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シンプルなデザインに定評があるスマホ連動の暖房制御システム「tado」のデザイン責任者にインタビュー

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今年の6月に紹介したスマホと連携した暖房制御システムの「tado」。人が家を出たり、外から家に近づくとそれを探知して、エアコンを自動的に操作してくれるもの。tadoを使えば、冬の寒い日、家に帰って真っ先に暖房をつけるのではなく、すでに心地よく温まった家が出迎えてくれます。 tadoは、そのグローバル展開に際してKickstarterで2,000万円を超える資金を集めました。支援者へのプロダクトの出…

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今年の6月に紹介したスマホと連携した暖房制御システムの「tado」。人が家を出たり、外から家に近づくとそれを探知して、エアコンを自動的に操作してくれるもの。tadoを使えば、冬の寒い日、家に帰って真っ先に暖房をつけるのではなく、すでに心地よく温まった家が出迎えてくれます。

tadoは、そのグローバル展開に際してKickstarterで2,000万円を超える資金を集めました。支援者へのプロダクトの出荷は2015年頭を予定。支援しそびれた人は、tadoのウェブサイトで事前予約することができます。

シンプルで無駄のないデザインに定評があるtado。ドイツのミュンヘンにあるデザインチームを率いるJens Pohlさんにお話を伺いました。

ーtadoのデザイナーになるまでの経歴を教えてください。
ミュンヘン工科大学で工業デザインの修士号を取得した後、フリーランスでプロダクトデザイン、インタフェースデザイン、またブランド コンサルタントの仕事をやっていた。tadoに参画する前は、同僚3人とブランド アイデンティティ コンサルタント会社を立ち上げたこともある。だいぶ前に取得していた商品開発(機械工学)の工学の学位があったおかげで、tadoのようなテクノロジー企業にも馴染むことができたと思う。

ーtadoのデザインチームについて教えてください。
工業デザインから、プロダクトの体験、インタフェース、ビジュアルデザイン、全てのデザイン要素の責任者だ。デザインは全て内製しているよ。僕たちチームの素晴らしさは、チームがみんな密接に関わって仕事をしていること。ビジュアルデザイン、工業デザインなどと分けて考えることをあまりしない。一緒にコンセプトやソリューションを考えて、それぞれの技術力でそれを形にするんだ。

ーtadoが大切にしているデザイン原則は?
僕たちは、人の生活をより楽にするためのプロダクトをつくっている。だから、不必要な複雑性が加えられるべきじゃない。tadoのデザイン原則は、飾り気のないシンプルなものをつくること。技術的側面から考えると、これはすごく難しいことなんだ。

デザイナーは誰もが、プロダクトはシンプルであるべきだと言う。僕は、何もかもがシンプルにデザインされるべきだという考え方は好きじゃない。中には、もっと複雑でもいいものもある。実際、tadoのユーザーの中には、一般的な使い方以外のオプションを求める人もいる。シンプルにも使えるし、求めればより複雑な使い方もできるように設計しているよ。

ープロダクト デザイナーが心がけるべきことは?
デザインは、プロダクトを美しく飾るための美容部門ではない。デザインは、プロダクトの中核にあるべきもの。中核に間違いがあれば、いくら外側が美しくてもいいプロダクトはつくれない。デザインはデザイン部門だけの仕事ではなく、プロダクト開発全体のミッションだと思う。

デザイナーが、自分に何度言い聞かせても十分過ぎることはないコモンセンス(常識)がある。それは、机から離れて、顧客やユーザーからデザインのフィードバックを得ること。まだ未完全でも人に見せることを恐れないこと。手遅れになる前に。そして、人の意見を聞く。自分のサジェスションへの賛同を得るために説得しようとしないことだ。

ーtadoをデザインする上での最大の課題は?それをどう乗り越えましたか?
技術的なアイディアをもとに、プロダクトをつくることかな。形のある、出荷できる、わかりやすいものをつくる。それはまだこの世に存在しない新しいものだから余計に難しい。それを形にするために、精神的概念、言葉、ビジュアル・ランゲージを考え出し、プロダクトに独特のキャラクターを吹き込むんだ。既にあるものを再デザインするより、真っ新な状態からつくりだす方がよっぽど難しいけれど、その分エキサイティングだったよ。

ーtadoをデザインする中で学んだ最大の教訓は?
tadoはすごくダイナミックなスタートアップだ。この会社を作り上げて行く上で、デザインはその本質的要素であり続けてる。過去3年、いかにスピーディにプロダクトを開発し、出荷するかに集中してやってきた。この経験から学んだことは、密接に働く、高いモチベーションとスキルを持ち合わせたチームがあれば、短期間で素晴らしいことができるということだ。

ープロダクトデザイナーにとって大事な素質は?採用するデザイナーに求めることは?
賢さと細部にこだわる情熱。僕たちは、すごく複雑な世界のためのプロダクトをデザインしている。一番大切なことは、何のためのデザインしているかを理解していること。その理解なしにデザインしたものは、意味のない美しさにしかならない。いいデザインは、十分に情報を熟視した上で生まれる。本当にいいデザインをするためには問題をしっかり理解して、そのルーツを探る必要がある。それがあって初めて、その問題へのソリューションを提案することができる。

細部へのこだわりは、多くのデザイナーが生まれ持っている性質だと思う。このこだわりは、素晴らしいプロダクトをつくるために必要なものだ。なぜなら、全てのディテールには意味があるから。もちろん、ビジネスとしてやる以上、デザイン面で妥協を余儀なくされることもある。でも、どんな状況においても最良のディテイールを生み出すこと。それこそ、ずばぬけて素晴らしいものをつくるために必要なことだと思う。

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布地に織り込む繊維型バッテリー、上海の復旦大学で研究開発中

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繊維型バッテリー
様々なウェアラブルデバイスが登場している中で、バッテリーの問題というのは製品開発において悩ましい点だ。ウェアラブルデバイスという特性上、そのバッテリーには特に軽量、小型といった要件が求められる。

このような既存の課題に対し、上海の復旦大学のWei Weng氏が所属する研究チームが布地に織り込める繊維状のバッテリー技術を開発した、とTECHABLEで紹介されている。

同研究には、丈夫かつしなやかで銀よりも高い導電率を誇るカーボン・ナノチューブ(CNT)が利用されている。開発されたリチウムイオンバッテリー繊維は、このカーボン・ナノチューブを綿繊維に巻きつけた合成糸から成る。このバッテリー繊維、直径約1ミリメートルと小さく、かんたんに布地に織り込むことができるという。

繊維型バッテリー
さらに、同研究チームのサイトによれば、特殊なリチウムイオンバッテリー繊維以外にも、太陽電池やセンサーへもターゲットを向け、研究に取り組んでいるようだ。

これら繊維状のバッテリーが実用化された際には、従来よりも小型・軽量のウェアラブルデバイスや、ポケットに入れておくだけでスマートフォンを充電することができるジャケットなど、新しい発想の製品の登場が期待できそうだ。

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福岡がスタートアップ都市となるために必要なことは。カフェに求められる場のあり方とスタートアップエコシステムの今後

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10月11日にオープンした福岡の「スタートアップカフェ」。高島市長によるオープニングトークのあとに「スタートアップのエコシステムとカフェ」と題し、福岡市の「スタートアップ都市宣言」に関わったメンバーなどが、都市宣言からこれまでを振り返りつつ、スタートアップカフェの今後のあり方について考えるオープニングトークセッションが行われた。 高島市長によるスタートアップカフェオープニングの挨拶こちら。 ・福岡…

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10月11日にオープンした福岡の「スタートアップカフェ」。高島市長によるオープニングトークのあとに「スタートアップのエコシステムとカフェ」と題し、福岡市の「スタートアップ都市宣言」に関わったメンバーなどが、都市宣言からこれまでを振り返りつつ、スタートアップカフェの今後のあり方について考えるオープニングトークセッションが行われた。

高島市長によるスタートアップカフェオープニングの挨拶こちら。
福岡市、創業特区としての次の一手へ。スタートアップを目指す人たちの創発を生み出す「スタートアップカフェ」をオープン – THE BRIDGE

トークゲストとして、高島福岡市長、ヌーラボ代表取締役橋本正徳氏、アマゾンデータサービスジャパン代表取締役長崎忠雄氏、ビデオメッセージでMOVIDA JAPAN代表取締役CEO孫泰蔵氏、モデレーターにnomad代表取締役小笠原治氏が登壇した。

福岡のスタートアップ都市としての可能性と足りないもの

小笠原:福岡をスタートアップの都市にしようと考えたのは、色々と経緯などあると思いますが、なにがきっかけだったのですか?

ビデオメッセージの孫泰蔵氏。「二年前にスタートアップ都市として日本の先駆けとなるものの構想したものが現実のものになっている。福岡がイノベーションの、日本の中心となるように、志をもった人たちがコミュニティをつくってほしい」と語った。
ビデオメッセージの孫泰蔵氏。「二年前にスタートアップ都市として日本の先駆けとなるものの構想したものが現実のものになっている。福岡がイノベーションの、日本の中心となるように、志をもった人たちがコミュニティをつくってほしい」と語った。

高島:都市づくりのモデルを共有するIRBC(国際地域ベンチマーク協議会)に福岡市は参加してて、会議のためにシアトルに出張に行ったことは一つ大きな出来事でした。シアトルは、人口70万程度で150万人の福岡市の半分。なのに、AmazonやStarbucks、Microsoftなど、さまざまな新しい価値がシアトルから生まれていてグローバルに展開してて、なぜだろうと思った。

俯瞰してみると、シアトルは港町でコンパクトシティで海も山も近い。かつ大学も多く、福岡と類似している点がかなりありました。福岡は、いわゆるリバブルシティ、住みやすいという地域としての自覚はあって、東京から移住する人もそこそこにいる。そこに、もともと日本でも開業率が高い福岡として経済活性をミックスさせ、それを強めていくだけの土壌があるのではと考えたのは大きいです。

小笠原:若い人の起業率高いのはなぜなのでしょう?

高島:やはり、ビジネスコスト安いことは大きいです。オフィス代が抑えられ、福岡市の中心地としてあらゆるモノがそろっている。さらに、移動コストもコンパクトだからかからないことも大きい。

長崎:私は、出身は福岡で高校の終わりのころからアメリカのシアトルに渡米して15年くらい滞在していました。シアトルは、初めて行った時は田舎な印象だったのですが、滞在してると福岡と似てるものが多いという実感がありました。海や山、食べ物が美味しいというだけでなく、シアトルは音楽の発祥でもあります。例えば、伝説のギタリストジミー・ヘンドリックスやニルヴァーナなどを輩出しています。また、優秀な教育環境が整っていて、かつアメリカならではな人材の流動性が高かったこともあります。Amazonができて10年弱ですが、たしかにグローバルに展開するだけの企業となりました。私が担当してるAWSも、もともとAmazonの中の社内スタートアップで8年前にスタートしたものですが、いまでは世界のスタートアップを支援するまでとなりました。さまざまな人が人を呼び、アメリカ中の優秀な人が集い生まれたという意味でも、福岡と共通点が多いと実感します。

小笠原:福岡が今後スタートアップ都市になっていくにあたり、逆に足りないものってなんでしょうか?

橋本:まだまだ、福岡は「おかしな人」が足りない気がします。何かに突出するような一芸に秀でている人。そうした人からブレイクスルーが起きるのではないでしょうか。テックカンパニーの人たちをみているとみんな意外とおとなしく、なにかに秀でている人は東京に行っている気がします。福岡を拠点として活動する人がもっと増える必要があります。

高島:ダボス会議のグローバルシェーパーズの福岡のメンバーをみていると、狩猟をしている人やお酒を作っている人などがいて、日本のコミュニティの中でも異色を発揮している人はいたりします。全国でみたときに、福岡は一芸や何かに突出している人はいるし、存在感はあるはず。しかし、そうした人たちがネットワーキングできていないのかもしれません。ずば抜けた人がもっとコラボできる場を作る必要を感じます。

福岡の強みを自覚し、福岡を拠点に活動するプレイヤーを増やすこと

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左から小笠原氏、高島福岡市長、長崎氏、橋本氏。

小笠原:たしかに、場所は大事です。このスタートアップカフェができ、来年くらいには起業する人も出てくるかもしれません。どんな起業が生まれることを期待しますか?

高島:福岡の今の強みやゲームやIT。メディアミックスさせてさまざまな商品やサービスを売り出せるポテンシャルがある。今ない何かを作ることも必要だが、まずは既存のものの組み合わせによって生まれるものがもっとたくさん出てくることを期待しています。

橋本:2012年からやっている明星和楽は、まさにそうしたクリエイティブな人たちが集まって、切磋琢磨し合いながら作品を発表したりコラボしたりしながら、遊びながらみんなを感動させられる楽しい場所を作りたいと思い始めました。きっかけは、SXSWのような音楽祭の中で最先端のテクノロジーやサービスの人たちが集まって盛り上がりをみせるように、ただのプレゼン大会ではなく観客とゲストが一体となって盛りあがるフェスティバルのようなものをやりたいと思って。そういうものは、まだまだ福岡には足りないと思います。

高島:昨日(10月10日)には、「The Creators」というイベントを企画しました。それは、音楽やパフォーマンスのコラボを行うフェスのようなもので、しかもそれを福岡市役所前の広場で開催しました。というのも、福岡には技術やデザイン力を持っている人がいるということを、福岡にいる人自体がまだまだ知らないという問題意識がありました。だからこそ、一般の人でも立ち寄れる場所で開催しました。福岡に技術があるということを知り、福岡の強みを知ることによってコラボできる土壌が生まれることの可能性を感じます。

橋本:先日は、明星和楽は台湾で開催したのですが、福岡と台湾が交わりかなりの盛り上がりをみせました。アイドルやアーティストなどのコラボや新しい人たちの盛り上がりを実感しました。

高島:もともと福岡は芸能人を多く輩出している地域。秀でているものを持っている人は多い。しかし、福岡にいてもそもそもマーケットがなかったから東京に行っていただけ。しかし、福岡にいて、かつ東京でも通用する人が次第にでてきた。

長崎:切磋琢磨し合える関係やライバルは重要ですね。ライバルがいると同時に、自信もついてくる。世界の人たちは色んな多種多様な人たちと出会うことで、ダイバーシティを体感すると同時に、みんな自分に対して自信をもっている。自分がもっている価値を認識することはすごく大切です。スタートアップカフェのような色んな人が集える場があって、それを行政がバックアップしながら活動できることで、飛躍するチャンスも多くでてきます。あわせて、やはりコミュニティというものの重要性を感じますね。

多種多様な人たちが集い、コラボし、ネットワークが生まれる場所に

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小笠原:福岡でスタートアップに関わっている人って、意外と変な人多いですよね。東京だと行政の人は遠い印象ですが、福岡は距離が近い。また、短期間で何かコトを起こすには、時に変なことや勢いって大事ですよね。

高島:一番は、起業したいと考えている人の熱意ややる気が重要です。「特区とったけど、それで起業が増えるの?」という意見や、「で、なにをしてくれるの?」という意見が時折きますが、やはり、何をしてくれるのかではなく、自分がどうしたいのか、どううまく利用するかということを考えることが必要です。制度がなくても、やる人はどこでもやります。必要なのは悔しいという思いや、こんなことをしたいと思う個人のやる気です。

小笠原:何かを始めると同時に、継続させていくことで進化していくこともあります。ふとした出会いが大きなつながりになったり、次のアイデアを発展させたりします。そうした出会いの場、マッチングの場としての重要性がこの場所にも求められてきますね。

高島:なので、スタートアップカフェはできるだけ敷居を下げているんです。「特区とったのに、こんなカフェなの?」というくらいの気軽さでいいんです。誰でも思いをもった人の出会いが生まれる、そんなものであってほしいです。同時に、サポートの形も既存のものから変化しなくてはいけません。県の創業支援や助成金などの制度ありますが、バラバラで申請に手間がかかります。それをコーディネートすることが、行政にも求められてきます。ちょっとした種がどんな大きなものになるかわかりません。そうした種を逃さないためのバックアップを行政も積極的にサポートしていかなくては。

小笠原:AWSも、スタートアップ向けにいろいろなサポートをやっていますが、地域ごとに今後はアプローチなど考えていますか?

長崎:AWSが日本にきて3年たち、これからは地方の起業家のサポートも重点的に行なっていけたら。AWSは、これまでにDropboxやPinterestなど、欧米のさまざまなスタートアップを支援してきています。福岡からも、そんなスタートアップが生まれてほしいですね。

橋本:福岡は、アジアの拠点や交流の場としても重要な場所です。ぜひ、今後は東京で開催されるようなイベントがもっと福岡で開催され、色んな人が集うきっかけを作れたらと思っています。「イベントをやるなら福岡で」となってほしいですね。

小笠原:最後に、それぞれ一言ずつお願いいたします。

橋本:大きなイベントがまだまだ東京で開催されている状況を変え、福岡で毎日さまざまなイベントが開催され、常に人が集まる場所になってもらいたいですね。同時に、必要なのは福岡からの情報発信です。東京からメディアの人が来るのではなく、福岡を拠点に、さまざまな福岡の出来事やアジアの出来事を発信するメディア含めたパートナーな人も起業と同じくらい増えてもらいたいと思います。

長崎:AWSは、テクノロジーの相談としてのコンシェルジュを目指していきたいです。そして、福岡発世界なサービスの誕生を支援していきたい。ここをきっかけに、2年後3年後には世界で活躍する企業がたくさんでてくるよう応援していきたいです。

高島:起業もそうですが、ただ会社を登記するだけではなく、新しい価値を創りだしてもらいたい。ここで出会ったことがきっかけになって色んなコラボが生まれてくることを期待しています。この場所が一つのコミュニティとなり、福岡にもっと強いネットワーキングが生まれ、スタートアップエコシステムができるよう、行政もバックアップしていきたいと思います。

まちをフィールドに、ITのみならず多様な分野を横断するコミュニティへ

スタートアップ都市としての一つの一つの形を見せつつある福岡。場の創発と同時に、ここからさまざまなものが生まれてくるための日々の取り組みが必要だ。そうしたときに、やはり当たり前だがこのスタートアップカフェだけですべてをまかなえるわけでもない。例えば、ここを一つの拠点に、福岡の街全体でスタートアップのイベントがあったり、近くの空きスペースなどを活用したりするなど、スタートアップカフェという点ではなく福岡市全体としての面としての盛り上がりをつくってもらいたい。

また、福岡はもともとファッションや美容といった分野にも強い。ウェブサービスのみならず、そうした既存分野とのコラボや、ITやデジタルを全体にこれまでの仕組みを変化させるような取り組みが生まれてくることを期待したい。そのためにも、建築、ファション、アート、デザイン、クリエイティブ、出版、メディアなどさまざまな分野の人たちを巻き込むためのコーディネーターやファシリテーターという存在も必要かもしれない。起業家のみならず、分野を横断しコラボを創発する仕掛け人といった存在も、今後増えることを期待したい。

今後も、福岡の取り組みや全国各地のスタートアップの取り組みを追いかけていきたい。

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ゲーム攻略動画サービスのKamcordがセガと共にゲームコンペティションを開催

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<ピックアップ>Kamcord gameplay recording platform gets into mobile gaming competitions starting w/ SEGA ゲーム攻略動画を共有できるサービスのKamcordが、大手ゲームメーカーのセガと手を組み、ゲームコンペティションが開催されている模様です。 ニュースレターの購読 注目すべき記事、世界のスタート…

Kamcord

<ピックアップ>Kamcord gameplay recording platform gets into mobile gaming competitions starting w/ SEGA

ゲーム攻略動画を共有できるサービスのKamcordが、大手ゲームメーカーのセガと手を組み、ゲームコンペティションが開催されている模様です。

Kamcordはサンフランシスコに本社を構え、2012年に創業しているスタートアップです。計4ラウンドの資金調達をしており、合計980万ドルの資金調達に成功しています。ディベロッパーはKamcordが提供しているSDKを利用すれば、ゲーム中に録画ボタンを配置することができるようになります。

今回はこの機能を使ってセガが提供しているCrazy Taxi City Rushのコンペティションを開催、ユーザーはこのゲーム動画をシェアすることでアプリ内でのアイテム獲得やリアルでの賞与授与の機会が与えられるようです。コンペは最初の開催となりますがゲーム動画のシェア数増加以外に、今後このようなゲームコンペティションというビジネスを根付かせるという目的も伺えると記事は伝えています。

ゲーム市場は今年度で遂に1000億ドルを超えると試算されており、来年度には1100億ドルと予測されている成長産業と言えるでしょう。とりわけモバイルゲーム分野は年に40億ドルずつ成長しています。また、ゲーム機市場も50億ドル以上の規模で拡大しています。

前述の通り、モバイルに関してはSDKを利用することで録画ボタンを配置できますが、それと同様にPlayStation4などのゲーム機を利用したオンラインゲームなどに関しても、ゲーム中に録画ボタンを配置できるようにサービスが普及できるかが、今後期待される点でしょう。実際、PlatyStation4はシェア機能やSNS連携機能を備えたゲームタイトルを揃えているので、これら機能と同時にサービスを展開できるかが鍵となるでしょう。

これからTwitchなどの同業サービスがこのようなゲームコンペティションの分野に参入してくることは十分に有り得ますし、将来的には、Kamcordがセガ以外の大手ゲーム会社とタイアップすることが期待できます。いずれにしても、ゲームコンペティションはこれから注目される分野となるでしょう。

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500Startups輩出で、子供服のオンラインマーケットサービスのTotSportが180万ドルの資金調達に成功

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<ピックアップ>Children’s Clothing Marketplace TotSpot Raises $1.8M 500Startupsを卒業し、子供服専門のマーケットプレイスサービスを提供していTotSpotが9月1日に180万ドルの資金調達に成功していたことが報じられました。 ニュースレターの購読 注目すべき記事、世界のスタートアップシーンの話題、BRIDGE …

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<ピックアップ>Children’s Clothing Marketplace TotSpot Raises $1.8M

500Startupsを卒業し、子供服専門のマーケットプレイスサービスを提供していTotSpotが9月1日に180万ドルの資金調達に成功していたことが報じられました。

TotSpotは母親向けのオンライン子供服マーケットプレイスサービス。売りたい子供服の写真や値段、簡単な説明書きを投稿した後に売買が成立すれば、20%のコミッションを取るという収益モデルをとっているそうです。現在はiOS向けアプリがローンチされているようですが、年度末までにはAndroid版も発表される模様です。

「マーケットプレイス」というキーワードで思いつくのは、先日上場したAlibabaかもしれません。実際、この上場劇に代表されるように、Eコマース市場は熱を帯びています。ちなみにEコマースの市場規模は、この記事によればB2C世界市場で1兆5000億ドルにも上っているとのことです。

とりわけ、Eコーマスの中でも、TotSpotが参入しているC2C市場は、「シェアリングエコノミー」などの言葉が浸透してきた影響もあり、注目市場になってきていると言えるでしょう。Uberの相乗りサービスやAirbnbに代表されるように、モノ以外も取引されるような市場となってきており、これからも面白い新サービスの登場が期待されます。そしてVCは然り、Alibabaと並ぶEコマースの代表格とも呼べるYahoo!やAmazonなどがこぞってこの分野のスタートアップに投資する魅力的な成長マーケットと言えるのは間違いないでしょう。

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音楽コンサートチケット提供スタートアップのJukelyが240万ドルの資金調達

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<ピックアップ>Jukely nabs $2.4M to let NYC music lovers get unlimited concert tickets for $25 per month ニューヨークを拠点としており、音楽コンサート情報及びチケット販売サービスを提供しているスタートアップのJukelyが 10月8日、240万ドルの資金調達に成功したと報じられました。 Jukel…

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credit: ChadCooperPhotos via FindCC

<ピックアップ>Jukely nabs $2.4M to let NYC music lovers get unlimited concert tickets for $25 per month

ニューヨークを拠点としており、音楽コンサート情報及びチケット販売サービスを提供しているスタートアップのJukelyが 10月8日、240万ドルの資金調達に成功したと報じられました。

Jukelyは2012年創業のスタートアップで、今回の資金調達で計330万ドルの資金調達を成功したことになります。Jukelyのサービスは、ユーザーのiPhone Libraryや、音楽配信サービスのSpotify、Rdioなどと連携して、オススメの音楽コンサート情報を提供、そしてアプリ内でチケットを販売しているという、音楽コンサートマッチングサービスとなっています。

Jukelyは今回の資金調達により、ニューヨーク限定ではありますが、月額25ドルを払えば、自分の行きたいコンサートを欲しいだけ買えるとのことです。このニューヨーク限定サービスをローンチするために、17箇所以上のコンサート会場と提携しており、Jukelyユーザーのための席を確保されています。その代わり、コンサート会場の運営会社は、月25ドルの内から、一定のマージンを収益としてもらうという仕組みになっているということでした。

北米の音楽コンサート産業は、ある統計データによると2013年に51億ドルを達成しており、2012年の47億ドルという数値からも、成長産業であることが伺えます。また、北米エリアにおける音楽コンサートチケットの平均が約69ドルという点から、今回の価格でコンサートチケットを販売するというのは価格戦略的にも優位性が保てるということが予測されます。これからはいかに人気で質の高い音楽コンサートのチケットを提供できるかが課題となりそうです。

今後はニューヨークで行われるこのサービスを、すでにサービスを展開しているロサンゼルスで試し、徐々に新しい都市にサービス拡大していくとのことですが、しばらくはニューヨークでの施策が上手く行くかに注目するべきでしょう。

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Y Combinator出身のスタートアップ、データ集積のSegmentが1500万ドルの資金調達に成功

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<ピックアップ>Segment Raises $15M For a “Customer Data Hub” Y Combinator出身で、データ集積及び変換サービスを提供しているSegmentが、10月8日に1500万ドルの資金調達に成功したと報じられました。 ニュースレターの購読 注目すべき記事、世界のスタートアップシーンの話題、BRIDGE 主催のイベントに関する情報をお届けしま…

Segment

<ピックアップ>Segment Raises $15M For a “Customer Data Hub”

Y Combinator出身で、データ集積及び変換サービスを提供しているSegmentが、10月8日に1500万ドルの資金調達に成功したと報じられました。

Segmentは、Y Combinatorを2011年に卒業しており、実際の会社設立は2012年、現在の従業員数は30人前後です。今回の資金調達で累積調達額は1760万ドルに達する模様。サービス内容は、アプリなどにおけるユーザーデータを集積し、そのデータをGoogle Analyticsなどの情報解析分析ツール向けに自動で変換してくれるというものです。

これまではユーザーデータのトラッキングを構築する、そしてデータ収集するまでは多くの時間を費やすことがデータ解析のネックになっていましたが、Segmentのサービスはシステム構築やデータトラッキングに対するコストを格段に下げるソリューションとして提供されているものと言えるでしょう。

元記事によればSegmentのようなデータ解析サービスが数多く提供されている中、様々な種類のデータを一箇所に集積できる「データハブ」のようなもので、かつそれを各解析ツール向けに変換できるサービスに対しての需要は大きく、それ故に今後も成長するサービスとなるであろうと伝えられています。

確かに、この統計データの記事によれば、2020年にはSegmentのサービス分野にあたる、ビックデータ市場は7000億ドルを超える市場になると予測されており、数多くの種類、そして莫大な量のデータが増えていくに連れて各データを1つ1つ解析ツールに当てはめていくという時間や労力的にコストがかかってくるため「データハブ」の存在の重要性が増してくるのは納得がいきます。

また、これからはSegmentのようなサービスにデータ解析を委託し、集められたデータはB2B向けとして売買されるというケースも増えくるかもしれません。いずれにせよ、データ解析及び解析ツールスタートアップの動向は今後も注目分野になるのは必至でしょう。

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シリコンバレースタートアップのLarkがヘルスケアアプリを発表

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<ピックアップ>Lark relaunches with an iOS8 app that coaches you to be healthy iOS8の新機能であるHealthKitが登場して間もないですが、シリコンバレーを拠点としているスタートアップのLarkが9月31日に、エクササイズ・睡眠の情報をトラッキングするヘルスケアアプリをローンチしました。 ニュースレターの購読 注目す…

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<ピックアップ>Lark relaunches with an iOS8 app that coaches you to be healthy

iOS8の新機能であるHealthKitが登場して間もないですが、シリコンバレーを拠点としているスタートアップのLarkが9月31日に、エクササイズ・睡眠の情報をトラッキングするヘルスケアアプリをローンチしました。

Larkは2010年に創業され、昨年の310万ドルの資金調達を含め、計410万ドルの資金調達を達成しています。Larkは睡眠や運動などの情報をトラッキングし、全ての情報はチャートとリストの形式で表示され、どの程度運動をしたのか、そして睡眠をしたのかを見ることが出来るアプリです。エクササイズする際は、時間と距離をiPhoneのモーションセンサー機能を使って計測されます。もちろんカロリー消費計算も可能です。睡眠に関して言えば、寝る前に最後にチェックした時間から、朝にチェックした時間までを睡眠時間として計測されます。

ここまでは普通のヘルスケアアプリと同じかもしれませんが、Larkの最大の特徴は、このアプリ自身がチャットを使って話しかけてくる点にあります。友人と会話しているようなフランクな内容で会話でき、軽いノリで運動を励ましてくれたりして、よりパーソナライズされた情報を提供してくれます。

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このようなパーソナライズされた情報を提供するために、Larkは12人の健康分野、行動科学、そしてエクササイズ分野の専門家を雇っているとのことです。

今回のローンチは実際、Larkにとっては2回目で、2年前に同様のアプリをローンチした際は、別売の機器を買わなければいけなかったのですが、先日のアプリリリースでは、iPhoneのみならず、Samsungでも使用できることから、完全にモバイルに対応した仕様に戦略を合わせたことが伺えます。

iOS8がリリースされてから日も浅く、これからヘルスケア分野のアプリが続々と投入され、これから急成長が見込まれる分野だからこそ、Larkのみならず、ヘルスケア市場全体の動きから目が離せません。

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複数のメッセージアプリからの連絡を一括管理できるアプリ「Snowball」がローンチ、Google Venturesなどから230万ドルを資金調達

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数多くのメッセージアプリが世にあふれている。 筆者の場合、スタートアップの人達からの連絡は Facebook やメールでもたらされ、THE BRIDGE 内部の連絡は Trello と Slack、海外とのやりとりは Skype が多く、コンサルティング・ワークにおけるクライアントとのやりとりは、Chatwork やサイボウズなどが多い。加えて、友人との連絡は LINE やカカオトークや WeCh…

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数多くのメッセージアプリが世にあふれている。

筆者の場合、スタートアップの人達からの連絡は Facebook やメールでもたらされ、THE BRIDGE 内部の連絡は Trello と Slack、海外とのやりとりは Skype が多く、コンサルティング・ワークにおけるクライアントとのやりとりは、Chatwork やサイボウズなどが多い。加えて、友人との連絡は LINE やカカオトークや WeChat(微信)や SMS といった感じになるので、もはや、誰かと連絡をとるときに、その人とのプライマリのコミュニケーション・チャネルがどのアプリだったか、それを思い出すのも困難なくらいカオスである。おそらく、メディアに関わる人の多数は同じような経験を持つはずで、モデムでパソコン通信していた頃のように、電子メール一本に原点回帰してみたいと思うことさえある。

メッセージングの情報オーバーロードを抑制する一つの手段として、一昨日 Swingnow を紹介した。開発元のマーケティング戦略上、日本の iTunes アプリストアからはダウンロードできないが、すべてのコミュニケーション・チャネルを一つのアプリに集約し、急を要さない連絡をオプトアウトするというアプローチは、なかなか斬新な発想と言えるだろう。

snowball_screenshot先週水曜日(現地時間)アメリカでも、あるスタートアップが似たようなコンセプトのアプリをローンチしたので紹介したい。そのスタートアップ、そしてアプリの名前は Snowball だ。同社は先頃、First Round CapitalGoogle Ventures からシードラウンドで230万ドルの資金調達に成功している。

Snowball は Facebook Messenger、WhatsApp、SMS、Snapchat、Google Hangouts、LINE、WeChat、Twitter などで受信したメッセージをアグリゲートし、一つの受信ボックスに集め、Android 端末のホームスクリーン上に表示してくれる。

この種のアプリを使い始めるとき、メッセージアプリのそれぞれと連携させるために、個別のユーザ認証が必要になる。この作業は結構煩雑だ。そこで Snowball は、各メッセージアプリから Android 上にポップアップしてくるノーティフィケーションを拾い集めることで、Snowball と各メッセージアプリとの認証作業を不要にした。これは非常に賢明なアプローチと言えるだろう。しかし、これが実現可能なのは、どうやら Android のみのようで、そのため、Snowball の iOS 版のアプリはローンチされていない。

2014年5月から開発の始まった Snowball はまだベータ版だが、前述した複数のメッセージアプリのユーザ・アクティヴ率の20%以上の向上に寄与しており、したがって、これらのアプリとは敵対関係にはならないのだそうだ。

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左から:Anish Acharya、Jason Patel

Snowball の共同創業者である Anish Acharya と Jason Patel は、起業家を多く輩出していることで有名なウォータールー大学の卒業。モバイル・ソーシャル・ゲーム開発会社 SocialDeck を共同創業し、2010年に Google に売却した(既に Google Play Game の一部となっているため、SocialDeck のウェブサイトは存在せず)。現在は Google Ventures における EIR (Entrepreneurs in Residence) という立場で、2つ目のスタートアップに挑戦することになる。

Google との関係性を考えれば、Snowball にとってはおそらく Google に売却してイグジットすることもたやすいが、共同創業者の二人にはより大きなビジョンがあるようで、現在、Snowball に次ぐ新たなプロダクトを開発中だ。このプロダクトについて同社は、「メッセージングやコミュニケーションをプラットフォームとしたもの」としか明らかにしておらず、Acharya は次のようにコメントしている。

すべてのメッセージアプリ、ソーシャル・ネットワーク上にいる人々を理解すれば、それは極めて興味深いデータ・プラットフォームになるだろう。このデータを使って、新たなモバイルプロダクトを作るんだ。

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福岡市、創業特区としての次の一手へ。スタートアップを目指す人たちの創発を生み出す「スタートアップカフェ」をオープン

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政府の国家戦略特区の1つである福岡市は、創業特区として日本で最もスタートアップが集まる場所を目指そうと大きく舵取りを行っている。 そのきっかけは、2012年の明星和楽で発表された、高島福岡市長による「スタートアップ都市宣言」だ。ロンドンのTechCityとの提携や、さまざま創業関連の取り組みなどを通じて、福岡市主導でスタートアップ支援を行ってきた。 ニュースレターの購読 注目すべき記事、世界のスタ…

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政府の国家戦略特区の1つである福岡市は、創業特区として日本で最もスタートアップが集まる場所を目指そうと大きく舵取りを行っている。

そのきっかけは、2012年の明星和楽で発表された、高島福岡市長による「スタートアップ都市宣言」だ。ロンドンのTechCityとの提携や、さまざま創業関連の取り組みなどを通じて、福岡市主導でスタートアップ支援を行ってきた。

政府による国家戦略特区の認定は、国として新しいチャレンジを生み出しやすい環境を後押しする流れとなった。国としての創業支援のみならず、創業5年未満の企業の法人税をアジアでも最も低い数字にする提案など、福岡としても特区に関するさまざま提案を行っている。

そうした取り組みを通じてスタートアップエコシステムを構築する大きな一歩として、多種多様な人たちが集い、新しい価値を生みだすプラットフォームとしての「スタートアップカフェ」が、このたび福岡市内にオープンした。

10月11日には、オープンを記念したイベントが開催され、福岡市長や行政関係者、スタートアップ支援を行うさまざま企業や団体が集まった。

時代の変化とともに、新しい価値を生み続けることを目指す

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スタートアップカフェのオープニング飾った高島福岡市長による、創業特区のこれまでと今後に関するプレゼンが行われた。

オープニングイベントでは、高島福岡市長による雇用創出特区としてのこれまでの取り組みや、「スタートアップカフェ」についての概要の説明を行った。

高島氏は「現在の子どもの65%は、いま存在しない職業につく」といったことや「現在の職業の約半数は、20年後には雇用がない」といったこと言説を引用すると同時に、私たちの生活はテクノロジーの進化ともに歩んできており、そこにはベンチャーのアイデアによって私たちの生活を日々進化させてきたと指摘。

「時代を変化させるためは、技術革新による付加価値の付与が大きく寄与している。今回のスタートアップ特区では、新規起業のアイデアはもちろん必要だが、それ以外にも既存企業の第二創業、既存企業と新規企業とのコラボなどを生み出し、新しい価値をつくる場所として福岡を位置づけたい」

ただ単に会社を創業するのではなく、価値を生み出すこと。これが、スタートアップ特区の目的だ。

さらに、創業の大きな意味として、経済活性や雇用創出との関連も強い。統計でも、創業10年未満の企業によって日本全体でも200万人以上もの雇用を生んでいるというデータもある。こうしたことを踏まえ、「創業が盛んになることによってイノベーションを創発し新規企業や既存企業が成長」し、さらに「新しい雇用を生み出し自治体にとっては地元就職の機会も増える」という効果を見出すことができる。

誰もが自由に使い、新しい創発を生む場としての場にしていく

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今回、スタートアップカフェを運営するCCCのスタッフたち。右から二番目が、コンシェルジュの藤見哲郎氏だ。

福岡市は、もともと日本全体としても開業率が高いことで知られている。しかし、日本全体としては開業率4%と世界に比べると低い。だからこそ、福岡が日本全体の創業をけん引する存在となるよう、2012年の「スタートアップ都市宣言」を行い、全国の知事や市長らとともに「スタートアップ都市推進協議会」も立ち上げるなど、スタートアップ都市としての形を模索してきた。

そこに、政府による成長戦略の一環として、国家戦略特区が打ち出された。雇用や農業、教育など、さまざま分野に特化した特区が設置されるなかで、世界で最もビジネスをしやすい環境づくりに力を入れることとなり、福岡市が認定されたのだ。

そうしたこれまでの福岡市の施策、そして国家戦略特区による取り組みを通じて、人材教育やマッチング、創業に関しての情報交換の場を、従来の行政サービスにありがちなお固いものではなく、より敷居を下げた場所としながら、さまざまな行政手続きをワンストップで簡便に行える窓口として機能を集約する場所を作ることとなった。

それが、「スタートアップカフェ」という位置づけだ。運営にはCCCが参画している。今回のスタートアップカフェは、福岡市今泉という市内の中心地にあるTSUTAYAの3階に設置されており、誰もが利用できる場所に設置されている。

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スタートアップカフェは、同ビルのTSUTAYAと同じく朝9時から明け方の4時までの利用が可能だ。さらに、ビジネス書などを含む3万書もの書籍も閲覧可能となっている。創業をサポートするコンシェルジュには、DOGANの藤見哲郎氏が就任している。

その他、セミナーや開業相談会、定期的に開催する交流会やビジネスマッチングなどが行われる。もちろん、スタートアップ自身でイベントや勉強会などを企画することも可能だ。

「誰もが自由に使い、利用し、成長する場にしてほしい。この場所から、国内外からチャレンジしたい人と企業が集い、新しい価値を生み続けること。そうした取り組みを今後も福岡市は応援し、そして福岡市自体がそんな都市となれるようにしていきたい」

スタートアップ都市としての新たな一歩を踏んだ福岡市。今後、日本におけるスタートアップのメッカとして、今後10年20年後を見据えた、さまざま取り組みが行われることを期待したい。

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オープニングには、急きょUSENグループ会長の宇野康秀氏(下段右)も応援にかけつけ、高島市長とトークセッションを行った。

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