、Blisby は東南アジアのタイ以外の近隣市場への国際展開を図る。

Blisby を創業した Phuvadol Thongthavorn 氏アメリカ生まれ、Blisby 以前は、Yahoo! や Sony での勤務経験を持つ。2010年にカリフォルニアからニューヨークに移住しようとしていたとき、タイの伝統儀式に沿って出家のためにタイに短期帰国。この際に受けた体験がきっかけとなり、ニューヨークに戻ることをあきらめ、長年 Thongthavorn 氏が見てきたタイのコンテンポラリーアートを事業化すべく、タイで Blisby の事業を始めるに至った。

この分野には、アメリカの Etsy や Fab をはじめ、台湾の Pinkoi、日本の Anders/Creema、tetote、minne、iichi など数多くのライバルが存在する。Etsy は4月15日に NASDAQ に上場する予定で、ニューヨーク発のテック・スタートアップの上場としては16年ぶりに規模の大きなものになることが期待されている。

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「元榮には自信があったんです。絶対に成功すると」ーー隠れたキーマンを調べるお・弁護士ドットコム杉山氏インタビュー

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

昨年12月に東証マザーズに上場を果たした弁護士ドットコム(東証:6027)。弁護士である代表取締役の元榮太一郎氏の強みを活かしたビジネスが注目されるが、その元榮氏をCFOとして支え、弁護士ドットコムを上場企業に育てた隠れたキーマンが、今回取材した取締役CFOの杉山慎一郎氏。元東証一部上場企業のCFOとしてのキャリアを持つスペシャリスト、杉山氏にいろいろお話を伺いました。

大柴:今日はよろしくお願いします。

杉山:お願いします。

大柴:弁護士ドットコムは去年12月に上場されました。おめでとうございます!

杉山:ありがとうございます。

大柴:杉山さんが弁護士ドットコムに入られたのは?

杉山:2013年7月です。当時は経理担当が一人いたくらいの管理部で。規程類もそろってないし、まぁ何も無いような状態でした。

大柴:そこから一気に用意した感じなんですかね?

杉山:そうですね。代表の元榮は「上場したいんだよね」と言っていたのですが、正直「しばらくは無理かなぁ」って思ってました。でも私が入るちょっと前に出した新サービスが立ち上がり良かったので、このサービスが計画通りいけばリアリティ出てくるな、と。

大柴:なるほど。

杉山:サービスは順調に伸びて「これはいけそうだ」となってきて。ちょうど私と同じ日に現在取締役COOの水木も入社したんです。チームアップもしたし、チャレンジしようとなりました。

大柴:業績的にはどうだったんですか?

杉山:創業以来ずっと赤字だったのですが、2014年3月期に黒転したんです。業績的にも軌道に乗ったし、あとは準備を進めるだけでした。結果12月に上場することができました。

大柴:杉山さんにとっては3社目の上場となるんですね。

杉山:パシフィックマネジメントという会社と前職のエスクリという会社で上場を経験させてもらいました。

大柴:上場請負人ですね!

杉山:いやいや(笑)。パシフィックマネジメントで上場経験して、大変さとか実感してたので、もう上場はいいやって思ってました。そう思ってエスクリに転職したんです。ただ、入社初日にいきなり上場に向けたキックオフミーティングに参加させられて、社長から「上場担当の杉山です」ってそこで紹介されちゃって(笑)。「えぇ、聞いてた話と違うな・・・」って思ったのですが、もうこうなったらやるしかないと。

大柴:すごいですね(笑)。

杉山:エスクリも弁護士ドットコムと同じで入社した時は管理の人がほとんどいなくて。まずは管理部門の構築からやりました。2008年に入社して2010年にマザーズ上場、2012年に東証一部とやりとげたので退任することに。

大柴:なんで退任されたんですか?

杉山:一部指定替までやったし、小さな会社でしびれる勝負をしたくなったというか。自分にはそういうのが向いてるなぁって思って。

大柴:なるほど。そして弁護士ドットコムに移るわけですね。

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大柴:弁護士ドットコムに転職される経緯はどうな感じだったのですか?

杉山:友達に元榮を紹介されてご飯を食べる機会があったんです。

大柴:元榮さんのその時の印象ってどうでした?

杉山:眼力がすごいんですよ(笑)。目をガッと見て話すんです。なんか目を反らしたら負けかなって思ってこちらも元榮の目をガッと見るわけです。結果見つめ合うわけです(笑)。

大柴:恋に落ちたわけですね(笑)。

杉山:いやいや、そういうんじゃないですけど(笑)。でもおもしろそうな人だなって。変わってる人だし、普通じゃない。そこがおもしろいなぁって。

大柴:なるほど。一緒に働くようになって、より元榮さんを知ることになると思いますが、どうですか?

杉山:ぶっとんでますよね、やっぱり。でかい夢を持っているし、自信があるというか。8年間も赤字だったんですよ、弁護士ドットコムは。でも元榮には自信があったんです。絶対に成功すると。なので続けた。結果今があるし、弁護士初のIPOを実現しました。達成する人、実現する人です。

大柴:すごい・・・。

杉山:社長が弁護士というのが最大の強みになってます。弁護士ならではの感覚がとても重要なんです。法律事務所経営の経験、肌感覚。そこが重要なんです。今や弊社は弁護士さんの中では「ドットコム」と呼ばれています。もはやインターネットと同じと言える存在になることができました。弁護士としての活動、事業を継続した力、業界への啓蒙など元榮の存在が非常に大きい。

大柴:そうですよね。弁護士でないと弁護士ドットコムは経営できないかもしれませんね。

杉山:社内には元榮の他にも弁護士資格を持つ社員を増やしていきます。必要なことですね。

大柴:いきなりですが、これからどんな仕事をしていきたいですか?

杉山:そうですね、仕事って人生に影響するなって思うんですよ。やっぱり楽しいと思う仕事をしていきたいですね。

大柴:今は楽しいですか?

杉山:楽しいですよ!(即答)

大柴:そうですよね(笑)。

杉山:面白く生きたいんです。文化に共感できて、面白い人と一緒に仕事したいです。

大柴:僕も面白く楽しく生きていきたいです!今日はありがとうございました。

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「若い人の支援でも結果を出していきたい」ーー隠れたキーマンを調べるお・須田(SUDAX)氏インタビュー

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

昨年末、弁護士ドットコムとクラウドワークスが東証マザーズに上場しました。その両社に創業期から関わり、両社の成長に貢献したのが「SUDAX」こと須田仁之氏。これで数社のIPOに関わってきたことになる類い稀な経験の持ち主。昨年夏にアエリアの取締役を退任し、新たなステージに踏み出した須田氏にお話を伺ってきました。

大柴:去年末からオファー送ってましたが、須田さんお忙しい時期で、ようやく取材が実現しました。良かったです(笑)。去年アエリアをお辞めになられて、今は所属は?

須田:何社か役員やアドバイザーとかやってるけど、ガッツリどこか1社に属してはないですね。無所属新人な気持ち(笑)。

大柴:新人ではないですね(笑)。ところで今須田さんって何社くらい関わってるんですか?

須田:そうね、どのくらいだろう。(有限会社SUDAXの名刺を見ながら)12社くらいかな。

大柴:その他にも適宜相談とかも多く受けてますよね。

須田:今日もこの後そういう相談が何件かありますねー。

大柴:引き続きお忙しそうで・・・この「有限会社SUDAX」って何ですか?(笑)

須田:これ?(笑)10年以上前に作ったんですよ。お惣菜屋として。

大柴:お惣菜屋???

須田:そうそう。アエリアの頃に「なんか最近弁当屋さんが良いらしい」って役員で話してて、さすがに本業でやるのは難しいので、別の箱を作って始めたんです。それが有限会社SUDAX(笑)。

大柴:無茶苦茶ですね(笑)。

須田:ほっともっとやオリジンが好調で「中食ブームがくるぞ!」って。

大柴:「中食」って何ですか?

須田:家で食べるご飯と外食の間。お弁当とか総菜とか。

大柴:なるほど。

須田:市場調査もちゃんとやったり、飲食の経験を積むためにラーメン屋でアルバイトしてみたり。

大柴:え、須田さんが?

須田:そうそう。皿洗いとかやってました。29歳くらいだったかな。

大柴:ウケる(笑)。でラーメン屋で何かわかりました?

須田:「飲食たいへんだなー」って(笑)。

大柴:(笑)。

須田:まぁそんなんで「ロードサイド型の弁当屋」を目指そうってコンセプトが決まって、千葉の市原にお店を作りました。自分が店長で。

大柴:おぉ!

須田:料理人のおじさんと一緒に「がんばろう!」なんて言ってね。初日はバーンってお客入ったんだけど、二日目から激減。で結局半年しないうちに撤収しました。

大柴:初日だけは利益出たんですね。

須田:うーん(昔の資料見ながら)、あ、初日も赤(字)だ。ダメでしたねこれ(笑)。

大柴:すぐに撤収して良かったですね。

須田:若かったですね。無茶したよなー。

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大柴:本業もしっかりと成長し、2004年アエリアは上場します。そして翌年は子会社のゲームポットも上場を果たします。

須田:アエリア上場して、一段落したなって思ってたら「ゲームポットも好調だからいくか」みたいな機運が高まって。「また忙しくなるなー」って。たぶんその頃に佐々木くん(現クラウドワークス取締役CFOの佐々木翔平氏)がアエリアにきてて、いろいろ手伝ってもらってました。

大柴:そうなんですね。そんな繋がりが。

須田:そうそう。その後、佐々木くんはアエリアの管理部門を回すぐらい活躍してた。僕は2011年に週1の経営会議がメインの非常勤役員になって、いろんなスタートアップの協力をするようになっていきました。

大柴:なるほど。最初に関わったのがクラウドワークスですか?

須田:弁護士ドットコムですね。アエリアの頃に飛び込み営業で元榮さん(弁護士ドットコム代表取締役の元榮太一郎氏)に会いに行ったのがキッカケで。

大柴:元榮さんってどんな方ですか?

須田:当時、弁護士なのに起業するって普通じゃないなって思ってました。事業内容も面白いし、経営者としてもとてもバランスがとれていて優秀だなと思いました。

大柴:弁護士ドットコムではどんな関わり方だったんですか?

須田:経営全般のアドバイスです。週1で経営会議に出席してきました。

大柴:なるほど。クラウドワークスはいつ頃から?

須田:ほぼ創業時からですね。吉田さん(現クラウドワークス代表取締役の吉田浩一郎氏)が前の会社やってるときに、先ほどの弁護士ドットコムにお互い経営会議に参画してて、そこで知り合った感じです。

大柴:吉田さんの印象は?

須田:なんか会議でもガツガツ言うし、激しいなぁーって思った(笑)。

大柴:なるほど。

須田:でも会議の後に2人でランチとかよく行くようになって。そこではなんていうか「真逆の人間性」を見せるんですよね。人間味あるっていうか。

大柴:ほうほう。

須田:その後、吉田さんが起業して「投資家へ向けの資料を見てくれ」というので見たり。じょじょに関わるようになりました。

大柴:資料はどうでした?

須田:いやー完璧に近かったですね。もう何も言うことないっていうか。資金調達の相談を受けていたのですが、常勤のCFOも必要だなってことになり、佐々木くんを紹介しました。

大柴:なるほど。

須田:最初は業務委託だったのかな?やっていくうちに佐々木くんもフルでやるようになった。自分は当初は週一で佐々木くんや成田くん(現取締役COOの成田修造氏)らと営業広報オペレーション周りのMTGをしてました。その後、昨年まで監査役として関わっていました。

大柴:弁護士ドットコムもクラウドワークスも昨年上場を果たしますね。

須田:そうですね。元榮さんも吉田さんもやはり優秀だと思っています。

大柴:社会人になってイマジニア、スカパー、ブロードメディア、アエリア、ゲームポット、そして弁護士ドットコム、クラウドワークスと7社のIPOに関わってきたんですね。これ、相当凄いですよね。

須田:(最初の2社はほぼ新人時代であまり関わってないのですが)直近の弁護士ドットコムとクラウドワークスは自分自身が現場で手を動かさずに間接的にサポートしてIPOした初めての結果でした。どちらの社長も大人で経験豊かなビジネスマンであり、IPOはスタートと認識しているのでこれからが勝負という感じです。これを機に若い人の支援でも結果を出していきたいなとは思っています。

大柴:「SUDAXチルドレン」ですね!

須田:そうそう。SUDAXチルドレン達がEast Ventures(EV)から出資を受ける事が多くて、それきっかけで太河さん(East Venturesパートナーの松山太河氏)から「EVのアドバイザーになってください」ってオファーが来ました(笑)。

大柴:そうだったんですね。

須田:EVのアドバイザーになって「第2期SUDAXチルドレン」を募集してみました。正直、全くの未知数ですね(笑)。

大柴:なるほど。これからもご指導よろしくお願いします!今日はありがとうございました。

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「僕が全部支えるので、君たちは好きなことやってください」ーー隠れたキーマンを調べるお・スクー伊東氏インタビュー

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。 今年最後の「隠れたキーマン」はschoo WEB-campusのインフラなど技術全般をサポートするスクー執行役員の伊東弘満氏です。森健志郎社長を始めとした若いメンバー…

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

今年最後の「隠れたキーマン」はschoo WEB-campusのインフラなど技術全般をサポートするスクー執行役員の伊東弘満氏です。森健志郎社長を始めとした若いメンバーから頼りにされる経験豊富な伊東氏のこれまでの経歴や、スクー社内で語り継がれる名言についてなど伺ってきました。

大柴:今日は「schoo」のインフラを支える伊東さんにお話を伺いたいと思います。よろしくお願いします!

伊東:よろしくお願いします。

大柴:エンジニアとして実績豊富の伊東さんですが、そもそもパソコンに興味を持ち始めたのはいつ頃からですか?

伊東:そうですね、13歳の頃ですかね。もともと機械が大好きで、いろんなものを分解していました。何で動いてるか気になったんです。ゲーム機やテレビなどだいたい分解しました(笑)。

大柴:機械に興味があり、そこからパソコンに流れていった感じですね。

伊東:そうですね。

大柴:ではキャリアをお聞かせ頂ければと。

伊東:専門を卒業後にSEとしてとある会社に入社したんです。新卒で。でもそこの先輩がいきなり独立するということで一緒についていくことに。新卒入社で2ヶ月で転職しました(笑)。まぁ今で言うスタートアップで、システム開発の受託や大手のシステム担当などがメイン業務でした。そこに約9年いました。

大柴:これまでずっと法人向けですね。

伊東:そうです。それでその頃コンシューマ向けサービスをやってみたくなったんですよね。

大柴:なるほど。

伊東:2005年くらいかな。GMOのグループ会社に転職することになりました。ブログサービスをメインで扱う会社で、ちょうど世の中的にもブログがブームになり始めていた時期でした。ちょうど自分達のブログサービスのユーザーに「しょこたん」がいまして。もの凄いトラフィックで、そのインフラの運用などをやっていました。

大柴:しょこたんブログ凄かったですよね!

伊東:コンシューマ向けのインフラ技術は、その当時にかなり養われました。その後、当時の元社長の声がけで動画共有サービス「zoome」の立ち上げのためにアッカ・ネットワークスという会社に転職します。

大柴:zoomeと言えばニコニコの対抗馬的サービスですね。

伊東:はい。最初アッカ・ネットワークスという会社の傘下にあったので、ネットワーク系の技術も習得できそうだなと転職を決めました。そして2008年にzoomeを立ち上げます。それなりのトラフィックがあったし、一時は初音ミクの公認サービスとしても人気がありました。

大柴:動画系だとインフラも結構大変そうですね。

伊東:そうですね。瞬間7ギガとかを耐えるインフラ設計をし、その構築、運用を数名の協力者は居ましたが最終的にはほぼ一人でやっていました。

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大柴:すごい・・・。

伊東:一日で深夜に20台サーバを増やしたこともあります。そんな感じでそれなりに人気サービスとして成長してたのですが、マネタイズなどがややうまくいかなくて、2011年くらいにサービスを閉じることに決めました。

大柴:なるほど。

伊東:もろもろの処理が片付いた後、gloopsに転職しました。まだ当時100人ちょっとくらいの規模の会社で、そこのインフラ部門の部長として参画しました。ソーシャルゲーム業界の最先端に飛び込み、ものごとの流れの速さを実感しました。とても楽しかったですね。

大柴:やはりgloopsでもインフラメインのお仕事なんですかね。

伊東:そうですね。ただ技術者というよりマネジメント中心でした。去年の4月からはユーザーサポートの新規部署の立ち上げなども担当してたので、これまでの会社よりもいろいろやったかもしれません。

大柴:なるほど。そして今年の4月からスクーに転職されるわけですが。

伊東:サポート部門の立ち上げも完了し、「やり切った感」を感じていたし、今年で40歳になるし、新たなチャレンジをしたいなぁと思いまして。

大柴:伊東さんくらい実績も実力もある方だといろんな会社からオファーありそうですね。

伊東:いや、でも実際大企業からも声はかかってまして、最終的にはそこかスクーかで迷っていました。でもやっぱり自分のミッションが明確で、更に熱い想いを持ってる人と一緒に仕事がしたいなぁと思って。(スクー代表取締役の)森さんを選びました。

大柴:森さんの第一印象はどんな感じですか?

伊東:最初に面接で訪れたときも大きな声で挨拶されて、ハキハキと自分の想いを熱く語る。そんな印象です。それは入社後も変わってませんね。夢を熱く語れ、即断即決で動きが速い。それだけじゃなく、物事をちゃんと考えている。そんな人ですね。話をしてるとひき込まれますね。そこが魅力。

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大柴:確かに。

伊東:心配なのは食事。森さん凄く痩せてるので、ちゃんと食事をとって欲しいです(笑)。

大柴:(笑)。さてスクーでの伊東さんの具体的な業務を教えてください。

伊東:インフラの責任者としてインフラの再設計と運用をしています。インフラを見れる人がいなかったので。あと技術部門全般のサポートもしてます。これまでの経験上、たいがいの言語は読めるし、書けるので。ある程度自分で何でもできるので、何でも自分でやりたいんですよね。自分自身でやりきりたいんです。

大柴:なるほど。若いメンバーに頼もしいですね。そういえば何か名言を残されたと聞いているのですが。

伊東:名言(笑)。いや、将来の目標を発表する機会が社内であって、そこでみんながいろんなアイデアを出したんです。そのアイデアを支えるのがインフラの役目だと思うので、そこで「君たちは好きなことやってください、僕が全部ささえますので」ということをさらっと言ったら「名言だ」と。

大柴:いや、これは名言ですよ。インフラが不安定だとやっぱりアイデアの実現度も低くなりますからね。

伊東:とりあえずみんなには思い切ってやってもらいたいですね。

大柴:それでは最後に将来の展望などをお聞かせ頂ければと。

伊東:スクーとしては「あってあたりまえ」の存在の学習のインフラにしたいですね。森さんの熱い夢を一緒に叶えていきたいと思ってます。個人的にはあと20〜30年は技術者でいたいなと思ってます。技術って面白いですから。

大柴:なるほど。今日はありがとうございました!

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「日中間のビジネスをもっともっと盛り上げたい」ーー隠れたキーマンを調べるお・メタップス婁飛(ロウ・フェイ)氏インタビュー

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。 アプリ収益化サービスをいち早くリリースし、グローバルにサービスを展開するメタップス。特にアジア圏内は重要なエリアとして設立から注力していたように感じます。メタップス佐…

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

アプリ収益化サービスをいち早くリリースし、グローバルにサービスを展開するメタップス。特にアジア圏内は重要なエリアとして設立から注力していたように感じます。メタップス佐藤航陽CEOを支え、中華圏の事業戦略という重要な任務を担当する事業統括部中華圏事業戦略チーム部長の婁飛(ロウ・フェイ)さんにお話を伺ってきました。

大柴:今日はよろしくお願いします。

フェイ:よろしくお願いします。

大柴:日本語上手ですね。

フェイ:11歳から日本語を勉強していました。東北育才学校というのが中国瀋陽にあって、そこに入るために勉強し始めました。数学オリンピックを目指すクラス、エンジニアを目指すクラス、英語のクラス、日本語のクラスと4つのクラスがあり、私は日本語クラスに入りました。

大柴:なるほど。その育才学校というのは当然入るのが難しいんですよね。

フェイ:そうですね。最初に3,000人くらいが受験して300人が合格します。この300人が4クラスに分けられます。英語のクラスが一番人気がありました。で、私は先ほどお伝えした通り、日本語のクラスに入りました。そこから試験をしてさらに30人程度に絞られ、高校入学時にさらに4分の3に絞られます。

大柴:入学するだけじゃなくて、そこからも大変なんですね。授業もハイレベルなんでしょうね。

フェイ:そうですね。東大に留学するための授業を受けていました。中2で日本語能力テストで1級を取りました。日本の大学に入学するために必要でしたので。

大柴:日本語検定1級を中2でですか。すごい。

フェイ:成績優秀者3名が「大友太郎記念中国育才奨学助成」を受けられるのですが、そこに選ばれ日本に来ました。半年は日本語学校に通い、99年4月に東大工学部に入学しました。ちなみに育才学校のクラスメイト30人のうち10人くらいは東大に入学しました。

大柴:凄いなぁ・・・。

フェイ:3年になりシステム創成学科に入りました。システム創成学科一期生だったんです。

大柴:へー。そうなんですね!

フェイ:大学院では茂木源人先生の下でリアルオプション、自然エネルギー、工学、金融などを学びました。

大柴:就職活動はどうされたのですか?工学系?金融系?

フェイ:最初は金融系にいこうと思っていました。それでインターンをしてみたのですが、違和感を感じまして。そのあとコンサルティングファームを受けてみました。

大柴:コンサルはどうでしたか?

フェイ:面接した後の感触は「これは落ちたなぁ」って思ったんです。でもその日の夜に「内定」って電話をもらいました。ビックリしました。同期は10数人くらい。freeeの東後さん(freee取締役COOの東後澄人氏)は同期です。

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大柴:freeeの東後さん、以前に「隠れたキーマン」で取材しましたよ!

フェイ:あ、そうなんですね(笑)。

フェイ:2005年4月にマッキンゼーに入社しました。そして研修が終わってすぐにドイツに派遣されました。アジアハウスというアジアと欧州の架け橋になるようなプロジェクトで、日本、韓国、東南アジアからコンサルが派遣されていました。

大柴:具体的にはどんなことをされていたのですか?

フェイ:私はドイツ企業の中国展開をサポートしていました。

大柴:ドイツでの勤務はどうでしたか?

フェイ:まず英語が身に付きましたね。あとはマネジメントの違いを勉強できたのは大きかったです。日本ではマイクロマネジメントが多いのですが、ドイツは違う。まず大きなビジョンを示してから、そこから落とし込んで目の前のタスクを教えていく。それが勉強になりましたね。

大柴:どのくらいドイツには赴任されいたのですか?

フェイ:11ヶ月です。2006年の夏に帰国しました。それからは仕事を選ばずいろいろやりました。相当忙しかったし、タフな期間でした。その後2008年にアソシエイトに昇格しました。アソシエイトはある程度自由がきくんです。

大柴:一息ついた感じですね。アソシエイトになってどんな業種を担当されていたのですか?

フェイ:インダストリーとしては自動車とハイテク関連です。ファンクションはオペレーション、ストラテジーです。

大柴:なるほど。そういうマトリクスで選ぶんですね。勉強になります。

フェイ:そうなんです。その時期は主に中国関連の仕事をしていました。やはり中国関連のグローバルな仕事をするのが自分の使命だと思っていますので。

大柴:2011年に転職しますよね。そのきっかけは?

フェイ:その頃にEM(エンゲージメント・マネージャー)になりそうなタイミングだったんです。そのままマッキンゼーでやっていくか、どうするかを考えた時に「そろそろ実務がやってみたいな」って思ったんです。

大柴:ほう。

フェイ:ちょうどその時にとある知人からDeNAを紹介され、転職することになりました。2011年8月から中国DeNAのVPとして赴任しました。最初は30人くらいしかいなかったのですが、去年の春には250人くらいの規模になりました。急拡大のタイミングに立ち会えたのはよかったです。そこではプロモーションやアライアンスなどを中心にブランディングなど幅広い業務をやりました。中国での日本のゲーム展開や中国のゲームを日本に輸出することなどもやりましたね。

大柴:なるほど。

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フェイ:2012年10月には台湾、香港、マカオという繁体字圏の責任者になり、その期間は業績を伸ばすことに成功し、2013年4月に帰国しました。帰国したし、新たなチャレンジのタイミングかなって思っていました。

大柴:そしてメタップスですね。

フェイ:今メタップスの上海オフィスにいるリチャードさんから声がかかったんです。それですぐに(メタップス代表取締役CEOの)佐藤に会わせてもらいました。翌日久野(メタップス取締役の久野憲明氏)、さらに次の日には山崎(メタップス取締役CFOの山崎祐一郎氏)に会い、再度久野と話した後に月次の納会に参加しました。そしてすぐにメタップスに入ることを決めました。

大柴:佐藤さんに最初に会ってどう感じましたか?

フェイ:最初に会った時、一時間くらい語られたんです(笑)。いや、単純に「凄いな」って思いました。凄い考えているし、先の事を数字から落とし込み、マイルストーンも設定し、明確だった。夢のような話だけど、実現可能だと感じる事ができた。全てを正直に話してくれました。

大柴:なるほどなるほど。

フェイ:佐藤の凄いところは大きく3点あります。一つ目は「先見の明がある」ところです。1年や3年ではなく、もっと先。世の中の流れを感じる事ができる点。二つ目は「懐が深い」ところ。任せたら最後まで任せてくれる。苦難に陥ったら一緒にやってくれる。リスクをおってくれる。三つ目は「実力がある」ところです。いろんなスキルが高い。特に問題解決力。

大柴:なるほど。そういうところを感じてメタップスに転職を決めたのですね。

フェイ:そうですね。さらに久野や山崎やその他のメンバー。このチームと一緒に仕事をしたいなと思ったんです。

大柴:今はどんな業務をされているのですか?

フェイ:中華圏(中国、台湾、香港)にかかわる業務全般です。プロモーションはもちろん、中国企業と日本企業のアライアンスなどもやっています。メンバーは上海、台北、香港合わせて10数名弱です。

大柴:今後メタップスの一員としてフェイさんがやっていきたいことは何ですか?

フェイ:日中間のビジネスをもっともっと盛り上げていきたいです。モバイルインターネットという業界の中で重要な役割を担っていると感じています。メタップスのサービスを用いて、日中クロスボーダーで展開し、みんなの成功を支えていきたいと思っています。それが自分の役割です。今までの経験や経歴をふまえて、自分が最も活躍できるのはグローバル、特に中国ビジネスです。その分野を中心に会社に貢献していきたいです。

大柴:個人的には今後の夢などは?

フェイ:いろんな人に喜ばれたいです。「ありがとう」を言われたい。自分の影響の範囲を広げていきたいです。超個人的にはお店を作りたいですね(笑)。みんなが集まれる場を作っていきたいなと思っています。

大柴:なるほど。今日はありがとうございました!

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毎回「コイニー来ませんか?」と言われてましたーー隠れたキーマンを調べるお・コイニー井尾氏インタビュー

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。 国内外で盛り上がるクレジットカード決済事業。外資のサービスが次々に日本進出をする中、国産サービスとして存在感を放っているコイニー。佐俣奈緒子社長の元先輩であり、現在は…

編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

国内外で盛り上がるクレジットカード決済事業。外資のサービスが次々に日本進出をする中、国産サービスとして存在感を放っているコイニー。佐俣奈緒子社長の元先輩であり、現在はコイニーで執行役員事業開発担当として大活躍する井尾慎之介氏にインタビューしました。

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大柴:お噂はお聞きしていたのですが、お会いするのは初めてで、今日はよろしくお願いします。

井尾:よろしくお願いします!

大柴:元々奈緒子さんと同じ職場の先輩だったと伺ったのですが?

井尾:そうです。ペイパルの時ですね。

大柴:その辺も含めて、まずは井尾さんのキャリアを伺おうと思います。学生の頃はどんな感じでしたか?

井尾:高校まではテニスのプロを目指して頑張ってました。大学に入ってからは普通に。バイトばかりしていましたね。就職したくないなぁと思ってました。ただ4年になった頃に幼なじみに「このままでどうするんだ」と忠告されまして。「じゃあ就職活動してみようか」と。就職氷河期と呼ばれる時代だったのですが、富士通の内定をもらえました。

大柴:富士通!大企業じゃないですか。

井尾:そうなんです。親とかも納得してくれるだろうし、よかったです。

大柴:富士通ではどんなお仕事をされていたのですか?

井尾:プロダクトマーケティングを最初にやりました。そのあとコーポレートブランドを経営企画で。80年代まで法人向けの商品を主に扱っていたのですが、90年代になるとコンシューマ向けの商品も作り始めて。そこでようやく会社としてブランディングの重要性を認識しまして。全世界で同じCMを打ったり、いろいろとやりました。そのあとプロダクトマーケティングの部門に戻りました。

大柴:なるほど。富士通で3年半くらい働いて、その後マイクロソフトに転職します。なぜですか?

井尾:富士通は良い会社だったのですが、自分の仕事の量が外的要因によって左右されるんですよ。

大柴:と言いますと?

井尾:インテルとかマイクロソフトなどの外部企業の状況によってスケジュールが変更したりするんです。自社の事情以外の要因は自分ではどうにもできないので。

大柴:なるほど。

井尾:それに、マイクロソフトの人達と会っていく中で「良い意味ではじけた人達ばかりだな」って感じたんです。面白そうだなぁって。それと、よりマーケティングに強い会社に行ってみたかったんです。面白そうな人達、自分がやりたい業務に強い会社。その辺が決め手となってマイクロソフトに転職しました。

大柴:マイクロソフトってはじけまくってたんですね。

井尾:「Windows 2000」の発表の時に某ホテルの壁をぶち抜いたりして(笑)。

大柴:凄い(笑)。

井尾:そんな尖った人達と一緒にWindowsサーバーのマーケティングなどをやっていました。丸4年くらいですかね。

大柴:マイクロソフトを辞めた次は?

井尾:Solid Information Technologyというフィンランドのスタートアップに転職しました。データベースの会社で世界で70人程従業員がいました。その中で日本人は5名。マイクロソフトに比べて一気に小さな組織にいきました。

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大柴:富士通、マイクロソフトと大きな企業でやってきましたが、突然のスタートアップへの転職。どういう理由からでしょうか?

井尾:仰る通り、これまで大きな看板の下で仕事をしてきました。ふと看板が無くなったらどうなるんだろう?って思ったんです。自分の力、実力が知りたくなったというか。そんな想いでスタートアップに飛び込みました。まぁ失敗したら戻ればいいなくらいな気持ちもありました(笑)。

大柴:スタートアップはどうでしたか?

井尾:日本法人のマーケティング担当として働いていたのですが、転職して1年くらい経った頃に業績が悪くなり、日本法人5名中3名をレイオフしなくちゃいけなくなりました。結果、自分とエンジニアの2名が残ることになりました・・・。

大柴:おぉ・・・。

井尾:それが2007年のことなんですが、翌2008年に会社がIBMに買収されまして。このタイミングで自分は辞めようと思ったのですが、お世話になっていた方々からのアドバイスもあり、残って企業統合をスムーズにするためにがんばりました。落ち着くまで半年くらいやろうと思ってたのですが、結局1年半くらいいました。

大柴:IBMからペイパルに転職されます。

井尾:そうですね。資金決済法の施行が決まり、ペイパルが日本進出の準備を始めており、知り合いを通じて紹介されました。当時ペイパルのことはあまり知らなくて「テクノロジー企業なのかな」くらいの知識。事業開発とマーケティングの担当として入社したのですが、初日のミーティングで「あ、ここは金融の会社なんだな」と認識しました。想定外でした(笑)。

大柴:どんなとこで「金融の会社だな」って思ったんですか?

井尾:なんか聞いた事ない用語がミーティングや社内で飛び交ってまして。TPVだとかBPSだとか。

大柴:なんですか、それ?

井尾:1BPSは0.01です。決済の世界は小数点以下が多くて。円周率は314BPSです。

大柴:な、なるほどぉ。

井尾:過去の経験が活きるかなって思ってたのですが、年齢的に新たな領域にチャレンジできる最後のチャンスかなと思って。知らないことだらけなので、逆に吸収も早かったですね。でも1年しないで辞めたんです。

大柴:え、そうなんですか。あ、ところで奈緒子さんと一緒に仕事したのはこの頃ですか?

井尾:そうですね。奈緒子ちゃんは最初インターンでした。学生なのに超優秀だったんですよ。超優秀だったので辞めた後も「いつか一緒に仕事したいな」って思っていました。

大柴:ところで「奈緒子ちゃん」って呼ばれているんですね(笑)。

井尾:最初のインターンの頃にそう呼んでてて、コイニーに入った後に「社長って呼ぶ?佐俣さんって呼ぶ?」みたいに聞いたんですが、「奈緒子ちゃんでいいですよ」ということで、そのまま呼んでます(笑)。

大柴:ペイパルを辞めて、その後テスラに移られますね。

井尾:はい。ご存知の通り、ペイパルとテスラは創業者が同じでして、人の交流は多かったんです。ペイパルから転職していった人も何人かいて、その人に誘われました。新しいことをやってみたいなと思って転職しました。また業界が変わります(笑)。

大柴:ITから金融、そして電気自動車。

井尾:ペイパルに入った時は金融用語がわからなかったのですが、今度は電池の技術用語がわからない。交流とか直流とか。小学校の頃に習ったようなことから勉強し直しました。

大柴:しかし、その後、またペイパルに戻るんですね。

井尾:テスラのロードスターが売り切れて、モデルSの予約が開始されました。そのタイミングでペイパル本社の人から電話がありました。「新規事業をやらないか?」と。その新規事業がPayPal Hereでした。テスラの業務も一段落したし、その新規事業をやってみようとペイパルに戻りました。

大柴:なるほど。

井尾:早速事業計画を考えて「これは携帯キャリアとパートナーシップを組んでやるのがいいな」という結論に。最初にミーティングをしたのがソフトバンクで、そこから一気に合弁会社を設立することに決定しました。それからというもの、合併の準備やサービスの準備など、ペイパル社員なのに毎日ソフトバンクに通いました。そして無事にサービスもでき、合弁会社も設立できました。

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大柴:その後、コイニーですね。

井尾:そうです。でも事業としてPayPal Hereのマネージメントを辞めるつもりはなかったんですよね。自分が最初から立ち上げに関わったサービスだし、そういう経験もなかなかない。だから辞めるつもりはなかったんです。

大柴:ほほう。

井尾:そんな時に奈緒子ちゃんと食事する機会があって。「そろそろ飽きたんじゃない?コイニーに来ませんか?」って言うんですよ。いやいや、さすがにないわ、と(笑)。その後、半年くらいの間、5回くらい話したんです。食事しながらとか。それで毎回「コイニー来ませんか?」と言われたんです。でも奈緒子ちゃんは飄々としてるから、冗談なんだろうなって思ってたんです。そこまで押してくるわけでもないし。

大柴:なるほど(笑)。

井尾:去年の6月か7月くらいにまた晩ご飯を一緒に食べることになって。行くとアンリ君(佐俣アンリ氏。佐俣社長の夫であり投資家)も来ていて、こう言うんです。「彼女は本気なんです」って。それで自分も真剣に考え始めました。最初に話した通り、奈緒子ちゃんの優秀さは知ってるし、一緒に働きたいと思ってた。それに奈緒子ちゃんが一人で立ち上げてやっているのは凄く大変だというのがわかるし、こんな僕でも役に立てるのかなぁって。それで8月中旬くらいに「行く」と伝えました。

大柴:そして10月からコイニーに入社されるわけですね。現在、コイニーではどのような業務をされているのですか?

井尾:事業開発担当として、クレジットカード会社との連携などが主です。経歴的にマーケティングも長いので、組織的にはマーケティングや広報も管轄しています。リスク管理などもやっています。プロダクト以外では営業とバックオフィス以外はやっています。

大柴:その辺の業務って井尾さんが入られる前は奈緒子さんが担当されていたのですか?

井尾:そうなんです。もう僕が入った時は奈緒子ちゃんの業務がパンパンで。朝から夜までスケジュールがいっぱい入ってて。まずはそのタスクをどんどん引受けていくことをしていました。アクワイアラーの知識があるのが奈緒子ちゃんと僕くらいなので。金融業界出身の人がいなかったんですよね。

大柴:そうなんですか。

井尾:当時はあまり金融業界出身の人の採用は考えていなかったようです。その辺を一手に引受けたことによって、奈緒子ちゃんが「社長」として次のことを考える時間ができました。あとプロダクトに集中できるようになった。それは良かったことですね。

大柴:メディア対応や登壇などは奈緒子さんの担当ですかね。

井尾:そうですね。僕みたいなおじさんが出てもしょうがないし(笑)。

大柴:いやいや(笑)。では最後に井尾さんの今後の展望をお聞かせ頂ければと。

井尾:会社としてはスマホ決済No.1を目指します。ますは日本でNo.1を実現し、それから世界にいきたいです。コイニーのみんなは優秀だし、日本発のサービスで世界を穫りたい。外資での経験も長いので、よりそう思うのかも。

大柴:仕事以外では?

井尾:ワインバーやりたいですね。実はペイパルからテスラにいく頃に実際やっていたんですよ。ワガママなオーナーのお店にしたいですね(笑)。DJもやりたいですね。

大柴:仕事も趣味もちゃんとしてて凄いなぁ(笑)。いや、今日は長い時間ありがとうございました!

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