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月次流通総額は約36億円にーー買収後も成長し続けるミクシィとフンザのM&Aストーリー #tbfes

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「Tech and Life」をテーマに開催された「THE BRIDGE Fes」。100社のスタートアップのブースが会場にひしめく中、中央のステージではトークセッションが開催された。 最初のセッションを飾ったのは、ミクシィとフンザの2社。ミクシィに買収された後も、大きくサービスを成長させているフンザの話を聞くことで、国内スタートアップにおけるM&Aの今後を考える。 ゲストは、ミクシィ代…

左から:東洋経済オンライン 編集長の山田 俊浩氏、フンザ代表取締役社長の笹森 良氏、ミクシィ代表取締役社長の森田 仁基氏
左から:東洋経済オンライン 編集長の山田 俊浩氏、フンザ代表取締役社長の笹森 良氏、ミクシィ代表取締役社長の森田 仁基氏

「Tech and Life」をテーマに開催された「THE BRIDGE Fes」。100社のスタートアップのブースが会場にひしめく中、中央のステージではトークセッションが開催された。

最初のセッションを飾ったのは、ミクシィとフンザの2社。ミクシィに買収された後も、大きくサービスを成長させているフンザの話を聞くことで、国内スタートアップにおけるM&Aの今後を考える。

ゲストは、ミクシィ代表取締役社長の森田 仁基氏、フンザ代表取締役社長の笹森 良氏。モデレーターは東洋経済オンライン 編集長の山田 俊浩氏が務めた。

M&Aに至るまで

2. 【確定】笹森
資料:チケットキャンプの月間流通総額変遷

山田氏:「チケットキャンプ」は2015年3月に買収された後、成長が加速しており、2015年12月時点で流通総額が約36億円を超えています。今日は、そもそもどうして買収に至ったのか、買収された後で何が変わったのか、といったことを伺っていけたらと思います。まず、きっかけは一体どういったことだったのでしょうか?

森田氏:元々、笹森さんのことは知っていたんです。仕事でミクシィアプリを一緒に作っていて。一緒に仕事をしていくうちに「すごい人だ」ということはわかっていて。あるとき、久しぶりに会ったらチケットのサービスをやっていて、「ミクシィと何かできないか」という話をされました。

笹森氏:なぜ僕がミクシィに声をかけたかというと、僕が外部プレイヤーで最もミクシィのポテンシャルを評価している人間だと自認しているからなんです。チケットを売るために、どうアプローチするかを考えたときに、ミクシィのコミュニティとツイッターのハッシュタグを活用するくらいしか、個人のニーズをセグメントする方法がない。では、前者にたいしてどう入り込んでいくかと考えたのが、最初に相談したきっかけでした。それが2013年の冬のころでしたね。

山田氏:そのとき、出資の話は?

笹森氏:まだそのときはしていなかったですね。

山田氏:では、2社はどこで化学反応が起きたんですか?

森田氏:当時、ミクシィはモンスターストライクが出始めたころ。自分たちの狙いを理解してブログを最初に書いてくれたのがフンザだったんです。その前からわかっていたことでしたが、「この人センスいいな」と思って、話をするようになり、話を進めていくうちに「一緒にやろうよ」となって、今に至ります。

山田氏:買収の話がスムーズに進んだのは、フンザには出資が入っていなかったこともある、と聞いています。

笹森氏:フンザの資本政策は変わってるんです。外部資本を一切いれませんでした。なぜ調達しなかったかいうと、創業メンバーは全員が30歳を超えていて、家族もいました。この先の数年間どう生きるかというのはとても重要なことだったんです。そこで、僕たちは起業にリミットをつけようと決めました。3年で結果が出なかったら辞めようと。そのためには、辞めどきは自分たちで決められないといけないので、100%自分たちで運営できるよう自己資本だけでやらないといけなったんです。

山田氏:それで素早く意思決定できたんですね。オフィスがない状態でM&Aしたという話については?

笹森氏:正確には、オフィス賃貸料を払わずにM&Aした、ですね。友達のオフィスにずっと間借りしてたんです。その会社のオフィスが移転したら一緒にくっついていきました(笑)

山田氏:それはすごい(笑)ミクシィは上場企業で、慎重に将来の価値を計算しなければならなかったかと思います。このM&Aのすごいところは、森田さんが自分で交渉の先頭に立ったこと。大企業のM&Aにありがちなのが社長は最初だけ交渉の席について、後は担当者に任す。話を重ねるうちに、だんだんと話が変わってきてしまうというケース。自らしっかりと話をしたところがすごいですよね。

森田氏:フンザのものづくりに対してリスペクトしていたんですよね。ぜひ一緒にやりたかった。志に共感していたので、交渉は自分でやるべきだと思ったんです。そこはブレずに半年くらい話し合いを重ねました。時には夜中に会ったりすることもありましたね。比較的短い期間で意思決定したと思います。

笹森氏:途中、不安になってしまった時期もあって、森田さんに揺さぶりをかけようと思ったことがあったんです。夜中なのに「どうしても話がしたい」と連絡して、ちゃんと来てくれるか確かめようとした(笑)そしたら森田さんは、会食を途中で抜けて、夜間通用口から入ってきてくれました。いま考えると悪いことしたなって思います(笑)

森田氏:モンストなど、既存事業が順調な間にワクワクできるものを探していたんです。そしたら、「チケットキャンプ」があったので、楽しかったですね。115億円という金額はけして安い金額ではありませんが、モンスターストライクで生み出した資金を使って買収するだけの価値があるとミクシィのみんなに言えると思っていました。

アフターM&A

2. 【確定】笹森
資料:チケットキャンプの月間流通総額変遷

山田氏:買収が終わった後の話を聞いていきたいと思います。買収後も、「チケットキャンプ」の数字は爆発的に成長していますよね。新しい試みをはじめて、大きな成長になったのだと思いますが、ブーストの要因はなんだったのでしょうか?

笹森氏:M&Aする際に、マスマーケティングの展開についても話をしていました。名前の知られていない会社が、テレビCMを打つのは大変ですが、ミクシィのバックアップがついた。最速でマスマーケティングに向けた動きを進め、M&Aの翌週には代理店と打ち合わせをし、3ヶ月後の7月にはテレビCMを放映することができました。

山田氏:なるほど。フンザの社員はいまミクシィに転籍していると伺いましたが、人事制度なども一緒になっているのでしょうか?

森田氏:そうですね。ミクシィと同じになっています。

山田氏:笹森さんには、会社をとられちゃうんじゃないか、といった防衛本能はなかったんですか?社員をまるごとミクシィの社員にしてしまうまで、ミクシィに食い込むというのはどう決断したのでしょうか。

笹森氏:買収の際に、話していたことが2つあります。1つは、森田さんと僕の間に人を置かないで組織図で社長直下にしてもらったこと。もう1つは、買収時にいた10名の社員をとにかくかわいがってほしいというもの。M&Aを伝える瞬間まで、社員向けにも儲かっていないフリをしていたんです。そのため、社員の待遇はよくはなかった。ミクシィに入ることで、社員の待遇をよいものにしてあげたいと考えていたんですね。それなら、社内制度はミクシィに合わせたほうがいい。

山田氏:いまでも、森田さんの直轄というのは変わらず?

森田氏:それまで、グループ会社のどこの役員にも属してなかったのですが、フンザだけは役員になってコミットしています。

M&Aで両社に起きた変化

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山田氏:モンストが生まれ、社員の中からアイデアを出すための施策を行い、M&Aも行って、ミクシィ社内のモチベーションはどう変わりました?

森田氏:ものすごくいい影響がありましたね。モンストは、当時の社内の文化からすると、違う文化。異なる文化が混ざることで、組織内が活性化されました。もうちょっと違う文化があると、さらに活性化するんじゃないか?と考えていたところ、「チケットキャンプ」と出会って。

笹森氏:フンザのほうは、ミクシィを支えていたエンジニアの働きぶりを間近で見ることができて、エンジニアがとても刺激を受けていますね。

山田氏:来月で買収から1年が経過します。これからどういうことを仕掛けていく予定ですか?

森田氏:元々、一緒になるときに「チケットキャンプが成長して世の中に浸透するのは当たり前。次のサービスを一緒に作っていきましょう」と笹森さんから言われていました。チケットキャンプは想定より早く市場のシェアを獲得できたので、次の新しいチャレンジに向けて準備していきたいと思います。

山田氏:DeNAは自動車事業に着手したりと、新しいことといっても色々な可能性が考えられますが、何かヒントをもらえたりしませんか?

笹森氏:自分は、インターネットどっぷりな人間です。得意なことしかやらないと決めているので、ソフトウェアやサーバーなど、インターネットの強みを活かしたサービスを今後もやっていきたいと考えています。自分のキャリアの中で絶対やってみたいのは、コミュニケーションサービス。コミュニケーションサービスは当たると爆発的に成長します。これを成功させられるまで、何回か打席に立てたらいいなと思っています。

森田氏:笹森さんはいい意味でサバサバしてるのがいいですよね。そうすると、どんどん新しいチャレンジができる。打席に立つということはとても重要です。事業はやろうと思えばいくらでも続けられてしまう。ミクシィという会社で見ても、資金があって存続はできる。では、存在意義は何になるのか。世の中に価値を生むものを作れているのかを問いかけていきたいと思います。私たちのミッションは、「新しい文化を創る」ですから。

山田氏:M&Aをする上では、企業の本質を見ないといけませんよね。M&Aを決定する上で、どういった点を重視しますか?

森田氏:何かものごとを成し遂げる人というのは、お金で動かない人だと考えています。たとえば、笹森さんはM&A前と後で全く生活が変わっていない。何をしているときが楽しいのかといえば、サービスを作っているときが楽しい人なんです。こういう人が何かを成し遂げるんだろうなと思いますね。M&Aの際も、そういった点を見ています。

山田氏:提携先や買収先の想いをしっかりと見ないといけませんよね。それができているかどうかで、M&A後の両社の状態が変わってくる。企業の姿勢を示すうえでもM&Aは重要になりますね。

森田氏:今日も良い出会いがあればいいなと思ってます。

笹森氏:今日、森田さんは代表印をもってきているそうです。代表印を持った代表の人間が会場にいる。スタートアップの方々はこの意味を感じとってほしいですね(笑)

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ミクシィ買収後半年を語るーーチケットキャンプの月間利用者数は500万人、月次流通額は26億円超に成長

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創業2年ながら、今年3月に115億円という高い評価を受けてミクシィ・グループ入りを果たしたサービスがある。それがフンザの運営するチケットフリマサービス「チケットキャンプ」だ。 発表当時、私は同社代表取締役の笹森良氏にコンタクトを取ったが、情報開示以上のコメントは控えるということで詳しい情報は得られなかった。 しかしその後の成長は、月間の利用者数500万人、月次流通総額は発表当時から半年で約3倍の2…

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フンザ代表取締役の笹森良氏と経営企画室 室長の寺谷祐樹氏

創業2年ながら、今年3月に115億円という高い評価を受けてミクシィ・グループ入りを果たしたサービスがある。それがフンザの運営するチケットフリマサービス「チケットキャンプ」だ。

発表当時、私は同社代表取締役の笹森良氏にコンタクトを取ったが、情報開示以上のコメントは控えるということで詳しい情報は得られなかった。

しかしその後の成長は、月間の利用者数500万人、月次流通総額は発表当時から半年で約3倍の26.5億円にまで成長するなど、2社が期待していた以上のものとなったようだ。

完全子会社化から約半年、笹森氏がグループ入りの経緯と成長について語ってくれた。

巨額買収の経緯

「ミクシィさんとの話は2014年7月にスタートしましたね。創業して1年目の後半からいくつかお声掛けはあったんです。ただ、このタイミングはないなと思って断っていました」(笹森氏)。

チケットフリマアプリ「チケットキャンプ」を運営するフンザがミクシィグループ入りしたのは2015年3月。当時115億円という巨額な買収額は話題になった。

チケットキャンプ_アプリ画面
同社が運営するチケットキャンプ

笹森氏は当時の経緯をこう続ける。

「2014年夏頃からミクシィの役員陣に声をかけられて情報交換していました。私もチケット売買のニーズはSNSにあると思ってて、ミクシィの中で行われている売買をうまく活用できないかなと。そういうお話を何度かしている間に買収のお話が出てきたんです」(笹森氏)。

ただ笹森氏は当初、ミクシィと提携のようなものはイメージしていたものの、買収については彼が目標にしていた月間の流通総額5億円を達成するまでは、考えられなかったという。

しかし、笹森氏らのチームは創業からわずか2年足らずの2014年12月に8億円の月間流通額を達成することになる。

買収時に公表された月次流通総額

「1月から2月にデューデリジェンスを実施して3月に発表となりました。お話をしはじめてから半年ですが、最初の3カ月はまさかこういう展開になるとは思ってませんでしたね」(笹森氏)。

では、チケット売買の流通額8億円はどうやって達成できたのだろうか?笹森氏も「ありきたりな答えで申し訳ないんですが」と前置きしつつ決定打はないと答える。

「積み重ねですね。ただ(自社は)マーケティングのバランスがいい会社だなというのは思ってました」(笹森氏)。

現在のフンザは約20名の体制。その半数以上がカスタマーサポートというのもフリマサービスらしい布陣といえるかもしれない。

笹森氏に買収時実施されるPMI(経営統合、Post Merger Integration)や子会社化によるストレスを尋ねてみたが、決定のプロセスに時間がかかるなどの変化はあるものの、そこまで大きなものはないとのことだった。

月間流通額は26.5億円まで成長、買収側の思惑とその後の成長

買収発表時の資料

では、今度は買う側の話に耳を傾けてみよう。寺谷氏はミクシィ側でフンザ買収を担当した人物。現在はフンザに出向して経営企画室という名の下、同社の運営を切り盛りする。

「ミクシィでの役割は、チケットキャンプのような会社を探すところから買うまでの担当者ですね。会社全体としてのキャッチコピーに「新しい文化をつくる」というものを打ち出していて。内部で新しいものを作りたいというのもありつつ、現在、キャッシュリッチでもあるので、買いに行くという方法も使っているということです。フンザについてはC2Cという領域でユーザーがバリューを感じられるサービスだと感じていtました」(寺谷氏)。

当時、115億円という買収額が高いという見方があったことについても、半年前に8億円だった月次流通規模が「26.5億円にまで成長している」(笹森氏)という状況をみて欲しいと語る。

「チケット売買の二次流通市場規模は、2015年時点で500億円ぐらいきてまして、2019年には800億円ぐらいまでは伸びると予想しています。買収時の資料にもありましたが、米国のトッププレーヤーはその内の半数のシェアを持ってるんです。フンザ社も同様にそのような状況を狙っています」(寺谷氏)。

つまり、フンザは2019年に市場の半分、400億円規模の流通額を支配すると考えているのだ。寺谷氏によれば、チケットキャンプのビジネスモデルは13%ほどの手数料および広告で、最終的には営業利益率で50%ほどのビジネスにできると話していた。これは同社が主力とするスマートフォン向けゲームと同水準になる。

思えばInstagramも買収当時、10億ドルという価格を高い・安い(安いはほとんどなかったが)と評価したが、3年の時を経て、同サービスのビジネスは50億「ドル」規模にまで成長、Instagramerという新しい現象も生み出すまでになった。

こういう評価は後からついてくるものだというのがよくわかる。

競合、メルカリの存在

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Googleトレンドによる比較

私は笹森氏にとても気になる質問をひとつ投げかけた。競合の存在についてだ。

通常、チケット売買についてはチケットストリートやチケット流通センターなどが彼らの競合と考えられる。実際、笹森氏もGoogleトレンドのグラフを示して、一般ユーザーの認知度を高めるため、今週金曜日から新しいテレビCMの開始を実施するのだと教えてくれた。

一方で彼らのサービスを「フリマアプリ」という視点で見た時、国内にはメルカリという好敵手が存在している。

ご存知の方もいるかもしれないが、笹森氏とメルカリ創業者、代表取締役の山田進太郎氏は、山田氏が以前創業したウノウ(後のZynga Japan)で共に働いた仲間でもある。さらに付け加えると、メルカリで会社を切り盛りする小泉文明氏は元ミクシィのCFOでもあった。

両者とも出自は楽天に関わりあるところなど、なんとも興味深い。

メルカリの小泉氏と山田氏(2013年12月撮影)

さておき、その件について笹森氏は山田氏らとは笑顔で「めちゃめちゃ仲いいですよ(笑」としつつ、やはり気になる存在と答えていた。

「メルカリを意識してますか?っていう質問であれば、後を追いかけるようなことは考えてません。チケットキャンプを広げてオールジャンルにするのは自分たちを見失いますからね。ただ、あれだけ巨大になると、自分たちは追いかけなくてもあちらからやってくることはあるかもしれません」(笹森氏)。

ちなみに笹森氏はチケット売買のサービスを思いついた時、大いに参考にしたサービスがエクスペディアなのだそうだ。彼曰く、「航空チケットのようにどこで買っても同じものをどうやったら自社で買ってもらえるか。安心感を作ることの重要性」をよく考えたのだという。

「後発で参入する場合の鉄則なんですけど、ちょっと品質よくなったぐらいだと勝てないわけです。ユーザー体験の違い、競合がやってないマーケティングをやったり。圧倒的な違いを作り出す。これが大切なんだと思います」(笹森氏)。

グループ拡大に向けて

インタビュー最後に笹森氏はミクシィ・グループ拡大についてこうコメントしていた。

「買収の翌日に森田(仁基氏。ミクシィ代表取締役)が広告代理店を呼んでテレビCMのキックオフが始まったんです。ミクシィとして今後もグループ拡大のために買収をどんどん推進していきますし、私もそこに少しでも関われたらいいなと思ってます」(笹森氏)。

フンザはミクシィ・グループに入るまでオフィスを持たないスタートアップだった。彼らの可能性を見出し、テレビCMなどの追加施策を打ったことで成長に勢いがついたことは数字が表している。

年明けからはチケットキャンプ以外の新しいサービスも仕込んでいるという笹森氏。モンスターストライク以上のヒットが出せるか、彼のサービスプロデュースの手腕に注目が集まる。

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Wellness&Beautyの世界一を目指す「FiNC」が資金調達、元ミクシィ代表取締役社長である朝倉氏などが戦略顧問に

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左から、戦略顧問の朝倉氏、副社長の乗松氏、社長の溝口氏、戦略顧問の海老根氏 今年3月から展開する遺伝子検査など科学的根拠をもとに個々人に最適なダイエットを提案する「FiNC ダイエット家庭教師」を運営するFiNC。同社は、シリーズAの第三者割り当て増資、および みずほ銀行など各金融機関による大型融資を行ったことを発表しました。 また同時に、元ミクシィ代表取締役社長である朝倉祐介氏、元オプト代表取締…

FiNC-group-photo左から、戦略顧問の朝倉氏、副社長の乗松氏、社長の溝口氏、戦略顧問の海老根氏

今年3月から展開する遺伝子検査など科学的根拠をもとに個々人に最適なダイエットを提案する「FiNC ダイエット家庭教師」を運営するFiNC。同社は、シリーズAの第三者割り当て増資、および みずほ銀行など各金融機関による大型融資を行ったことを発表しました。

また同時に、元ミクシィ代表取締役社長である朝倉祐介氏、元オプト代表取締役CEOの海老根智仁氏が戦略顧問に就任。今回の資金調達で、今後の急速な企業規模拡大に備えた人材の確保、本社移転、および事業成長促進のためのプロモーションなどを実施していくと言います。

具体的な引受先事業者には、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、グリーベンチャーズ、リンクアンドモチベーション、そしてMIDベンチャーキャピタル、そして上述の新顧問の2名も個人投資家として参画しています。

朝倉氏は、FiNCのフィットネス業界における実績と開発力と兼ね備えたチームに触れたうえで、「日本国内での事業はもとより、今後のグローバル展開も視野に入れてサポートしていく」とコメント。海老根氏もまた、「若手と熟練者のバランスがとれたチームである」と評価。今後、高齢者が増えていく日本の再興の解決の糸口とも言える「健康寿命」の延伸に対する現実的なソリューションとして、市場性やビジネスモデルも期待できるとしています。

「FiNC オンラインダイエット家庭教師」は、郵送での遺伝子検査や血液検査、また生活習慣や食習慣などを総合的に評価したうえで、顧客が抱える悩みを複合的に分析し、栄養管理士やトレーナーといった専門家がスマートフォンを駆使してサポートしてくれるサービス。ダイエット成功に立ちはだかる「継続」の課題に、専門家のサポートという形で対応します。

5年以内には上場し、FiNCというサービスが10人に1人は使われることを目指すと話していたFiNCのCEOである溝口勇児氏。今回の資金調達と新たな顧問の参画について、こう意気込みを見せます。

「今回ジョインしていただいたお2人とも、ベンチャー起業を創業し、上場に導いたご経験の持ち主です。我々と同世代の経営者でもある朝倉氏には日頃から刺激を受け、海外展開をしていくにあたっても世界最先端の知見をもたらしていただけると期待しております。またベンチャー企業と大手企業のアライアンスによる事業成長を得意とされる海老根氏からは学ぶことも多く、同氏の持つヘルスケア領域におけるネットワークもぜひ活かしていければと考えています 」

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「好きなことを仕事にする、そのためには愚直にやり続けること」:ベンチャー社長5人が、中学生に熱い思いを語る #bdash

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明日から始まるB Dash Camp 2014 Summer in Fukuoka。その前日、B-Dash Campのために集まった起業家たちが、中学3年生たちに対して起業家としての考え方や生き方について話す場が設けられた。 「福岡市中学生チャレンジマインド醸成事業」と題されたこの授業は、起業や新たな事業などのスタートアップに積極的に取り組む全国8自治体で構成する「スタートアップ都市推進協議会…

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明日から始まるB Dash Camp 2014 Summer in Fukuoka。その前日、B-Dash Campのために集まった起業家たちが、中学3年生たちに対して起業家としての考え方や生き方について話す場が設けられた。

「福岡市中学生チャレンジマインド醸成事業」と題されたこの授業は、起業や新たな事業などのスタートアップに積極的に取り組む全国8自治体で構成する「スタートアップ都市推進協議会」が主となり、未来に対して、チャレンジマインドをもった中学生を育成し「日本をチャレンジが評価される社会に変える」ために各自治体で実施する活動の一貫としてスタートした。今回は、福岡市内にある舞鶴中学校の3年たちに対して、起業家による特別授業が行われた。

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集まったのは、ミクシィ顧問の朝倉祐介氏、クルーズ代表取締役社長の小渕宏二氏、gumi代表取締役社長の國光宏尚氏、Gunosy代表取締役CEOの木村新司氏、ドリコム代表取締役社長の内藤裕紀氏の5名だ。

5名の起業家講師たちは、中学生たちが事前に起業家の過去の経歴などをリサーチし、質問したいことや聞いてみたいことをまとめ、それらを本人にぶつける場となった。起業家たちは、それぞれの中学校時代の思い出も交えながら、起業に至るまでの道のりや、起業家として必要な考え方などを熱く語った2時間となった。

中学生たちは、事前にそれぞれのグループで企業のサービスや起業家のインタビューや経歴などを調べた上で、質問をぶつけた。
中学生たちは、事前にそれぞれのグループで企業のサービスや起業家のインタビューや経歴などを調べた上で、質問をぶつけた。

授業では、朝倉氏と小渕氏によるグループ、木村氏、國光氏、内藤氏のグループという2つに別れ、それぞれ質問がなされた。それぞれのグループの授業の内容をレポートする。

社長のイメージ、会社を始めたきっかけ

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一般的に、会社の社長というと「黒塗りの車に乗っている」「印鑑をひたすら押している」といったイメージが持たれがちで、中学生たちもそうしたイメージを持っている人たちも少なくなかった。そうした状況は、会社組織がどのように動き、経営者がどのような意識や視点をもって日々を過ごしているのかが知られていないからでもある。そうしたイメージを払拭するようにそれぞれの起業家は、「日々、社内や外部の人と打ち合わせをしたり、会社の業績などの数字や、社員の普段の様子を24時間365日意識している」と話した。

「常に会社のことを100%考えている。だからこそ、休日はしっかりと休む。そうしないと身体がもたない。自分自身の健康管理を保つことが重要」(小渕氏)

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中学校卒業後、ジョッキーを目指すためのオーストラリアに渡った朝倉氏。その後、怪我などから競馬の道を断念せざるをえず、その後東大に入学し、マッキンゼーに入社。学生自体に立ち上げたネイキットテクノロジーCEOに就任し、同社をミクシィ売却後にミクシィ代表取締役に就任という異色の経歴を踏まえつつ、中学生たちに何かをやりきることの重要性について語った。

「やりきれば、後悔はない。プロの競馬の道は諦めざるをえなくなったが、自分のなかでやりきったから悔いはない。一番いけないのは、やらずに後悔したり、やったけど中途半端でやってしまったこと」(朝倉氏)

高校卒業後、ホテルマンを目指しホテルの専門学校に通った小渕氏。人に喜んでもらおうとホテル業界に入ったものの、IT業界という転身の理由は、正しいと思うことが実現できない世界をどうにかしたいと思ったからだという。

「それまで違った分野に移り変わったのは、ちょうどPCが普及しガラケーも浸透してきた頃これからインターネットを使ったビジネスがくる、と野生の勘が働いた。自分の肌感覚や、これだ!と思ったことを信じたほうがいい。チャンスは誰の目の前にもある。それに気づくか気づかないか。気づいたものを掴めるかどうか、掴んだものを離さずにおけるかどうかだ」(小渕氏)

常にチャレンジをし続け、人を巻き込んでいくことが大切

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もちろん、会社は順風満帆な時だけではない。売上が厳しい状況に陥ったミクシィは、それまでのSNS事業ではなく、ヒットゲームのモンスターストライクなどを軸に売上を成長させるなど、それまでとは違った事業展開を行うなど、大きな舵取りを行った朝倉氏は、会社も個人も、それまでと違ったことをやることの抵抗感をどうなくし、新しいチャレンジをしていくか、といったことを中学生たちに話した。

「今の状態から脱却するためには新しいことをやったりそれまでと違った環境に身を置くことが必要。そのために、組織の人たちとコミュニケーションすることが必要。中学生でも、部活などでも同級生たちと議論したり、新しいチャレンジを提案し、説得するのと一緒。新しいことがどのように重要かを考え、提案し、人を巻き込むことが社長の仕事」(朝倉氏)

小渕氏も、何かを提案するためには「目標、目的、理由」が必要だと語る。先生や両親、友達と何か一緒にやったり説明したりするときには、この3つを常に頭に老いておくことが大切だと語った。

「社長の人たちは、なぜみんなコミュニケーションがうまいのか」といった質問に対しても、木村氏は「時に社員を鼓舞したり、社外の人たちや仕事で関わるすべての人たちに説明や説得をして巻き込むことが必要で、必然とコミュニケーションが上手になっていく」と指摘する。

「自分と違う意見を持った人と友達になれることは大切。色んな意見を聞いたり、自分の意見を言ったりしながら会話をしていくことが重要で、ぜひ中学時代からいろんな人達と出会い、話をしてみよう」(木村氏)

何か一つのことを愚直にやり続けること

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会社を作るということは、自分の好きなことに没頭するためであり、社長という職業はやりたいことを仕事にしている職業だと語る國光氏。しかし、本当に自分が好きなことをやり続けていくには、やり続けていくための努力も必要だと中学生たちに語る。

「やり続けていくことを仕事にしていくためには、毎日やり続けることの大切さが求められる。部活であれば、部活を誰よりも真剣にやり続け、結果としてインターハイや全国大会に優勝するための努力をしていくようなもの。もし仮に優勝できなくても、自分なりに納得した努力ができたなら、その努力は無駄にはならない。他のことにも活きていく」(國光氏)

中学高校といった時代は、まずは目の前にあることにどれだけ没頭できるか、それか自分の興味をとことん追求し努力し続けること、そのどちらかしかない、と内藤氏も語る。「なにかをやり続けていくこと」こそが、生きていく上で最も大切なものだと指摘する。

自分自身で選びとること

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社長という立場は、「何かを意思決定することが仕事」とも語る朝倉氏。人のせいにすることなく、自分自身で何かを選び、その責任を背負うことが求められるからこそ、自分が真にやりたいこと、自分自身で掴み取ること、選ぶことの重要性を説いた。

「人生は自分自身だけのもの。だからこそ、悔いの残らないようにするためにも、前に進むなら選んでいってほしい。選んだものが、自分の道を作っていく」(朝倉氏)

「正解はひとつではない。いろんな可能性がある。その中で自分が選んだ道を信じれるかどうか」と信じることの重要性を語る國光氏。内藤氏も、「自分の頭で考え、それを実行していくことが大切。だからこそ、常に考えることをやめてはいけない」と考えることが重要だという。

「大学に行くこともすべてではない。なまじいい大学に行ったことで満足する人も周りに多かった。そうではなく、自分がなにをやりたいかを常に考え、ひたすら追求しつづけたら、自分なりの道ができてくる」(木村氏)

多様性をもつためにも、人と少し変わっているところを卑下することなく、人と違うところを互いに認め合ったり、高め合ったりしてほしいと語る朝倉氏。なんでも自分でやるのではなく、自分ができないことは人に頼ること、いろんな能力やスキルを持った人たちと友人になることで、新しいことができると内藤氏は指摘する。

「人生のほとんどは、ドラゴンボール、スラムダンク、ワンピースに詰まっている。それぞれに個性があって違った能力がある人たちと巻き込み、一緒に取り組むことで、それまでできなかったことや難しい挑戦もクリアできるようになる。いろんな考えや特技をもった友人を見つけて、付き合ってほしい」(國光氏)

起業家を通じて、人生のさまざまな可能性を知る

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90分近い質疑応答や中学生たちにアドバイスを語った起業家たち。後半の振り返りのシーンでは、高島福岡市長も参加し、起業家精神を持って新しいことにチャレンジしてほしい、と中学生たちにエールを送った。

今回の授業は、福岡市の創業特区の一環で、起業家をたくさん作ろうと福岡市が考えている一つの取り組み。人生は、いろんな道筋があるということを中学生たちに知ってもらいたい。いろんな可能性があること、そしてそれらを自分で選ぶことがこれからの時代に求められてくる」(高島福岡市長)

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授業では、一貫して5人の起業家たちも、20年ぶりな中学校の校舎で、二回りも年の違う世代の人達に対して、自身の中学時代の過ごし方や、高校、大学、社会人、経営者といった自身の思い出や経験を振り返りながら話をしてった。2時間の授業を通じて、社長や経営者という存在が、遠いものだったイメージから、より身近なものへと感じた中学生も多く見られた。

授業を通じて、女子中学生が「私、社長になって自分の好きなことを突き詰めたい!」といった内容も飛び出すなど、授業を通して未来に対しての目標を見据えた中学生がでてきたように思える。5年後10年後に、ここから新しい次の世代の起業家がでてくることを、大いに期待したい。

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中学生たちが持ち寄ったそれぞれの質問シート。過去、現在、未来といったそれぞれの軸から、さまざまな質問が飛び交った。

 

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「あればいい、な機能はいらない」:3原則を徹底することで生まれたミクシィの「muuk(ムーク)」【後編】

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ミクシィが新たにリリースした、瞬間自撮りメッセージアプリ「muuk」。写真を送る時、その送る写真とは別に、その時の自分の表情を添えて友達に共有することができる。記事の【前編】はこちらをどうぞ。 「muuk」が徹底した3原則 今回、muukのチームには絶対に守ると決めた3つの原則がありました。「シンプル」、「ミニマム」、「スピード」。これを徹底することで、究極のユーザーエクスペリエンスを作る。 たし…

muuk-logo

ミクシィが新たにリリースした、瞬間自撮りメッセージアプリ「muuk」。写真を送る時、その送る写真とは別に、その時の自分の表情を添えて友達に共有することができる。記事の【前編】はこちらをどうぞ。

「muuk」が徹底した3原則

Muuk-screenshot今回、muukのチームには絶対に守ると決めた3つの原則がありました。「シンプル」、「ミニマム」、「スピード」。これを徹底することで、究極のユーザーエクスペリエンスを作る。

たしかに、muukの主な画面は「メイン画面とカメラ」、「受信箱」、「宛先を選ぶ」のたったの3画面。ユーザーに操作を強いることなく、写真を撮った直後には、勝手に起動したインカメラで自分の顔が撮影される。ボタンもステップもなるべく最小限に押さえられています。

「必要最小限のUIで操作ができるから、友達とのやり取りにスピード感があるんです。いま撮った写真だけ送れて、それが相手にすぐ届く。開いた写真は、まるで会話のようにすっと消えて行く。もちろん、もっと話したければどんどん写真を送り合えばいい」(大崎さん)

「あればいい機能というのは、なくてもいいと同じだと考えました。シンプル、ミニマム、スピードの3原則に沿って、1秒でも早くなるなら機能は捨てることにしました。迷った機能は捨てる。そこはデザイン面でも徹底しています」(元原さん)

「muukでは、写真の撮り直し、加工、お絵描き、全部外したんです。撮った写真がブレてしまったら、もう一度撮ればいいわけで。また、30日間やり取りがない相手は自動的にコンタクトから消えてしまうようになっています。Twitterのアンフォローですらストレスフル。アプリの仕様にしてしまうことでユーザーの負担もなくなるし、なくてもいい操作がまたひとつ減ります」(川崎さん)

「たったの2割」か、幸先良いスタートか

従来の写真共有アプリに当たり前のようにある機能のほとんどが、muukにはない。こうやって改めて「ない機能」を見てみると、そうした機能の不在こそが、muukを本来の対面の会話に近づけているんじゃないかと思えてきました。

今回テスト期間に参加してくれたユーザーのうち、すごくヘビーにmuukを使ってくれたのは全体の2割ほど。写真が消えてしまうから、お互いがコンテキストを理解していることが前提になると分析する川崎さん。だから、すごく仲が良くて、毎日顔を合わせているような関係には特にウケる。

ヘビーユースしているのを「たったの2割」と捉えるのか、幸先良いスタートと捉えるのか。

「ミクシィの前を含むサービスを作ってきた経験から、全てのユーザーが同じ熱量を持ってサービスに接することはまずありません。むしろ、この2割がなければ、どんなサービスも始まらない。その一部のユーザーの熱量が、口コミに変わって行くのだと思っています」(川崎さん)

終了するサービスと運営チームから学ぶこと

mixiは先日、カレンダーと写真アルバムを合体させたような「Plannah(プランナー)」を3月末でシャットダウンすることを発表しました。そんなPlannahから得た教訓は、muukに活かされているのでしょうか。

「イノベーションセンターの教訓は、すごく勉強になっています。例えば、僕はコミュニケーションサービスのリリースは、最初はiOSだけでもいいんじゃないかと思っていました。でも、Plannahのチームに、友達に一人でもAndroidの人がいたら、その人をのけ者にするサービスになってしまうと指摘されて納得しましたね。

また、ユーザーインタビューに耳を傾けること、アクティビティログをしっかり見ることはどちらも大事ですが、それに振り回されてブレることがあってはいけない。彼らと同じ地雷を踏んでしまっては何も学んでいないことになるので、そこはぜひ次に活かしていきたいです」(川崎さん)

ドメスティックプレーヤーからグローバルへ

muukというアプリ名は、「盛るのはやめて純粋無垢であろう」、「自分の殻を剥いてほしい」という2つの”ムク”から生まれたそう。

「その瞬間はこれ面白い!って思ったのに、どの写真を送るか迷ったりクロップしたりしているうちに、やっぱり大して面白くないかも、とキャンセルしてしまう。そんな不自然なコミュニケーションを無くして、もっと自然体で無意味な写真、やり取りに価値をもたらしたいと思っています。」(川崎さん)

これまでサービスをドメスティック市場に定めて提供してきたミクシィですが、muukは世界進出にも意欲的。すでに、4月以降のアジア進出を見据えて動いていると言います。

「今は、アプリのマーケットにワンクリックでプロダクトを公開できる時代です。つまり、高速道路は整った。地理的要素は重要だと思うので、まずはアジアかなと思っています。年内に100万ダウンロードを目指したいですね」(川崎さん)

相手の目を見て話す。そんなリアルでは当たり前の会話のあり方をmuukは実現できるのか。そしてユーザーはそれをどう使い、アプリはどう進化していくのか。見守って行きたいと思います。

muukのダウンロードは、iOSAndroidでどうぞ。

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対面の“リアルな会話”を写真アプリで再現するミクシィの「muuk(ムーク)」、川崎裕一さん率いるチームにインタビュー【前編】

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   本日、ミクシィから、新しい写真アプリ「muuk(ムーク)」がリリースされました。チームを率いる川崎裕一さん、そしてディレクターの大崎敦士さん、デザイナーの元原逸巳さんの3人に、最新アプリについて聞いてきましたよ。 リアルな会話に近いコミュニケーション muukの主なターゲットは、10代から20代前半の女性たち。アプリを一言で説明するなら、「瞬間自撮りメッセージ」だそう。というのも、写真を送る…

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本日、ミクシィから、新しい写真アプリ「muuk(ムーク)」がリリースされました。チームを率いる川崎裕一さん、そしてディレクターの大崎敦士さん、デザイナーの元原逸巳さんの3人に、最新アプリについて聞いてきましたよ。

リアルな会話に近いコミュニケーション

muukの主なターゲットは、10代から20代前半の女性たち。アプリを一言で説明するなら、「瞬間自撮りメッセージ」だそう。というのも、写真を送る時、その送る写真とは別に、その時の自分の表情を添えて友達に共有することができるのです。

「僕たちが今回目指したのは、なるべくリアルな会話に近いコミュニケーション体験です。相手の顔を見ながら話す、まるで相手が目の前にいるような感覚というか。これまでは、共有する写真を補足するためにテキストを使っていましたが、そうではなく、まるで相手が目の前にいるかのように、自分の表情でテンションや空気感を伝えられるようにしたかったんです」(大崎さん)

「短期間の開発期間の中で、何度かピボットして現在のmuukにたどり着きました。議論を交わしていくうちに見えてきたのが、蓄積型はもうやめようということ。毎回、写真を撮る度にキメ顔をするとか、いいね!を求めてこれぞ!という一枚を撮ることがもう息苦しい。不自然になっているコミュニケーションを、本来の形に戻したいと思いました」(川崎さん)

「リアルな会話」をアプリの中で再現するために、自分の表情を加えられる以外にも、色々な工夫がされているみたい。いい意味の制限というのかな。例えば、送られてきた写真が見られるのは3秒間だけ。写真はどこにも保存されないし、履歴すら残らない。

また、送る写真はカメラロールからは選択できず、その場で撮るのみ。写真を撮ったら、今度はスマホのインカメラが起動して、その時の自分の顔が自動的にパシャッと撮影される。

「ネットで初めて自分の泣き顔を共有しました」

プロジェクト開始当初は、風景と表情を合わせて使ってくれたら面白そう、なんて話していた。ところが、リリース前のテスト期間に総勢60人くらいのユーザーに実際に使ってもらった結果、ユーザーがどんどん面白い使い方をするように。

ユーザーにインタビューしていく中で一番嬉しかったのは、「初めてインターネットで自分の泣き顔を共有しました」と言われたことだったと話す川崎さん。TwitterやFacebookなどコミュニケーションツールは巷に溢れているけれど、そもそも泣いている顔は家族ですら見せないもの。一緒にいて思わず涙してしまうことはあっても、わざわざ泣き顔の写真だけを共有することはまず考えられなかった。でもなぜかmuukではそれが自然とできてしまう。

「変顔を共有するような遊びっぽい使い方もありますし、想像もしなかったような面白い使い方をしてくれたりします。例えば、中高一貫の仲が良い女の子たちのグループ。

ちょっとリーダー格っぽい女の子が、おしゃれした自分を撮って、インカメラで撮ったドヤ顔を添えて「これからデート」って共有したらしくて。そしたら、返ってきた写真は友達のニコニコ顔、でも添えられたインカメラ写真では中指が立っていたとか(笑)」(川崎さん)

インタビュー後編では、muukが徹底した3原則、ミクシィの終了するサービスから学んだこと、サービスのこれからについてお伝えします。

※muukは、iOSAndroidでダウンロードできます。

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Photo Hack Day Japan: 時間軸でウォークスルーができる写真閲覧アプリ「Back to the Future」が優勝

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 京都のスタートアップ Qooq について、我々がこれまでに何度も書いているのを覚えている読者もいるだろう。同社のアプリ Yesterscape は、過去の写真を閲覧するのに、新しく面白い方法を提供している。しかし、撮影場所を元に昔の写真を見るのは、一つの方法に過ぎない。Aviary と Mixi による共催で、先週末…

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

京都のスタートアップ Qooq について、我々がこれまでに何度も書いているのを覚えている読者もいるだろう。同社のアプリ Yesterscape は、過去の写真を閲覧するのに、新しく面白い方法を提供している。しかし、撮影場所を元に昔の写真を見るのは、一つの方法に過ぎない。Aviary と Mixi による共催で、先週末開かれた Photo Hack Day Japan [1] では、2日間のハッカソンの結果、同じような過去の写真を見るためのソリューションが優勝に輝いた。しかし、この「Back to the Future」と名付けられたウェブアプリは、撮影場所で絞りこむのではなく、キーワード検索に基づき、トピック毎に写真を整理する方法を取っている。

このアプリは日本で働く開発者の Theeraphol Wattanavekin が作成し、他の3人のメンバー(Rapee Suveeranont、Yoonjo Shin、Thiti Luang)は遠隔で参加した。[2] Getty Images の API と、インタフェースに Leap Motion を使い、時間軸によるウォークスルーが体験できる。

上の写真は、開発者の Theeraphol が「コンピュータ」という言葉で検索し、その結果を1972年〜2012年で絞り込んだものだ。Leap Motion を使って、彼は両手でコマ送りするように時間軸でウォークスルーしてみせた。確かに、このような見せ方ができるアプリを考えるのに、大きな労力は必要としない。Aviary の CEO Tobias Peggs は、このようなアプリは、例えば、美術館で子供に使わせたら面白いのではないかと語った。

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個人的には、この時間軸のデザインに感心させられた(上記スクリーンショットを参照)。美術館、歴史アーカイブ、ニュース企業など、多くの写真を持つソースと連携できれば、より面白いものになるだろう。ある意味で、ニュース企業で人気を得つつある Timeline.js の改良版という見方もできる(Timeline.js は、THE BRIDGE でもこの記事中で利用している)。このチームが開発を続けるか、もしくは、他の方法で人々が使いやすいものにしてくれることを期待している。[3]

「Back to the Future」は、プレゼンテーションした23のプロジェクトの中から選ばれ、最優秀賞として賞金30万円、Leap Motion API 賞として Leap Motion Controller が全メンバーに、さらに Unity3D のライセンス、Getty Images の API 賞として5万円のギフトカードが贈呈された。週末を通して、他にも面白いアイデアが披露されたので、近いうちに、それらについても記事にしたいと思う。

このイベントでの写真を見たければ、我々のFacebook ページのアルバムをチェックしてほしい。

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Theeraphol と彼のチームは、Leap Motion API の最優秀活用賞も獲得。

  1. 全面的に開示するなら、私はこのコンテストを支援すべく、審査員の一人として参加したことを記述しておくべきだろう。 
  2. Theeraphol 以外の3人は Boonmee Lab の共同創業者であり、Rapee と Yoonjo は Theeraphol のように、以前日本で働いていたことがある。 
  3. Theeraphol は、彼の書いたコードを Github で公開している(リンクを張っておくが、彼が特に問題だと思わないことを望む)。彼は自身で開発を続けようと考えているが、Chrome ブラウザのセキュリティ問題のため、機能が完全に動かないのだそうだ。(現時点では、Chrome でしか動作しないことに注意されたい。)
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旅SNS「trippiece(トリッピース)」が約2億円の資金調達ーー元ミクシィ取締役CFO小泉文明氏が取締役に

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ユーザー同士が旅のプランを作り、実際に旅行を実現させる旅系ソーシャルネットワーク「trippiece」を運営するtrippieace(社名はeとcの間にaが入る、以下トリッピース)は8月6日、Draper Nexus Venture Partners他から約2億円の資金調達を実施したことを発表した。主にマーケティングなどの人材強化、iPhone、Androidのアプリ開発などを予定している。 また…

みんなで旅をつくるソーシャル旅行サービス_-_トリッピース-2

ユーザー同士が旅のプランを作り、実際に旅行を実現させる旅系ソーシャルネットワーク「trippiece」を運営するtrippieace(社名はeとcの間にaが入る、以下トリッピース)は8月6日、Draper Nexus Venture Partners他から約2億円の資金調達を実施したことを発表した。主にマーケティングなどの人材強化、iPhone、Androidのアプリ開発などを予定している。

また、これに伴いミクシィやDeNAなどのIPOに携わった小泉文明氏の取締役就任も公開している。同氏は2012年のミクシィ取締役退任後、エンジェル投資家や複数社の取締役、監査役として活動を続けていた。トリッピースでも主に経営基盤の強化にあたる。

新興ソーシャルメディア成長の1年

trippieceが正式に公開されたのは2012年1月。1年が経過した今、これまでに計画された旅の企画は1400件にのぼり、毎週100人から200人ほどのユーザーが旅に出ているそうだ。運営オペレーションもこなれてきて、今回の調達でもこの箇所を増強する。

ただ、話を聞けばここまでの過程もそう簡単ではないことが伺える。トリッピース代表取締役CEOの石田言行(いあん)氏によれば、特に当初のソーシャルメディアの拡散力は期待はずれだったという。

「trippieceは小さい旅行プランの集まりです。ここがソーシャルメディアでもっと拡散すると想定していたが、そこまでではなかった。ユーザー数が2万人を越え始める頃からコミュニティが動きだした」(石田氏)。

現在、5万人ほどにまで成長したユーザーコミュニティだが、ある程度のボリュームが確保できないと次のステップに進めないことが伺える。

拡大に向けて実施される法人アカウント

trippieceでは5人ほどの「旅行希望」ユーザーが集まったプランについて、旅行会社と連携し実際のプランを作成して販売する。

ここで彼らが新たに取り組むのが法人アカウントだ。これは芸能事務所など、ある一定のファン層を持つ法人と連携し、芸能人ツアーなどの企画実施を狙ったもの。現時点で公開はできないそうだが、既にいくつかの企画が進行中だという。今後はこのアカウントの開設を積極化させるそうだ。

5万人というユーザー数は決して他のソーシャルメディアサイトに比較して大きいとはいえない。しかし、小さいコミュニティで粘り強くユーザーオペレーションを回し、ビジネスモデルの完成度を上げたことはもちろん、石田氏のサービスへの強い思い入れが次のステージへと推し進めた要因なのだろうなと感じた。

ちなみに石田氏と話をするとトリッピースへの愛を語ってくれることがある。以前にも書いたことがあるが、彼もまたサービスとよく似ている。

今後、小泉氏という経験者とのタッグで「ここでしか体験できない」旅の新しい形がどう拡大してくのか、興味深い。

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ミクシィが公開した「Plannah(プランナー)」は想い出写真の共有アプリだった。でもこれって…

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ミクシィは8月1日、スマートフォンで撮影した写真を友人と共有できるアプリ「Plannah(プランナー)」の提供開始を発表した。iOSに向けて提供されており、利用は無料。日本語、英語、韓国語に対応している。 同アプリは「DeployGate」「ノハナ」などを生み出した社内公募による新規事業創出「イノベーションセンター」の第四弾となるサービス。Android版は近日公開となっている。 Plannahは…

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ミクシィは8月1日、スマートフォンで撮影した写真を友人と共有できるアプリ「Plannah(プランナー)」の提供開始を発表した。iOSに向けて提供されており、利用は無料。日本語、英語、韓国語に対応している。

同アプリは「DeployGate」「ノハナ」などを生み出した社内公募による新規事業創出「イノベーションセンター」の第四弾となるサービス。Android版は近日公開となっている。

Plannahは結婚式や飲み会など、普段のカジュアルな出来事で撮影された写真をアルバム単位で共有することができる。またカレンダー形式で表示されるため、自分がいつ、だれと何をしていたかを写真で振り返ることも簡単で、アプリからスマートフォンへの写真保存も可能だ。

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さて、私はこのアプリの説明を聞いたとき頭の中で「?」が10個ぐらい並んでしまっていた。特に使い方が難しいとかコンセプトが難解というわけでもない。しかし、イベントの写真共有であればfacebookのイベントでよく見かけるし、他に手段がないわけではない。なぜ今なのか。

my365のようにカレンダー形式で写真を記録するサービスはあるが、グループ共有ではないし、確かに国内では同様のサービスで目立ったものは見当たらないかもしれない。

一方海外に目を向けると、グループ写真共有アプリのKapturは6000万ユーザーによって2億5000万の写真が共有され、200万ドルを調達したがマネタイズに苦戦しているようだし、その他にもLineaAlbumatic、家族単位のfamilioや時間と場所でソートをかけられるClusterなどがあるが、調べた限りではあまり大きな話題になってはいないようだ。

何よりも大きな話題で、場所による写真共有のColorの失敗は記憶に新しい。なかなか難しいテーマなのかもしれない。

この疑問ついて開発チームに聞いたが、確かになるほどと思える点がひとつだけあった。それはここ最近起こっているスマホシフトが一般にまで届いているかもしれない、という状況だ。

「(スマートフォンが普及した結果)ユーザーのフィードバックでも結構カジュアルに写真撮影する機会が増えてるなっていう印象があったんです。ただ共有しようと思ったら使ってるツールがバラバラだったり」(Plannah開発チーム)。

多い人で所有しているスマートフォンには数千から数万枚の写真が溜まっている状況があるらしく、決定的なツールがない状況下で共有に特化したサービスを提供すれば、もしかしたら爆発の可能性はあるかもしれない。

いずれにしても今後のDLなどの数字、結果次第だろう。開発チームも過去の写真共有サービスのモデルで成功することの難しさは認識していると話していただけに、スマホシフトの波を上手く掴めるのかどうか、興味深いところだ。

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「イノベーションセンター」内のPlannah開発チーム
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ミクシィ、投資子会社「アイ・マーキュリーキャピタル」を設立、幅広く事業への投資を狙う

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ミクシィは、7月1日、アイ・マーキュリーキャピタル株式会社を設立することを発表した。 アイ・マーキュリーキャピタルは、ミクシィの事業ポートフォリオを拡大し、ソーシャルサービス「mixi」事業だけではない成長を実現するために設立された投資子会社。ミクシィと合わせて50億円規模の投資を実行する予定。 投資対象となるのは、スタートアップのアーリーステージからレイターステージ。さらに、オンライン事業、オフ…

imercuryミクシィは、7月1日、アイ・マーキュリーキャピタル株式会社を設立することを発表した。

アイ・マーキュリーキャピタルは、ミクシィの事業ポートフォリオを拡大し、ソーシャルサービス「mixi」事業だけではない成長を実現するために設立された投資子会社。ミクシィと合わせて50億円規模の投資を実行する予定。

投資対象となるのは、スタートアップのアーリーステージからレイターステージ。さらに、オンライン事業、オフライン事業の双方も対象となっており、幅広く事業への投資を行なっていく方針。

ミクシィは、同日「ミクシィマーケティング」の設立を発表、6月に発表した「ミクシィリサーチ」によるソーシャルネットワーキングサービス「mixi(ミクシィ)」のユーザ向けネットリサーチの提供も開始している。

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