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タワレコが年間3000の音楽イベント物販でSquareをPOSレジとして利用開始

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タワーレコード株式会社がCDやDVD販売を担当するライブやコンサート会場において、SquareをPOSレジとして導入した。タワーレコードは首都圏を中心にライブやコンサートなど年間3,000ほどの会場でCDやDVDの販売を行っており、これらの会場でSquareが利用されることになる。 タワーレコードではSquareを導入することにより、低コストに、現金での支払いと同程度の時間でのクレジットカード決済…

タワーレコード株式会社がCDやDVD販売を担当するライブやコンサート会場において、SquareをPOSレジとして導入した。タワーレコードは首都圏を中心にライブやコンサートなど年間3,000ほどの会場でCDやDVDの販売を行っており、これらの会場でSquareが利用されることになる。

タワーレコードではSquareを導入することにより、低コストに、現金での支払いと同程度の時間でのクレジットカード決済の導入が可能となった。事前にPOSレジアプリ「Square レジ」に商品を登録し、バーコードスキャナおよびプリンターとセットで利用することで、リアルタイムで商品ごとの売上状況も把握できるようになる。

今回のSquareの導入にあたり、タワーレコードは日本国内では初めてSquareのAPI「Square Connect」を利用。「Square Connect」は、売上や手数料などのSquareレジに記録されているデータを抽出するためのAPIだ。

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タワーレコード株式会社店舗運営本部の高橋雄也氏は、

「昨年から数回Squareを試験的に利用したところお客様に大変好評だったため、今回イベントで使用するPOSレジとして全面導入することを決めました。アルバイトの販売スタッフに使い方を教えるのも他のモバイル POSレジのトレーニングに比べて半分程度の15分で済んでいます。

Squareを導入後、現金の持ち合わせがないけれど商品を買いたいというお客様が増え、売上も10%程度増えました。まずは渋谷店が担当しているイベントを皮切りに、難波店など全国で利用を拡大していきたいと考えています。」

とコメントしている。

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LINEの登録ユーザ数が世界で4億人を突破

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LINE株式会社は、同社が運営する無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「LINE(ライン)」の登録ユーザー数が4月1日時点で世界4億人を突破したことを発表した。 LINEは2013年11月25日の3億ユーザ突破以降、東南アジアやスペインなどユーザ数が多い国や地域に加えて、北米や西ヨーロッパなどでも利用が拡大していた。世界全体で1日に最大で約170万人の新規登録を獲得する日もあったという。 この…

LINE株式会社は、同社が運営する無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「LINE(ライン)」の登録ユーザー数が4月1日時点で世界4億人を突破したことを発表した。

LINEは2013年11月25日の3億ユーザ突破以降、東南アジアやスペインなどユーザ数が多い国や地域に加えて、北米や西ヨーロッパなどでも利用が拡大していた。世界全体で1日に最大で約170万人の新規登録を獲得する日もあったという。

この世界的な人気により、3億ユーザ到達から約4ヶ月後となる2014年4月1日時点で世界4億ユーザーを突破。LINEの登録ユーザ数が1000万人を突破している国は、今年に入ってアメリカ・メキシコ・韓国・マレーシアが加わり、全部で10カ国となった。

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韓国発のグロースハック・ツール「5Rocks」が正式ローンチ、5カ国語に対応し世界展開へ

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モバイルアプリ・デベロッパ向けのグロースハック・ツール「5Rocks」については、THE BRIDGE でもたびたび取り上げて来た。もともとレストラン向けの予約アプリを開発していた同社だが、その後ピボット。2013年8月にはグローバルブレインから2.3億円を調達し、日本にも本格的に進出。Gumi、Pokelabo、MyNet、Mutations Studio、KLab、NewsTech などの有名…

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モバイルアプリ・デベロッパ向けのグロースハック・ツール「5Rocks」については、THE BRIDGE でもたびたび取り上げて来た。もともとレストラン向けの予約アプリを開発していた同社だが、その後ピボット。2013年8月にはグローバルブレインから2.3億円を調達し、日本にも本格的に進出。GumiPokelaboMyNetMutations StudioKLabNewsTech などの有名ゲーム・デベロッパのアプリに組み込まれ、半年以上にわたって、ベータ版運用が繰り返されてきた。

そして4月2日、同社は「5Rocks」の正式ローンチを発表した。正式版では、日本語、韓国語、中国語(簡体字)、英語、ロシア語の5カ国語に対応する。また、これを受けて、5rocks の日本市場向けの料金も発表になった。1MAU (Monthly Active User)につき、月額料金1円。ただし、1アプリにつき1万MAUまでは無料で、上限は30万MAU、すなわち30万円となる。

5Rocks は SDK を提供しており、ゲーム・デベロッパは自社アプリにこの SDK を組み込むことで、ユーザ行動について値を取得したり分析したりすることができる。5Rocks ではベータ版運用中にゲーム・デベロッパ各社から寄せられた要望も取り込み、いくつかの新機能も追加した。毎日連続してログインしてくるユーザは、コンバージョンが上がる傾向にあるので、そのユーザの動向と売上の相関関係をログインした連続日数別に表示する、などの機能だ。

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プレイ頻度別ユーザ数推移の表示画面
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売上累計の表示画面

Google Analytics の画面を見られている筆者にとっては、リアルタイムのゲーム利用者数が表示される画面も興味深かった。ゲーム・デベロッパによっては、この画面を常時プロジェクタで社内に大きく投影し、社員を鼓舞しているところもあるという。

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プレイユーザのリアルタイム・アクセス数表示画面

ところで、グロースハック・ツールと名乗る限りは、値の取得と分析だけ終わるのでは不十分で、そこから得られた洞察をもとに、ゲーム・デベロッパがアクションを起こせる機能が備わっている必要がある。5Rocks には現時点で、2つのアクション機能が備わっている。「キャンペーン」と「プッシュ通知」だ。

いずれの機能も送信対象のユーザを、属性にあわせて細かくターゲッティングでき、画像やテキストを 5Rocks のダッシュボードにアップロードするだけで、簡単に対象ユーザのスマートフォン画面に告知画面や文言を送信することができる。アプリの SDK がこれらの機能をを司っているため、マーケティング担当者は、開発エンジニアや運用エンジニアの手を一切煩わせることなく、マーケティング活動や A/B テストが実施できるというわけだ。

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キャンペーンの設定画面。左側が送信対象ユーザの絞込条件、右側が送信するキャンペーン画像
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アプリ上に配信されてきた、キャンペーン画像

ウェブアプリの世界に CSS の概念が登場してデザイナーとコーダーの仕事が分業されたり、WebLogic や TomCat のようなアプリケーション・サーバの普及で開発エンジニアとインフラエンジニアの仕事が切り分けられて行ったりしたことをふまえると、モバイルゲーム業界においても、グロースハック・ツールの普及により、開発エンジニアをはじめとする制作サイドと、試行錯誤やテストをするマーケティング的要素の強い仕事が分業しやすくなるのではないか、と考えている。おそらく近い将来、ゲーム業界の求人広告には新しい募集職種が見られるようになるのではないだろうか。

5Rocks 東京オフィスで、日本市場のカントリーマネージャーを務める佐藤康雄氏によれば、5Rocks を使うゲーム・デベロッパは日韓あわせて現在約80社、約200のアプリに導入されている。今回の正式ローンチを受けて、5Rocks を採用するゲーム・デベロッパを東南アジア市場にまで拡大し、年内に3,000アプリへの導入を目指している。

この分野では、5Rocks 以外にも、planBCD を運営する KAIZEN が今週500万ドルを資金調達してアメリカ進出を発表したほか、シンガポール拠点で Fello を提供する Unicon、サイバーエージェント子会社で Growth Push / Growth Replay / Growth Point を提供するシロクなどが凌ぎを削っている。

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iPhoneと連携可能な初のスマート補聴器「ReSound LiNX」

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iOS端末と連携するスマート補聴器「ReSound LiNX」がデンマークの大手補聴器メーカーGN ReSoundから発表された。 10色展開でコンパクトな「ReSound LiNX」は両耳に装着して利用する。GN ReSound独自の2.4 GHzワイヤレス技術とBluetoothでiPhone、iPad、iPod TouchといったiOS端末と接続。ワイヤレスで周囲の音だけでなく、音楽や電話音…


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iOS端末と連携するスマート補聴器「ReSound LiNX」がデンマークの大手補聴器メーカーGN ReSoundから発表された。

10色展開でコンパクトな「ReSound LiNX」は両耳に装着して利用する。GN ReSound独自の2.4 GHzワイヤレス技術とBluetoothでiPhone、iPad、iPod TouchといったiOS端末と接続。ワイヤレスで周囲の音だけでなく、音楽や電話音声、FaceTime、マップの音声ナビなどが聴こえるようになる。

無料のiOSアプリ「ReSound Smart」は補聴器のリモコンとして機能する。音量や音質を調整はもちろん、ざわついているレストランや静かな寝室といった、よく利用する環境ごとに音の設定を登録したり呼び出したりすることが可能だ。

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さらにジオタグを用いて、例えば馴染みのレストランに入れば自動的にそのレストラン用の音の設定に切り替えてくれるといったこともできる。また「iPhoneを探す」機能のように「ReSound LiNXを探す」機能もついている。

バッテリー駆動時間は通常使用時で5〜6日程度、発売時期や価格は未定だが世界で販売される予定だという。ReSound LiNXは2014年コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)にてデザイン&エンジニアリング賞(アクセシブル&ユニバーサル・デザイン製品部門)を受賞している。



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米国のAndroidおよびiOSユーザーは1日2時間42分をスマホに使い、その3割をゲームで消費している【ピックアップ】

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Image by Flurry 【ピックアップ】は世界のテク系スタートアップの資金調達やトレンド記事を概要と共にお届けします Android and iOS Users Spend 32% of their App Time Playing Games USのAndroidとiOSユーザーは毎日2時間42分をスマホかタブレットのアプリに使っており、その内の86%近くの時間がネイティブアプリ、残りの…

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Image by Flurry

【ピックアップ】は世界のテク系スタートアップの資金調達やトレンド記事を概要と共にお届けします

Android and iOS Users Spend 32% of their App Time Playing Games

USのAndroidとiOSユーザーは毎日2時間42分をスマホかタブレットのアプリに使っており、その内の86%近くの時間がネイティブアプリ、残りの14%がブラウザに消費されているーーそんな状況がFlurry調べで明らかになりました。

その他にも興味深いデータが発表されてますが、個人的にへえと思ったのはゲームがトップというよりもfacebookが2位で17%に対してTwitterが1.5%と大きく開いていること。公式アプリだけの数字なのか、サードパーティーのクライアントは別なのかでちょっと様子が違うかもしれませんが、思った以上に差があるんですね。

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via The Next Web

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まがい物と指摘されるGoBe、クラウドファンディングで100万ドルの調達が目前に【ピックアップ】

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【ピックアップ】は世界のテク系スタートアップの資金調達やトレンド記事を概要と共にお届けします As more experts dispute GoBe’s “bullshit” medical claims, Indiegogo still refuses to pull its near-$1m campaign まがい物じゃないかと疑いをかけられているGoBeですが、THE BRIDGEでもこ…

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【ピックアップ】は世界のテク系スタートアップの資金調達やトレンド記事を概要と共にお届けします

As more experts dispute GoBe’s “bullshit” medical claims, Indiegogo still refuses to pull its near-$1m campaign

まがい物じゃないかと疑いをかけられているGoBeですが、THE BRIDGEでもこちらに掲載すると「まじで?」「皮膚から計測ってできるの?」という声がTwitterなどで散見され、ちょっとした話題になっておりました。

皮膚からグルコースを測定して自動的にカロリー摂取量の計算が可能となるリストバンド型デバイス「GoBe」 – DMM 3Dプリント × THE BRIDGE

追いかけているPandoDailyのライターはさらに調査を続けてえらい長い記事を掲載しておりますが、その追求に反してIndigogoは取り下げなどの態度を変えるわけでもなく、さらにこの盛り上がりに乗じてさらに追加の資金が集まっているらしく、そろそろ100万ドルが見えるところまでやってきてしまっているようです。

日本での投資型クラウドファンディングも来年あたりに始まりそうということですので、この辺りを狙ってる詐欺師たちの対策はメディア側として考えておかねばなりませんね。

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via PandoDaily

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バイラルメディアのUpworthyが広告モデル「Upworthy Collaborations」を公開【ピックアップ】

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【ピックアップ】は世界のテク系スタートアップの資金調達やトレンド記事を概要と共にお届けします You Won’t Believe Upworthy’s Plan For Sponsored Content (Actually, You Probably Will) 爆発的なアクセスで一気にひとカテゴリを築いた感のあるバイラル系メディアですが、社会的メッセージの強いUpworthyがこの4月1日とい…

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【ピックアップ】は世界のテク系スタートアップの資金調達やトレンド記事を概要と共にお届けします

You Won’t Believe Upworthy’s Plan For Sponsored Content (Actually, You Probably Will)

爆発的なアクセスで一気にひとカテゴリを築いた感のあるバイラル系メディアですが、社会的メッセージの強いUpworthyがこの4月1日という一番ややこしい日に、彼らのビジネスモデルを発表しました。

大方の予想通り、BuzzFeedなどと同じスポンサードコンテンツ、要は広告記事形式での提供になるようです。実は既にUpworthyはビル&メリンダ・ゲイツ財団などと協力してブランドコンテンツを提供しており、この延長で正式に提供開始という流れになったとか。

興味深いのははっきりと「ブランドによっては合う合わないがあります」と明言してるところ。ま、社会性強いメディアでお笑い猫ちゃんの動画流れても合わないですからね。しかし、ニッチを突き進むメディアにとってこれは大きな参考になるのではないでしょうか。

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via TechCrunch

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マーク・ザッカーバーグ氏が眺める「世界のネット接続」地図【ピックアップ】

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【ピックアップ】は世界のテク系スタートアップの資金調達やトレンド記事を概要と共にお届けします Mark Zuckerberg’s Map Of Poor People 航空期関連のエンジニア集団を買収したことで、いよいよ明らかになりつつあるInternet.org(というかfacebook)の「世界をネットに接続しよう」計画ですが、BIが興味深い考察を掲載しておりました。 既に地下鉄で…

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【ピックアップ】は世界のテク系スタートアップの資金調達やトレンド記事を概要と共にお届けします

Mark Zuckerberg’s Map Of Poor People

航空期関連のエンジニア集団を買収したことで、いよいよ明らかになりつつあるInternet.org(というかfacebook)の「世界をネットに接続しよう」計画ですが、BIが興味深い考察を掲載しておりました。

既に地下鉄でもどこでもネット接続できてしまう、さらにLTEなんか入ったらもう家も外も一緒、どこでも仕事の呪縛から逃れられない状況の私たちにとって「繋がらない」世界というのはちょっと想像がつきにくくなっております。

このマップは見たまま、世界の無線接続環境を色分けしたもので、濃い赤や青が4Gなどの高速通信、色が薄くなると低速になっていくという代物。

Internet.orgの調査では対人口カバー率で80%〜90%が既に2Gおよび3Gの無線接続環境にあるということでギリギリの環境はあるものの、アフリカやアジアの貧困層はさらに経済的な理由でその多くは「繋がらない」状況にあるのだとか。Internet.orgでは世界の3人に1人はそういう状況だと訴えております。

会社支給のケータイ(あるいはスマホ)という見えない鎖で繋がれているおっちゃんとかみると、繋がるのがいいのかどうか若干の判断に困ることもありますが、まあ、それはそれ、ザック皇帝が変えたい世界地図はこのようなものなのだそうです。

Google翻訳でざっくり読む

via Business Insider Tech

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オンラインイベント管理のEventRegist、日本経済新聞社から1億6,500万円の第三者割当増資による資本・業務提携を実施【ピックアップ】

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【ピックアップ】は世界のテク系スタートアップの資金調達やトレンド記事を概要と共にお届けします EventRegist ブログ: [プレスリリース] 日本経済新聞社との第三者割当増資による資本・業務提携を実施 オンラインイベントプラットフォームの「EventRegist(イベントレジスト)」を展開するイベントレジスト株式会社は、日本経済新聞社を割当先とする総額1億6,500万円の第三者割当増資を実施…

EventRegist(イベントレジスト)|イベレジで簡単イベント作成!

【ピックアップ】は世界のテク系スタートアップの資金調達やトレンド記事を概要と共にお届けします

EventRegist ブログ: [プレスリリース] 日本経済新聞社との第三者割当増資による資本・業務提携を実施

オンラインイベントプラットフォームの「EventRegist(イベントレジスト)」を展開するイベントレジスト株式会社は、日本経済新聞社を割当先とする総額1億6,500万円の第三者割当増資を実施し、資本・業務提携をしたことを発表しました。

2011年11月からスタートしたEventRegistは、イベント作成や事前決済、参加者管理が行えるサービス。現在では日本語、英語、インドネシア後などアジアを中心とした世界五カ国に対応したイベント決済サービスとなっています。今後は、EventResitは経営基盤の強化や人材採用、システム開発やマーケティング展開を加速させていくそうです。

新経済サミットやCEATEC JAPAN、ad;tech tokyoなど、大規模なビジネスカンファレンスなどに主に利用されているEventRegist。

すでに導入されているように、タイムテーブルの作成やセッションを選択したチケット購入など、法人主催イベントに特化した機能を備えています。法人のイベント主催者に対する機能提供とといった動きを、さらに加速させるのではと予想されるので、今後の動きに注目したいと思います。

via EventRegist

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IVP LP Summit〜中国・深圳のハードウェア専門インキュベータ「HAXLR8R(ハクセラレータ)」を訪ねて

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香港から程近い中国・深圳は、かねてから世界の工場の異名を持つ。この地には、EMS (Electronics Manufacturing Service) と呼ばれる電子製品の生産受託会社がひしめきあい、大手・中小の電機メーカーはもとより、近年では「ハードウェアをやるなら、深圳に行け」というのが、スタートアップ界の合い言葉だ。 3月18日からの3日間、筆者は Infinity Venture Par…

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香港から程近い中国・深圳は、かねてから世界の工場の異名を持つ。この地には、EMS (Electronics Manufacturing Service) と呼ばれる電子製品の生産受託会社がひしめきあい、大手・中小の電機メーカーはもとより、近年では「ハードウェアをやるなら、深圳に行け」というのが、スタートアップ界の合い言葉だ。

3月18日からの3日間、筆者は Infinity Venture Partners(以下、IVP と略す)が開催した LP Summit に帯同する機会を得た。LP Summit は年に数回、IVP が LP(ファンド出資者)を対象に投資先スタートアップを直接紹介する機会で、今回はハードウェア・スタートアップが集まる街、深圳で開催されることになった。(前回の北京での LP Summit の様子はこちら

LP Summit での紹介された興味深いスタートアップの数々については追ってお伝えする予定だが、本稿では LP Summit の見学の一環で訪問した、深圳に拠点を置くハードウェア・スタートアップ専門アクセラレータ「HAXLR8R(ハクセラレータ)」を取り上げる。IVP は HAXLR8R や同じ運営母体である大連のインキュベータ Chinaccelerator(中国加速)と、数年間にわたって協業関係にあるのだそうだ。

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筆者が初めて深圳を訪れたのは20年程前のことで、当時、香港はまだ中国に返還されておらず、深圳と香港の国境は、物乞いの人々がひしめくカオスだったのをよく覚えている。今や深圳は、GDPベースで北京・上海・広州に続く中国第4の経済都市だ。その深圳の中心部、目抜き通りにある高層ビルの10Fに HAXLR8R はオフィスを構えている。

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HAXLR8R のオフィスに入ると、ファウンダーでマネージング・ディレクターを務める Cyril Ebersweiler とゼネラル・パートナーを務める Benjamin Joffe が我々を迎えてくれた。Cyril はアイルランドに本拠を置くファンド SOS Ventures の投資パートナーで、Benjamin は宇宙葬スタートアップ Elysium Spaceの記事でも紹介したように、アジアのスタートアップ・シーンを語らせれば右に出る者は居ない。

起業家が晴れて審査を通過し HAXLR8R に入ると、最初の一週間は互いの交流を深めるために、簡単なプロトタイプを作る機会が用意されている。参加した起業家は所属チームに関係なく、出されたお題に基づいて何かを制作するのだ。ここで出会った起業家同士が新たなチームを形成するケースもあるだろう。

以降、30日、60日、90日のタイミングでデモデイが開催され、その都度、他の起業家や投資家かからの意見を受けて、プロダクトが研鑽され、ビジネスがピボットしてゆく。コピーキャットの追随を許さないようにする観点から、最後のデモデイが開催されるまで、インキュベーション・プログラム参加中のスタートアップが取り組むプロダクトの内容は、原則的に外部非公開となっている。我々も今回の訪問で多くの興味深いスタートアップや彼らのプロダクトに出会えたが、その詳細をここに書けないことをご容赦いただきたい。

HAXLR8R オフィスから見える深圳市街。大気汚染が心配なところが、Benjamin によれば、サンフランシスコよりも空気はキレイらしい。
HAXLR8R オフィスから見える深圳市街。中国と聞くと、とかく大気汚染を心配しがちだが、Benjamin によれば、サンフランシスコよりも空気はキレイらしい。

しかしながら、前回のインキュベーション・バッチを終えたスタートアップから話を聞くことができた。アメリカ出身のスタートアップ Helios は、iOS アプリと連動してハンドル部が色を変えて点滅するシステムを開発している。目的地をセットしておけば、進むべき方向のウインカーが点滅するので、運転者はGPS やカーナビを凝視する必要がない。

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HAXLR8R は、深圳の製造業者との調整などもコーディネイトしてくれるので、Helios のように、インキュベーション期間を終えた後も、深圳に留まり作業を続けるスタートアップが少なくないようだ。そのようなスタートアップのために、HAXLR8R はオフィススペースの一部を彼らに開放している。

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HAXLR8R のオフィスは 10F と 11F の2フロア。上階はプログラム参加中のスタートアップと事務局のスペース、下階はプログラム卒業スタートアップの活動やイベントのスペースとなっている。

HAXLR8R のインキュベーション・プログラムに参加するスタートアップの出身国を見てみると、約半数をアメリカが占め、残りはヨーロッパとアジアからやって来ている。これまでに2回のバッチが実施されているが、日本から参加したスタートアップは、電力の見える化サービスを提供する Sassor のみだ。HAXLR8R の参加スタートアップからの視点にもスポットを当てる観点から、THE BRIDGE では近日、Sassor の HAXLR8R 体験談も取り上げる予定だ。

HAXLR8R の Cyril と Benjamin は共に日本で生活したことがあり、日本語が堪能であり、ハードウェアに強い日本のスタートアップのインキュベーション・プログラムへの参加を切望している。次回のバッチは7月16日から開始、エントリの締切は5月25日だ。本気でハードウェアを志す起業家におかれては、この機会に挑戦してみてはいかがだろうか。ハードウェア・スタートアップが集まるこの街で、プロトタイピングとハードウェア・ビジネスのノウハウを体得し、貴重な経験に出会えるだろう。

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