【21位から30位まで】ユニコーン(評価額10億ドル・約1130億円以上企業)世界ランキングまとめパート3(2016年5月時点)

SHARE:

image

前回に引き続きパート3、21位から30位です。ユニコーンまとめ全編はこちらから。(継続更新中・日本円は1ドル113円で算出)

21位: Intarcia Therapeutics (米国・55億ドル・6219億円・1997年創業)

  • 主な投資家:New Enterprise Associates, New Leaf Venture Partners, Charter Venture Capital

1997年創業の製薬会社。製薬方面には明るくないのでどの部分でテクノロジーが関連しているのか説明ができませんが、CBIで21位にランクインしております。詳細わかったらまた追記します。

22位: Stripe (米国・50億ドル・5653億円・2010年創業)

開発者向け決済プラットフォームのStripeがきました。最近の話題では採用の方法でチームごと登用する手法が注目されてました。日本ではウェブペイやPAY.JPなどが似たプレーヤーです。

エンジニア採用の競争が激化するシリコンバレー、決済サービスの「Stripe」が個人ではなくチームごと採用

23位: Olacabs (インド・50億ドル・5653億円・2010年12月創業)

インド版のUberがOlaです。中国版UberのDidi Kuaidiと並んでユニコーン入りしているのは大変興味深い事象ですね。伸びてるサービスのコピーキャット、タイムマシン戦略というのは改めて正しいことがよく分かります。

インドのタクシー予約アプリ「Ola」が2億2500万米ドル調達、Uberに対抗

24位: Coupang (韓国・50億ドル・5653億円・2009年1月創業)

韓国のソーシャルコマース大手で、ちょうど1年前のソフトバンクによる10億ドル(約1130億円)の資金調達が話題になりました。

韓国のソーシャルコマース大手「Coupang」が、ソフトバンクから10億ドル(約1,200億円)を資金調達

これにより、Coupang は過去1年間で14億ドルの資金調達したことになり、グローバルEコマース企業としての成長可能性を韓国内外から認められたことになる。

25位: Zenefits (米国・45億ドル・5088億円・2013年6月創業)

人事関連のバックオフィスサービスZenefitsもここ数年の成長著しいスタートアップ組です。

評価額が40億ドルを超える、人事の書類作業を完全にオンライン化する「Zenefits」

2013年6月にサービスを開始したZenefitsは、中小企業の人事の救世主。給与から保険に至るまでを人事が簡単に管理できるソフトウェアを提供してる。その競合とZenefitsの最大の違いは、企業に対してはそのプラットフォームを無料で提供し、その代わりに保険会社からコミッションを得る形でマネタイズしていること。

ただ、最近はレイオフの話もでています。

創業2年の急成長スタートアップに落し穴ーー人事ERPのZenefitsが250人のレイオフを実施

創業2年で一気にユニコーンまで駆け上った急成長スタートアップのZenefitsが、営業部門を中心に従業員の17%にあたる250人をレイオフすると発表しました。無料の人事ERPを提供する代わりに保険販売でマネタイズし急成長していたZenefitsですが、レイオフには保険販売のライセンス違反が指摘されています。

26位: Magic Leap (米国・45億ドル・5088億円・2011年創業)

VR・AR方面に注目している人であればほぼ全員知ってると言っても過言じゃない注目企業がこのMagic Leapです。

拡張現実のMagic Leapが8億ドル超の調達報道ーー調達合計14億ドル超でこの分野ぶっちぎりに

これまでに調達している金額が公表されている情報で5億9200万ドルでしたので、今回報じられている8億2700万ドルと合わせると、約14億1900万ドルになり、この分野では他の追随を許さぬどころか、他ってあったっけ?状態になっております。因みにまだ完全クローズというわけではないようです。

VR・AR関連に興味ある方はこちらの記事もチェックしてみてください。

VR・ARが巻き起こす「サードウェーブ」と「MR」について考えたい5つのこと

27位: Ele.me (餓了麼・中国・45億ドル・5088億円・2009年1月創業)

中国フードデリバリー最大で、Alibabaが12.5億ドル(約1413億円)の出資を受けたことで話題になっていました。

Alibaba(阿里巴巴)が中国のフードデリバリ最大手Ele.me(餓了麼)に資本参加、12.5億ドルで27.7%の株式を取得へ

Alibaba Group Holding(阿里巴巴集団控股)は、中国のオンライン・フードデリバリ Ele.me(餓了麼)に12.5億ドルを出資することで合意したと、中国のビジネス金融メディア Caixin(財新)が今日(原文掲載日:12月25日)伝えた。

28位: Ucar Group (中国・41.8億ドル・4726億円・—創業)

  • 主な投資家:Legend Capital, Warburg Pincus

中国版Uberといえば、Didi Kuaidiがダントツなのですが、その次を追うのがこちらUcarです。DidiやUberと違うのは独自の車両を使う点だそうなのですが、もしかしてそれってタクシーのことなんじゃないかなと思いつつ、あまり情報がないので詳しいことが分かったら追記しておきます。

参考:Didi Kuaidi slaps down Uber, claims 83% of China’s private car-hailing market

29位: Cloudera (米国・41.3億ドル・4669億円・2008年10月創業)

  • 主な投資家:Greylock Partners, Ignition Partners, Google Ventures

エンタープライズスタートアップへの投資金額は2014年上半期だけで54億ドル

B2Cサービスの資金調達や大型買収の話題が目立っていますが、エンタープライズ領域もこの市況化で盛り上がりを見せています。Crunchbaseから集計したエンタープライズへの投資は2014年上半期で54億ドルに到達しており、これは2013年の累計金額とほぼ同額で昨年比2倍のペース。最も大きな調達を実施したのはHadoopベースのサービスを提供するClouderaの10.6億ドルとなっています。

30位: Yello Mobile (韓国・40億ドル・4523億円・2012年8月創業)

韓国拠点のモバイル関連企業Yello Mobileはサービスプロバイダというよりインキュベーターや投資会社としての側面の方が強い印象です。

[インタビュー]韓国のモバイル・スタートアップ35社を統括する企業Yello Mobileが目指すもの(前編)

現在ではスタートアップ35社を育成する Yello Mobile(옐로모바일)が、7,800万ドルを調達して初のスタートアップ買収をしてからまだ3年しか経っていないが、彼らのビジネスは毎月150万ドルを生み出す黒字に転じ、来年にはIPOを予定している。本稿は、今年アジアで最もエキサイティングなスタートアップの話になるだろう。

2月にはSBIホールディングスから大型調達も。

韓国のモバイル統括企業Yello Mobileが、SBIホールディングスから3,000万ドルを資金調達

複数のモバイルスタートアップを傘下に擁する Yello Mobile(옐로모바일)は、日本のインターネット総合金融グループである SBIホールディングス(東証:8473)から3,000万ドルを調達したことを17日明らかにした。

 

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する