本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳・校正などを担当する “Tex” Pomeroy 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら。

Image credit: “Tex” Pomeroy
8月30日から9月2日まで、東京ビッグサイトでは「第84回東京インターナショナルギフト・ショーLIFE×DESIGN」が開催され、IoT ソリューションを提供するスタートアップ数社が集まるコーナーでは、日常生活に深く関連したギフトなどのアイテムについて、急速に成長する IoT の分野でのスタートアップの役割が強調されていた。
このコーナーは日本の IT 出版社であるアスキーの協力で企画され、カギなどの置き忘れてしまいがちな個人所有物にタグをつけられる MAMORIO のほか、幼児をモニタするプロダクトなど3つのスタートアップがブースを展示していた。
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Image credit: MAMORIO
特に興味深かったのはスタートアップのユカイ工学で、彼らは子供や年配者に歯を磨く気を起こさせるよう、歯磨きの記録をつけられるロボットのような歯ブラシなど、同社が開発した歯科衛生用品を展示していた。日本人の平均寿命が延びる中で、歯科衛生は QOL を測る上でのベンチマークと言われている。
特に興味深かったのはスタートアップのユカイ工学で、彼らは子供や年配者向けに、ロボットの BOCCO につながるハブラシに代表されるような IoT 製品を提供している。この製品と関係なくハミガキ全般に関していえば、日本人の平均寿命が延びる中で、早いうちからの歯科衛生は QOL のレベルを示すものになると考えられる。
また、デザインを使って自社をマーケティングできるアイテムを提供するスタートアップや、デザインに特化しているわけではないが、日本の伝統的な習慣や以前からあるブランドを活用し、ユニークな機能を提供するスタートアップもいた。さまざまなセクターの異なる企業同士の協業が、特に目を引いた。

Image credit: Yukai Engineering
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