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【#StartupAsia Tokyo 2014予告】幕を開けた東南アジアへのスタートアップ投資、でもまだ前哨戦に過ぎない

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THE BRIDGE のメディア・パートナーである Tech in Asia では、2014年9月3日〜4日、東京で初開催となるスタートアップ・カンファレンス「Startup Asia Tokyo 2014」を開催する。 この予告シリーズでは、開催日当日に向け、登壇者やイベント内アトラクションの紹介を中心に、イベントの全容をお伝えする。これまでシンガポールおよびジャカルタで、通算5回にわたって開催…

startupasia_tkyTHE BRIDGE のメディア・パートナーである Tech in Asia では、2014年9月3日〜4日、東京で初開催となるスタートアップ・カンファレンス「Startup Asia Tokyo 2014」を開催する。

この予告シリーズでは、開催日当日に向け、登壇者やイベント内アトラクションの紹介を中心に、イベントの全容をお伝えする。これまでシンガポールおよびジャカルタで、通算5回にわたって開催された Startup Asia については、ここから関連記事を閲覧できる。


写真出典:WorldIslandInfo.com
写真出典:WorldIslandInfo.com

3年前、私が大学を出てスタートアップを取材し始めたころ、東南アジアでEコマースと言えば、それはブログショップ(ブログを使った商品販売サイト)か、Amazon か、eBay のことだった。彼らは今日も存在するものの、以前よりもオンライン・ショッピングの世界はより多様化している。

Rocket Internet は多額を軍資金に注ぎ込み、Alibaba(阿里巴巴)はその市場の一端を牛耳りたいと考え、スタートアップは挑戦を重ね、資金力のあるウェブサイトに対抗した。

しかし、私は、このカンブリア爆発の、ほんの表面を見てきたに過ぎない。

はっきりとした原因を捉えるのは難しいが、多くの人々、とりわけ起業家が東南アジアに生活を賭け、その困難にもかかわらず、東南アジアが巨大で儲かる市場になると確信したことと、大きく関係している。

何事も黎明期について考えるには、目の前で起こっている現在を見てみればよい。2014年はスタートアップ投資が大ブームとなった。私たちは、RedMartGrabTaxiLuxolaaCommerce など、1,000万ドルのハードルを超える投資を多く目の当たりにしている。そして、さらなる高額に及ぶシードラウンドも起こっている。特筆すべきは、Fastacash の800万ドルの資金調達だ。

しかし、これらもまだ前哨戦に過ぎない。これらのラウンドは、一連の新手の投資ファンドが形成される前から、行われていたものだからだ。Golden Gate Ventures のアソシエイトである Justin Hall は、向こう2年間、10億ドルが東南アジアのスタートアップに投資されると考えており、彼はこれを「rise of holy shit money(仮訳:どうしようもないお金の隆盛)」と呼んでいる。インドが3年間で30億ドルを投資したと言っても、それは小さいことだが、まだ始まりに過ぎない。

VC 以外にも資金調達の方法はある。クラウドファンディングで数十万ドル、なかには、100万ドルを超える金額を調達するスタートアップも現れた。オーストラリア証取への上場も人気のある方法になりつつあるし、この点において、マレーシアの Catcha Group はパイオニアだ。

それはお金のためだけではない。エコシステムと人材もそこにあるからだ。成功した起業家の最初のグループは、エコシステムに再投資し、さらにベンチャーを始める。タイの Paul Srivorakul(関連記事)、シンガポールの Darius CheungChong 兄弟らの名が頭に浮かぶ。

自らのスタートアップに忙しく時間の無い創業者たちは、他のスタートアップに投資をする。タイの Ookbee は最近、Edutech スタートアップの Taamkru に投資し、RedMart の創業者らは、男性向けEコマースブランド Edit Suits Co. を支援した

東南アジアへの Rocket Internet の進出によって、Eコマースを成功させる方法を知る人材が東南アジアにもたらされた。彼らは概してオンライン小売の世界で注目を集めるが、あらゆる人々にメリットをもたらした。

シンガポールの Block 71 やフィリピンの Area 55 のような、スタートアップの集まる梁山泊が、どのようにして、恊働創造のクリティカル・マスを創り出しているのか、とか、他にも話したいことは尽きない。しかし、より詳しい議論は、Tech in Asia の Startup Asia Tokyo のパネリストに委ねたいと思う。

次のパネリスト達が、スタートアップ・エコシステムの真実を掘り下げてくれるだろう。

  • Jungle Ventures 創業者兼マネージング・ディレクター Amit Anand
  • Monk’s Hill Ventures パートナー Kuo-Yi Lim
  • 楽天ベンチャーズ マネージング・パートナー Saemin Ahn

モデレータを務めるのは、Golden Gate Ventures 創業パートナー Vinnie Lauriaだ(関連記事)。カンファレンスの1日目に行われる。彼らは、現金の山の上に座る人物だ。Jungle Ventures、Monk’s Hill Ventures、Golden Gate Ventures は自らの調達に加え、シンガポール政府からもそれぞれ790万ドルずつを得ており、他方、楽天ベンチャーズは1億ドルを最近調達した。彼らは共に、東南アジアのスタートアップ投資状況を語ってくれる。

東南アジアで何が賑わっているかに興味のある投資家や、パネリストの投資家達が何を考えているかを知りたい起業家には、ぜひチェックしておきたいパネル・セッションになるだろう。

Startup Asia Tokyo 2014 の入場チケットはここから購入可能。
THE BRIDGE 読者向けの割引コード「readthebridge」の入力で入場料が25%割引になります。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

クラウドワークス、リクルート投資子会社に第三者割当増資を実施、登録者数は20万人を突破

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一部の報道機関が伝えている通り、クラウドワークスは8月8日、リクルートホールディングスの投資会社に対して実施した第三者割当増資の発表をする。(8日追記:発表されました)金額は非公開だが数千万円規模、日経の報道では増資後の出資比率は2%前後となるとし、両者は共同で新サービスの開発を手がけることになるという。 2014年5月に代表取締役の吉田浩一郎氏を取材した際、オンラインで働く方(受注側)の数は16…

クラウドワークス代表取締役の吉田浩一郎氏

一部の報道機関が伝えている通り、クラウドワークスは8月8日、リクルートホールディングスの投資会社に対して実施した第三者割当増資の発表をする。(8日追記:発表されました金額は非公開だが数千万円規模、日経の報道では増資後の出資比率は2%前後となるとし、両者は共同で新サービスの開発を手がけることになるという。

2014年5月に代表取締役の吉田浩一郎氏を取材した際、オンラインで働く方(受注側)の数は16万人だったが、同社に問い合わせたところ、現在この数字は20万人を突破しているということだった。

なお、当時の取材で企業の登録数(発注側)は3万社、年間の流通総額は20億円を突破する見通しと吉田氏は語っている。

<参考記事> クラウドワークスの年間流通額は20億円規模の見込み #IVS

成長が期待されるクラウドソーシングの市場だが、上記のインタビューでもある通り、この新しい働き方に対しての理解は完全に進んでいるとは言い難い。時間のかかる事業なだけに、上場はもちろん、その後の展開や課題についてなど後日インタビューを掲載する予定だ。

「日本のビジネスマンが日常的に英字新聞を読めるように」− オンライン英会話ベストティーチャーが英字新聞The JapanTimesと連携

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オンライン英会話「ベストティーチャー」を提供するベストティーチャーは、英字新聞「The Japan Times / International New York Times」を発行するジャパンタイムズ、ビジネス英語研修サービスを提供しているグローバルブルーとの連携を本日発表した。 The Japan Timesが毎週日曜日に発行している週刊英字タブロイド紙「The Japan Times On S…

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オンライン英会話「ベストティーチャー」を提供するベストティーチャーは、英字新聞「The Japan Times / International New York Times」を発行するジャパンタイムズ、ビジネス英語研修サービスを提供しているグローバルブルーとの連携を本日発表した

The Japan Timesが毎週日曜日に発行している週刊英字タブロイド紙「The Japan Times On Sunday」に掲載された英文記事コンテンツを「ベストティーチャー」に提供し、ユーザはその英文を使って英会話レッスンを受けることが可能になる。

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この連携サービスに申し込むと毎週「The Japan Times On Sunday」が購読でき、ベストティーチャーのレッスンを受けられる。価格は月額16,200円となっており、この利益は3社で配分される。

ジャパンタイムズは昨年11月より、「The Japan Times / International New York Times」を活用したビジネスマン向けの英語学習プログラム「朝英語の会」をプロデュースし、英字新聞を活用した英語学習機会を提供してきた。だが、このプログラムは開催されるのが都内中心エリアに限られ、地方の人は参加が難しいなどの課題があった。

より参加の幅を広げるために、「朝英語の会」の運営をサポートするグローバルブルー代表の関口雄一氏がオンライン英会話との連携を提案し、「ベストティーチャー」内でのプログラムが実現、今回の連携に至った。

ベストティーチャー代表の宮地俊充氏は、

宮地氏「ベストティーチャーにジャパンタイムズのコンテンツを提供してもらい、それを活用してレッスンを行うことで、リアルの場で開催されている学習体験を広げることができるのではと考えました。ベストティーチャーも現在、プラットフォーム化を目指しており、コンテンツ面で連携できるパートナーを探していたこともあって、今回の連携に至りました。」

とコメントしている。今回、ベストティーチャー上で学習可能となるのは週刊の「The Japan Times On Sunday」だ。これについて宮地氏は以下のようにコメントしている。

宮地氏「勉強をする上で大切なことはコンテンツがしっかりと消費できる量だけ提供されること。「The Japan Times On Sunday」であれば週刊のため、一週間で学習し終えることが可能だと考えました。」

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ジャパンタイムズ 販売部長の沼田雄介氏は、

沼田氏「まずは英字新聞の入門として「The Japan Times On Sunday」の英文コンテンツに触れてもらえればと考えています。ゆくゆくは、日刊のほうでのコンテンツ提供も検討したい。」

とコメントしている。今回、連携の提案を行ったグローバルブルーの関口雄一氏は、

関口氏「これからの時代求められるのはスピーキングを含めたコミュニケーションスキル、そして問題解決スキルです。自分の意見をわかりやすく伝え、相手を動かす力がより求められるようになります。基礎力はもちろん変わらず重要ですが、今起きている世間の事柄に対して、いかに自分の意見を英語で伝えられるかが求められます。

日本のことを英語で紹介しているThe Japan Timesと、それを読んで自分の意見のスクリプトを作成し、オンラインで英会話を行う「ベストティーチャー」が連携することで、忙しいビジネスマンであっても社会の事柄に対して英語で意見を述べる力を養うことができるようになると考えています。」

とコメントしている。

「英語学習は自分にとってMeaningfulであることがポイント」と語る関口氏。これまでの英語学習のように、自分の生活とはあまり関係のないテキストを教材に学ぶことが多かった。まさにいま社会で起きていることを教材に英語を学ぶことができるのであれば、英語を学習することに意味を見出しやすくなるという。

沼田氏「英字新聞が読めるようになることは、国際的な教養にもつながります。日本のビジネスマンに英字新聞を読めるようになってもらい、日常的に英字新聞に触れるようになってもらいたい。グローバル社会の中ではそうあるべきだと考えています。」

良質なコンテンツを生み出しているメディアとコンテンツを活用してサービスを提供しているプレイヤーとの連携という意味でも今回の事例は興味深い。

インターネットとモバイルが普及し、これまで以上に世界とつながりやすくなっている。東京オリンピックを前に訪日する人々も増える中、日本のことを英語で語れる力を伸ばすことはビジネスマンにとって重要なことだろう。

今回の連携サービスはこちらから詳細を確認することができる。

持ち運べる回路基板3Dプリンター「Squirk」

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Squirkはたった2ドル程度のコストで回路を印刷し部品を配置できる、いわゆる持ち運べる回路基板を出力できる3Dプリンターで、自宅にいながら数分のうちに回路基板の設計をプロトタイプできるというもの。 USB、イーサネットケーブル、またはWiFiで接続して利用する。回路を全て自分で設計しても良いし、回路の設計図をインターネットからダウンロードし、それをベースに設計することもできる。Squirkのサイ…


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Squirkはたった2ドル程度のコストで回路を印刷し部品を配置できる、いわゆる持ち運べる回路基板を出力できる3Dプリンターで、自宅にいながら数分のうちに回路基板の設計をプロトタイプできるというもの。

USB、イーサネットケーブル、またはWiFiで接続して利用する。回路を全て自分で設計しても良いし、回路の設計図をインターネットからダウンロードし、それをベースに設計することもできる。Squirkのサイトに設計図をアップロードし、いくつかのステップを経たあと、写真用紙やガラス等の上に導電性インクで回路を印刷。

さらに印刷された回路の上に導電性接着剤でドットを出力し、その上に部品を配置して接着することができる。

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Squirkは、電子工作をもっと民主化したいという思いから、ニューヨーク大学技術専門校のエンジニアチームによって開発された。クリエイティブなプロセスを遅らせることなく、発想されたアイデアをすぐにプロトタイピングすることができる。うまく回路基板がつくれたらそこから大量生産すれば良い。

Squirrkは、Kickstarterで現在出資者を募集中、記事執筆時点で、10万ドルの目標額に対し6万ドル近くの資金を集めている。

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1本で基板を100枚印刷できる導電性インクカートリッジ、導電性接着剤シリンダー、標準部品がセットになって販売される予定。

Squirkはまだ現在開発中で未完成、KickStarterのプロジェクトの成否もまだわからない。だがこういった大量生産のマーケットの論理にとらわれない、個人のものづくりを加速してくれそうなプロジェクトが生まれるのは素晴らしいことだと思う。

家庭内でアシスタントやカメラマンとして活躍するファミリーロボット「JIBO」

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クラウドファンディングサイト「Indiegogo」で支援の募集を開始したファミリーロボット「JIBO」が、人気を集めている。目標額が10万ドルのところ、現在までに10倍以上となる約150万ドルもの資金を調達。キャンペーン終了日の8月15日までにまだまだ支援が集まりそうだ。 「JIBO」はソーシャルロボット工学のパイオニアであるMITのCynthia Breazeal教授らが開発。アシスタントやカメ…


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クラウドファンディングサイト「Indiegogo」で支援の募集を開始したファミリーロボット「JIBO」が、人気を集めている。目標額が10万ドルのところ、現在までに10倍以上となる約150万ドルもの資金を調達。キャンペーン終了日の8月15日までにまだまだ支援が集まりそうだ。

「JIBO」はソーシャルロボット工学のパイオニアであるMITのCynthia Breazeal教授らが開発。アシスタントやカメラマンとして活躍してくれるほかに、メッセンジャー、アバター、読み聞かせといった機能を搭載している。

まずは動画を観ていただきたい。

ご覧いただいたように、動作がとてもユニーク。そして、重要な予定やタスクのリマインドや、指定した家族へのメッセージを伝達、笑顔認識機能で家族の自然な写真を撮影、家族とテレビ電話するときのアバター、音と映像を伴うインタラクティブな読み聞かせ、といった行動が可能。まるで家族の一員として生活を共にするようなファミリーロボットとなっている。

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JIBOは家庭内のWi-Fiネットワークに接続し、自分の顔や声をJIBOに認識させて利用する。iOSやAndroidアプリも用意されており、JIBOのネットワークに含めることも可能とのこと。

また、JIBO Storeを用意し、JIBOのスキルを拡張したり能力をカスタマイズしたり出来るようになるとのこと。JIBOに装着する物理的なアクセサリーも販売予定という。

現在行われているプロジェクトでは、「JIBO」1台で499ドルから入手可能となる見込み。プラス50ドルで日本を含む米国外への発送にも対応している。発送時期は2015年12月が予定されている。

3Dプリント技術で個別にカスタマイズされる睡眠時無呼吸症候群の治療マスク「Respere」

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睡眠時無呼吸症候群とは、その名の通り、睡眠中に呼吸が止まり、意識せず体に対して大きな負担をかけてしまう病気だ。大いびきをしいていた人が突然ガッ!と呼吸を止めてしまうような状況、見たことはないだろうか? この病気を効果的に治療するためのマスクがMetamasonの発表した「Respere」である。このRespereは、3Dスキャンで患者の顔の形状をスキャンし、ぴったりなマスクを3Dプリントするところ…


睡眠時無呼吸症候群とは、その名の通り、睡眠中に呼吸が止まり、意識せず体に対して大きな負担をかけてしまう病気だ。大いびきをしいていた人が突然ガッ!と呼吸を止めてしまうような状況、見たことはないだろうか?

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この病気を効果的に治療するためのマスクがMetamasonの発表した「Respere」である。このRespereは、3Dスキャンで患者の顔の形状をスキャンし、ぴったりなマスクを3Dプリントするところが特徴だ。

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Metamasonによれば、従来のマスクは大きく不快で、またフィット感もなく、いわゆる「イケてない」製品だったという。一方でRespereは、各自の顔の形状にピッタリフィットするため、快適でサイズも小さく済み、よりよい睡眠を手に入れることができるとのこと。

特に3Dスキャンで作られていることもあり、鼻に装着する部分のフィッティングが大変に良いようだ。快適性が高まれば器具装着のハードルが下がり、治療の継続が容易になるというのがMetamasonの主張である。

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ただし3Dスキャンは「easybreathe.com」のサービスを使う必要があるほか、3Dプリントについても「SCICON」のサービスを使う必要があるなど、Respereを手に入れるにはそこそこの手間がかかるよう。あくまでMetamasonはマスクのデザインと調整を行う会社であるようだ。

なお、本製品は必要な認可が得られていないため、まだアメリカおよびその他の国でも販売されていない。

「世界中の人が遊び感動するゲームを作りたい」- ゲーム開発のベテランたち集ったオリフラムにCAVが数千万円を出資

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7月、真夏日のある日、都内の住宅街の一軒家を訪ねた。今年生まれたばかりのゲーム会社が、ここで世界に向けたゲームを開発しているという。 ゲーム会社の名はオリフラム。世界33ヵ国でGooglePlay売上ランキング1位を記録し大ヒットとなったDeNAのゲーム「Blood Brothers」の制作スタッフが中心となって今年の2月に起業したスマートフォン向けゲーム会社だ。 このゲーム会社に、サイバーエージ…

7月、真夏日のある日、都内の住宅街の一軒家を訪ねた。今年生まれたばかりのゲーム会社が、ここで世界に向けたゲームを開発しているという。

ゲーム会社の名はオリフラム。世界33ヵ国でGooglePlay売上ランキング1位を記録し大ヒットとなったDeNAのゲーム「Blood Brothers」の制作スタッフが中心となって今年の2月に起業したスマートフォン向けゲーム会社だ。

このゲーム会社に、サイバーエージェント・ベンチャーズが数千万円規模の出資を行った

最初から海外市場を狙ったゲームを開発

オリフラム代表、ゲームデザイナーの池田隆児氏は、約16年ほどゲームの開発に携わっている。DeNAの前はスクウェア・エニックスに在籍し、「キングダムハーツ」「キングダムハーツ2」にプログラマーとして、「ディシディア ファイナルファンタジー」にメインプログラマーとして携わり、コンシューマー向けゲームの開発を経験。その後、DeNAに転職。海外市場を狙ったモバイルゲーム「Blood Brothers」の立ち上げなどを行った。

池田氏「世の中に届けたいゲームを作りたい、受託はしたくないという意思で会社を立ち上げました。今年の3月から、いきなり海外市場を狙ったタイトルを開発しています。英語圏、特に北米を対象としています。普通ゲームの開発会社は下請けで始まることが多いのですが、私たちは出資を受けていきなりオリジナルのゲームの開発を始めています。」

ちょうどオリフラムが設立された今年の2月。「Clash of Clans」を開発しているフィンランドの大手ゲーム会社Supercellの、1日当りの売上高が約5億2800万円であることが報じられた。海外を対象にゲームタイトルの提供を行うことの可能性に、国内デベロッパーが意識を向けるきっかけとなったできごとだった、と池田氏は語る。

池田氏「私たちも最初から海外を狙っていましたが、こういった事例があることは後押しになっています。」

オリフラムの取締役である岩尾賢一氏もゲームデザイナー。最初はカプコンに在籍し、「バイオハザード」を開発。その後、スクウェア・エニックスに移籍し、「パラサイト・イブ2」や「ファイナルファンタジーXI」といったゲームタイトルの立ち上げに携わった。DeNAに転職してからは、池田氏と一緒に様々なゲームの開発に参加。コンセプターとして色々なゲームの開発に携わったという。岩尾氏は現在開発中のゲームについて、

岩尾氏「「マクロス」というアニメが北米に輸出され、「Robotech」という名前で大ヒットしました。そのカルチャーが熟成されて残っていて、それを翻訳して、彼らが馴染みやすいロボットを掲げてゲームにしています。」

とコメントしている。オリフラムが現在開発している『カオスセンチュリオン』は、文明の崩壊した近未来を舞台に、複数の兵団を率いて、激しい資源の争奪戦を繰り広げながら、世界の覇者を目指すフリーミアムのリアルタイムストラテジーゲームだ。

画面は開発中のもの
画面は開発中のもの

取材時に開発中のゲームをプレイさせてもらったが、綺麗なグラフィック、良質なBGMや効果音、早い動作速度のゲームだった。まだまだ開発段階であり、追加予定の機能や改善が必要なポイントなどの話を伺った。海外向けに作られているが、日本のユーザでも関心を持つ人は多そうだった。

【追記】2014年8月14日、ゲームのPV映像が公開された。



ゲーム開発のベテランが集まったスタートアップ

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オリフラムは現在8名のメンバーでゲームの開発を行っている。その誰もがベテランであり、コンソールゲームでの開発経験を持っているという。募集を行ったわけではなく、これまで一緒にゲームの開発をしてきた経験のあるメンバーが集まった。

池田氏「ずっと自分のゲームを作りたくて企画書を書いていました。最初は貯金を切り崩しながら開発していくつもりだったのですが、あるときスタートアップという世界があることを知りました。資金調達をすれば、自分が作りたかったゲームを開発できるということがわかり、デモを作ってプレゼンをし、資金を調達して、仲間を集め、会社を立ち上げて開発がスタートしました。」

ゲーム開発のベテランたちがチームを組み、資金調達を行うことで開発資金を確保して、拡大している海外市場に向けてゲーム開発を行うというアプローチはとても興味深い。

より多くの人が遊び、感動するゲームを

オリフラムは北米を中心にゲームを開発しているが、モバイルユーザが増えているアジア地域でもプレイできるように開発を進めている。

池田氏「自社で開発したエンジンを使っているため、起動時間が早くなっています。アジアでは中古端末が多く出回っています。中古の端末でも快適にプレイできるよう、できるだけ動作を軽くしています。世界中の多くの人にプレイしてもらいたいですし、楽しいと思ってくれるゲームを作りたい。」

岩尾氏「人を感動させられるゲームを作りたいと思っています。「驚き」も感動のひとつ。見て、遊んでもらって、プレイした人の記憶に残るようなそんなゲームを作りたいと思います。これが1つのベースとなって、これからの新しい流れを作るきっかけ、種となるようなゲームにすることができたら、と思っています。」

開発中のゲームは、今冬にリリースすることを予定しているという。開発中のゲームはもちろんだが、オリフラムの新しいゲーム会社のスタイルを示そうという姿勢自体にワクワクさせられた。ゲームがおもしろくなるのはまだまだこれからかもしれない。

Pinterestが「メッセージ機能」を世界同時リリース、共同ファウンダーのEvan Sharp氏が日本初来日

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写真やイメージを「Pin(ピン)」してコレクションすることであらゆるインスピレーションを提供する「Pinterest(ピンタレスト)」。同社は本日、全世界同時に「メッセージ機能」をリリースしました。今回のメッセージ機能によって、10人以内のグループでメッセージのやり取りが可能になります。 “自分にとって”の答えしか存在しないディスカバリーの形 昨日開催された新機能の発表会には、Pinterestの…

写真やイメージを「Pin(ピン)」してコレクションすることであらゆるインスピレーションを提供する「Pinterest(ピンタレスト)」。同社は本日、全世界同時に「メッセージ機能」をリリースしました。今回のメッセージ機能によって、10人以内のグループでメッセージのやり取りが可能になります。

“自分にとって”の答えしか存在しないディスカバリーの形

昨日開催された新機能の発表会には、Pinterestの共同ファウンダーでCDO (Chief Design Officer)であるEvan Sharp氏と、ピンタレスト・ジャパン代表の定国直樹氏が登場しました。今回のメッセージ機能のリリースに至った背景、またデザインとエンジニアがうまくコラボレーションするPinterestの企業文化などについて説明がありました。

Pinterestがそのユーザーに提供するコアバリューは、他ならぬ「ディスカバリー(発見)」。これまでにユーザーがPinした数は300億回、PinのコレクションであるPinboardの数も7億5,000万件に及びます。Sharp氏自身は、Pinterestをグラフィックデザインのインスピレーションに使っているそう。

“発見”と聞くと、GoogleやYahooのような検索エンジンを思い浮かべるかもしれない。でも、Pinterestはまったく別の物。検索エンジンは、質問に対して具体的に答えてくれる。例えば、今日の天気は?、サンフランシスコと東京の距離は?など。でも、Pinterestで見つかる発見には、一つだけの正しい答えは存在せず、あるのはユーザー一人ひとりにとっての最適解。あらゆる可能性を提示してくれるのがPinterestなんだ。

デザインとエンジニアリングの共同体

Pinterest-Evan-Sharp家のキッチンで始まったPinterest

Pinterestと言えば、特徴的なのはそのグリッドのレイアウト。“Grid is the core of Pinterest”(グリッドこそPinterestの中核を担う)と話すSharp氏。彼が共同ファウンダーのBen Silbermann氏と共にPinterestのアイディアに着手したのは2009年。まだニューヨークで建築家をしていたころのこと。

こんなに大きくなるとは想像もせず、そもそも趣味として始めたサービスだったと言います。彼らにとって、Pinterestはビジネスの課題ではなく、クリエイティブで楽しい挑戦だったのです。当時流行っていたサービスはどれも、今何が起きているか、また過去に何があったかを題材としたもの。一方のPinterestは、未来の可能性を探ることをテーマに見据えていました。

グリッドのレイアウトにすることで情報をブラウズしやすくできて、コンテンツだけに集中できる。みんなはこれをデザインのイノベーションと思うかもしれないけれど、実際にはエンジニアによるコーディングが実現したもの。だから、Pinterestは今でも「デザインとエンジニアリングのコラボレーション」を会社の中核理念においているんだ。

グローバル同時展開のメッセージ機能

昨年リリースしたのが、「Send a Pin」機能。ユーザー同士がお互いにPinを送り合って発見を促進する機能です。とてもベーシックな機能ではあるものの、毎日数百万というPinが交換されています。

このSend a Pinの機能を受けて、ユーザーから「送られてきたPinに対して、そのままPinterestで返事をしてやり取りしたい」という声が多く寄せられました。その要望に答える形で実現したのが今回のメッセージ機能で、10人以内のグループでコミュニケーションをとることができます。

現在、Pinterestのトラフィックの75%がスマホとタブレット経由。メッセージ機能は、ウェブとモバイルの両方で提供されます。また、特定のPinだけでなく、例えば「東京のお気に入りカフェ」といったボードごと共有することも可能。位置情報もついているため、Pinterestのなかで行き先のプランニングが完結します。

ただHelloと送るメッセージングではなく、あくまで自分のプロジェクトのインスレピーションを得るためのメッセージ機能だ。家のインテリアだったり京都への旅行だったり。人生のその時々のプロジェクトを、そのテーマに詳しい友人と一緒に計画することができるんだ。

ジェットブルー航空の会長が贈る言葉:「信頼こそ、最強のコスト削減である」

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<Pickup News> Building a high-trust culture #1 : It starts with integrity 40年間のキャリアで100社以上に関わってきたジェットブルー航空の会長であるJoel Peterson氏。同氏がLinkedInに書いた投稿が素晴らしいのでピックアップします。 ビジネスの大ベテランが事業の成功に欠かせないと話すのは「Tru…

Trust

<Pickup News> Building a high-trust culture #1 : It starts with integrity

40年間のキャリアで100社以上に関わってきたジェットブルー航空の会長であるJoel Peterson氏。同氏がLinkedInに書いた投稿が素晴らしいのでピックアップします。

ビジネスの大ベテランが事業の成功に欠かせないと話すのは「Trust (信頼)」。リーダーを信頼し、仲間同士に信頼関係がある企業では、より良いビジネス成果が生まれ、イノベーションも起きやすい。

逆に、不信感や政治は高くつき、多大な時間を必要とする。公平に取引することで知られる企業のコストは圧倒的に減る。なぜなら、勘ぐったり心配したり、弁護士を雇うといった手間が不要だから。

信頼こそ、あらゆる関係性や取引を強化する。それは名高い企業でも、2人だけのスタートアップでも変わらない。

この「信頼」をテーマにした投稿はシリーズもののようなので、気になる人は定期的にチェックしてみてください。

FacebookのプロジェクトマネジャーがFoursquareに告げる別れの手紙

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<Pick Up> Dear Foursquare FacebookのプロジェクトマネージャーであるDavid E. Weekly氏がMediumに投稿したのは、長年使い続けたFoursquareへの別れの手紙。彼の残念な思いを一部抜粋してご紹介。 妻と知り合う前からの長い付き合いで、彼女以上にいろいろなところに連れ立った。当時、Foursquareはモバイルデザインの鏡で、早くて便利…

Dear-Foursquare

<Pick Up> Dear Foursquare

FacebookのプロジェクトマネージャーであるDavid E. Weekly氏がMediumに投稿したのは、長年使い続けたFoursquareへの別れの手紙。彼の残念な思いを一部抜粋してご紹介。

妻と知り合う前からの長い付き合いで、彼女以上にいろいろなところに連れ立った。当時、Foursquareはモバイルデザインの鏡で、早くて便利でシンプルなアプリだった。ところが、いつしか自分の根源を見失い、ただチェックインするために新たにSwarmというアプリのダウンロードを余儀なくされた。

Swarmは落ちる。何度も何度も。メッセージ機能だけを単体アプリとして提供するFacebookを習ったのかもしれないけれど、真似の仕方を間違えすぎた。Facebookのメッセージアプリはバージョン3で、すべてが詰まったFacebookアプリより良い体験が約束できることを確証してから移行を始めた。

熱心なユーザーを、絶えず落ちるアプリに無理矢理押し込んでしまったFoursquare。3,044回のチェックインと68件のバッチを経て、ユーザー11,471番の僕はあきらめる。さようなら。

なんだかとっても切ないのだけれど、的確な指摘で、きっと彼と同じようにFoursquareから離れていったユーザーはたくさんいるんだと思う。

via. Medium