グローバル・ブレインが、シンガポール拠点の化粧品/スキンケア専門Eコマース「Luxola」に出資

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東京のVCであるグローバル・ブレインは今日、シンガポールに拠点を置き、東南アジア各国に化粧品/スキンケア専門のオンラインストアを展開する Luxola に出資したと発表した。Luxola にとっては、今回の調達はシリーズCラウンドで調達総金額は300万ドル。グローバル・ブレインにとっては、シンガポール・スタートアップに向けた初めての出資で、出資金額や比率は非公表。また、グローバル・ブレインのほかに、シンガポールの F&H、インドの Tholons Capital、アメリカのラップ・アーティスト Nas (Nasir Jones) のファンド Queensbridge Venture Partners が参加している。

これまでの Luxola の資金調達を見てみると、2012年6月に WaveMaker Labs から59.7万ドル(エンジェルラウンド)、2013年4月にGREE Ventures から200万ドル(シリーズAラウンド)、今年3月にGREE Ventures とトランスコスモスから1,000万ドル(シリーズBラウンド)を調達している。同社は、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシア、香港、オーストラリア、ブルネイ、アラブ首長国連邦の9カ国でサービスを展開しており、品揃えの豊富さに加え、決済や物流が必ずしも整っていない国々で、質の高いユーザ・エクスペリエンスに定評がある。100社以上のブランドを扱っており、ユーザ数は20万人、うち定期的に商品を購入するユーザが25,000人程度だ。

化粧品に特化したアジアのEコマースを見てみると、定期購入型を中心に、BirchBox のアジア版である VanityTrobe(シンガポール、2013年2月に台湾の GlossyBox を買収、2013年8月にベトナムのGlamyBoxを買収) 、Memebox(韓国)、BellaBox(オーストラリア)、このほか、Eコマースではないが、同じ美容系ではサイバーエージェント ベンチャーズが出資している、口コミサイトの Fashionguide(台湾) などの動きが注目に値するだろう。

この分野のビジネスに、女性の美に対する追求が大きな原動力となっていることは間違いないようだ。

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