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北京で開催中の #GMIC 2016から、ピッチコンテスト「G-Startup」で選ばれたスタートアップ10社をご紹介

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本稿は GMIC Beijing 2016 の取材の一部である。 4月28日〜30日、中国・北京の国家会議中心では、恒例の GMIC(全球互連網大会)が開催されている。2009年に北京ではじまった GMIC も今年で10回目を迎え、世界中で開催される地方大会も9都市に拡大。GMIC の規模は拡大しているのだが、例年に比べると、日本のスタートアップや企業の存在感は薄れているようだ。しかしながら、主催…

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G-Startup の司会を務める、GWC 共同設立者の Barrett Parkman 氏

本稿は GMIC Beijing 2016 の取材の一部である。

4月28日〜30日、中国・北京の国家会議中心では、恒例の GMIC(全球互連網大会)が開催されている。2009年に北京ではじまった GMIC も今年で10回目を迎え、世界中で開催される地方大会も9都市に拡大。GMIC の規模は拡大しているのだが、例年に比べると、日本のスタートアップや企業の存在感は薄れているようだ。しかしながら、主催者である GWC(長城会)からの28日現在の発表では、招待VIPが1,000人、一般参加者は6,000人となっており、中国のみならず、アジア全域でもその規模の大きさには揺るぎがない。

<これまでの GMIC に関する記事はこちら

この GMIC の中で、スタートアップが最も脚光を浴びるのが、スタートアップ・コンペティションの G-Startup だ。今年は36カ国250チームから応募があり、その中から投資家10人が審査員となってトップ10を選び、最終的に優勝〜3位までのチームが発表された。ファイナリスト10チームの顔ぶれを紹介したい。

今年の G-Startup の審査員を務めたのは次の方々だ。

  • David Tang(鄧元鋆)氏, Managing Director, Nokia Growth Partners
  • Rui Ma(馬睿)氏, Partner, 500 Startups
  • 鈴木亮一氏, VP, Recruit Strategic Partners
  • James Shen(沈勁)氏, Managing Director, Qualcomm Ventures
  • Hans Tung(童士豪)氏, Managing Director, GGV Capital(紀源資本)
  • Xiong Zhen(熊振)氏, GM, Baidu(百度)
  • Richard Wang(王岳華)氏, Partner, DFJ Dragon Fund(徳豊杰龍脈中基金)
  • 田中章雄氏, Managing Partner, Infinity Venture Partners
  • Anna Fang(方愛之)氏, Partner and CEO, ZhenFund(真格基金)
  • Alex Yao 氏, SVP, Cheetah Mobile(猟豹移動)

司会は GWC の Ryan Baird が務めた。

【優勝】Anyoutian.com/俺有田(中国)

副賞:GWC Innovation Fund から5万ドルの出資、シリコンバレーで開催される G-Startup Worldwide Global Finals への招待など。

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俺有田」は、農民と消費者を直接結ぶことで、農産物の直接販売を可能とするプラットフォーム。農家の経験不足や技量不足をオンライン指導で支援する一方、育った農産物をモバイルアプリで消費者に紹介し、流通網を通さず食品配送会社を通じて消費者宅に直送するほか、大手スーパーのKA売場(重要顧客対応売場)でピックアップすることができる。

2014年8月に創業、2015年には GMIC Beijing 2015 でのピッチを機に Infinity Venture Partners から数百万人民元(数千万円相当)のエンジェル投資を受ける。2015年9月にプラットフォームをローンチ。現在、上海を中心とするカルフール30店舗、Century Mart(世紀連華)40店舗、Auchan 7店舗、Yonghui(永輝)7店舗などと提携しており、店頭で農家直送農産物を購入可能。

【2位】Yihu365/医護到家(中国)

副賞:GWC Innovation Fund から2.5万ドルの出資、シリコンバレーで開催される G-Startup Worldwide Global Finals への招待など。

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医護到家」は、中国の三甲医院(甲乙丙の三等級の中で、最上位に位置づけられる病院)に勤務する医者1,000人から、1日あたり10元(約170円程度)を支払うことで、慢性病の相談に回答を受けられるモバイルアプリ。アプリ上から、近隣の病院の医者に注射や点滴の予約をすることもできる。この分野は非常に競争が激しく、以前に紹介した康大預診なども競合となるが、やはり、中国の都市部とへき地での医療サービスのレベルの差が大きいことに、この種のサービスの需要が高まる背景がある。

ちなみに今年初め、半身不随の母親をなかなか医者に診てもらえなかった女性が、遠方の病院まで出向き4,500人民元(約7.4万円)を支払って診断してもらったという話が、中国の Weibo(微信)上で「中国の医療現場が歪んでいることの象徴」として論議を呼んだが、この女性は後に医護到家からモバイルアプリを使った診断サービスの終身利用権を授与されており、巷ではこれが医護到家のステマではないかとの憶測が飛び交っている。事実の程は定かではない。

【3位】Deepshare(中国)

副賞:G-Startup Worldwide Global Finals への招待など。

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Deepshare は、日本でも CircuitGrowth Link などのソリューションで実現されている、モバイルアプリ・デベロッパのためのディープリンク分析ソリューション。SDK をモバイルアプリに導入することで、ウェブサイトとモバイルアプリとの往来、どのページからどのページにランディングしたか、分析することが可能。

2014年12月に ZhenFund(真格基金)から100万ドルを調達し、昨年末、Deepshare ソリューションをローンチした。


このほか、ファイナリストに残った残り上位7チームは次の通り。

  • Bemalas(マレーシア)… マレーシア発のチャット・コマース/デジタルコンシェルジュ・サービス(関連記事
  • 十一維度(中国)…ガジェット・クリエイターがアイデアを投稿、他ユーザから賛同を募り、3Dプリンティングで製作できるプラットフォーム。
  • mOculus VR Production Toolkit…Oculus Rift を Autodesk Maya の 3D 環境に接続可能にするプラグイン。
  • Zoom Offices/房大弁公(中国)…スタートアップ向けに1日単位で、オフィスや会議室をレンタルサービス。
  • 買鄰信息(中国)…IoT デベロッパ向けに、容易にクラウドに接続できるモジュールやパーツを提供。IoT デベロッパがサービスのコア部分に集中するのを助ける。
  • Teenker/庁客(中国)…フリーランサーのためのマーケットプレイス。ウェディング、アート、フィットネス、写真撮影などを提供するフリーランサーと一般消費者をつなぐ。
  • 毎天派(中国)…80后(パーリンホウ)と呼ばれる、1980年代以降に生まれた30代の女性をターゲットにした、ファッションやショッピングの話題を扱うモバイルアプリ。

Harvard Innovation Lab7つの教え ーー イノベーションが起きる環境のつくり方

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<Pick Up> 7 Essential lessons from The Harvard Innovation Lab ハイテク業界のアントレプレナー、投資家、またベンチャー・キャピタリストとして、20年以上の経験を持つJodi Goldstein氏。彼女は、学生の「起業家精神とイノベーション」への関心を高めるために設立されたHarvard Innovation Lab (I-la…

image via. Harvard Innovation Lab
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<Pick Up> 7 Essential lessons from The Harvard Innovation Lab

ハイテク業界のアントレプレナー、投資家、またベンチャー・キャピタリストとして、20年以上の経験を持つJodi Goldstein氏。彼女は、学生の「起業家精神とイノベーション」への関心を高めるために設立されたHarvard Innovation Lab (I-lab) で教えています。

I-labでは最近、昆虫からスナックフードを作ったり、軍人向けのアプリを作ったりなど幅広いプロジェクトを展開しています。2011年から今までに600以上のスタートアップをインキュベートしてきました。その経験から、Goldstein氏自身が学び、学生に伝えている7つのことをご紹介します。

1.スポンジになりなさい。

イノベーターは知的好奇心にあふれ、アイデアのきっかけとなる情報を集めるのを苦にしないものです。I-labはそのためのプログラムやメンター制度を用意していますが、身近にそういったものがなくても、情報にアンテナを広げ、大切なスキルを教えてくれる人を探し続けましょう。

2.初めから手を広げないこと。

大きなアイデアは素晴らしいです。しかし、スタート時は大抵何もかもが不足しているものです。初めから次のAmazonやGoogleを狙うと燃え尽きたりフラストレーションが溜まってしまいます。だから、最初は力を入れる箇所を絞って、そこにしっかり根を張れるまで集中すべきでしょう。「一貫し、集中し、シンプルであり続けなさい」と彼女は言います。

3.競争は善だ。

いかなる状況であれ、競争は切迫した気持ちやイノベーションを起こそうとするモチベーションを呼び起こすものです。Goldstein氏は学生達に「自分が頑張ろうとしている分野にライバルがいるということは、誰かがアイデアを深め、そこに可能性を見つけたということを意味するのだから、後は彼らよりもずっと上手くやればいいだけ」と伝えています。

4.アイデアを出すのは素晴らしいが、実行出来るかが重要。

いいアイデアを思いつく人は多いのです。しかし、チームをどう組織し、マーケティングをどう行い、製品やサービスをいかにして届けるかまで考え尽くし、実現に到って初めてイノベーションは起こりえます。

5.自分と考え方の違う人と一緒にいなさい。

様々な経験やバックグラウンドの人がいることがイノベーションの可能性を生みます。公共政策を専門とする人が、化学の博士号を持つ人やロースクールの学生と話して様々な経験や観点を共有したりするのもいいでしょう。I-labのファウンダー達は「自分と異なる考えの人と会っていなかったらアイデアは浮かばないし冒険しようとも思わなかった」と述べています。

6. 1回や2回の失敗で諦めるな

ハーバードの学生達は失敗することに慣れていません。しかし、創造性があってイノベーティブな人は、いくつもの失敗をくぐり抜けているものです。うまく行かないプロトタイプや酷い結果に終わったアプローチをいくつも繰り返したら、思い出してください。初期に失敗を繰り返したからといってリングにタオルを投げれば、自由を手にして本当にイノベーティブになるチャンスを失ってしまうことを。

7.イノベーションはゆっくり起きる。

企業のファウンダーを講師として招く時、Goldstein氏は成功談より失敗談とそれにどう向き合ったのかを話してもらっています。成功よりも失敗からのほうが多くを学べるからです。一夜で成功を収めたかのように見える場合でも、裏ではフラストレーションに長く苦しみ、めげずにイノベーションに挑戦しています。

via. FastCompany

植物の育て方でもう迷わないーーリアルタイムに成長を管理できるスマホ連携デバイス「Flower Power」

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<Pick Up> Listen to what your plants have to say 素敵なお花や観葉植物を買ってきたのはいいけれど、その手入れでつまづいてしまった経験はありませんか。こまめに水をやるべきなのか、太陽光に当ててあげるべきなのかなど、その植物に合った育て方を知らないと枯らして終わってしまうことに。 ニュースレターの購読 注目すべき記事、世界のスタートアップシー…

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<Pick Up> Listen to what your plants have to say

素敵なお花や観葉植物を買ってきたのはいいけれど、その手入れでつまづいてしまった経験はありませんか。こまめに水をやるべきなのか、太陽光に当ててあげるべきなのかなど、その植物に合った育て方を知らないと枯らして終わってしまうことに。

フランスのパロット社が開発する「Flower Power」は、スマートフォンやタブレットで植物の状態をリアルタイムに管理できるデバイスです。使い方はというと、Flower Powerを土に指すだけ。すると、本体の4つのセンサーが、太陽光量・外気温度・肥料濃度・土湿を計測してくれます。結果は、スマホやタブレットの連携アプリに届きます。

また、アプリが植物の成長の様子を最長1年間分記録。その他、水不足など何かしらのアクションが求められる場合にアラート通知してくれる機能も搭載しています。

植物研究機関監修のお手入れ方法のアドバイスが6,000種以上用意されているFlower Power。これがあれば、ガーデニングが得意なおばあちゃんに助けてもらうような感覚で植物を育て上げることができそうです。

Flower Powerに関連するIFTTTのレシピもあるようです。

サイクリストの移動をヒートマップで可視化ーー250都市に対応する自転車ナビアプリ「Bike Citizens」

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欧州では、環境に配慮した都市計画の一環として自転車インフラの拡充が進んでいる。ドイツを始めとするいくつかの国では自転車用ハイウェイ構想も現実味を帯びて来た。 サイクリングブームに乗って、2011年にドイツでリリースされた自転車専用のナビゲーションアプリ「Bike Citizens」が好評を得ている。都市部に特化したこのスマートフォンアプリは、現在、欧州を中心に世界の250都市に対応しており、さらな…

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欧州では、環境に配慮した都市計画の一環として自転車インフラの拡充が進んでいる。ドイツを始めとするいくつかの国では自転車用ハイウェイ構想も現実味を帯びて来た。

サイクリングブームに乗って、2011年にドイツでリリースされた自転車専用のナビゲーションアプリ「Bike Citizens」が好評を得ている。都市部に特化したこのスマートフォンアプリは、現在、欧州を中心に世界の250都市に対応しており、さらなる拡大を目指す。

Bike Citizensアプリ開発のベースとなったのは、自転車便の配達人の持つ膨大な道路情報。自転車専用レーンの有無、坂道や路面の状態など、自転車での走りやすさを徹底重視したアプリは無料で、走行したい町のパッケージ(各4.99 ユーロ)をダウンロードして使用する。

設定画面で自転車のタイプ(シティバイク、ロードバイクなど)や、静かな裏道をのんびり走りたいか、またはできるだけ早く目的地へ着きたいかなどを選ぶと、それに応じた最適ルートを地図に表示し、音声で目的地へナビゲートしてくれる。オフラインで使用できるため、スマートフォンの電池の減りやデータローミング料金を心配する必要もない。

Bike Citizensはサイクルコンピューターとしても使用可能だ。また、各都市の自転車インフラやイベント等自転車関連の情報が満載の電子マガジン「Urban independence」閲覧、ルート上の観光名所や公共施設案内、PC上でのルート検索など、サイクリストのニーズを満たす機能が充実している。

注目すべきは、ユーザーがどんなルートをどれだけ走行しているかを表示する機能「Wegschatz」だ。自分の走行パターンが一目でわかる。Wegschatzを見ながら、「この道路はまだ走ったことがないから、今度通ってみよう」と計画すれば、サイクリングの楽しみがさらに広がりそうだ。

ユーザーの走行データはシステムにフィードバックされ、それをもとに都市ごとにユーザー全体の移動状況を可視化したヒートマップが作成されている。ヒートマップを見れば、どの道路がサイクリストに特によく利用され、また、どの道路があまり使われていないかがわかるため、あらたに町のどこに自転車専用レーンを設置すべきか、信号の設定は最適かなど、町の自転車インフラ改善に役立つ。サイクリストはBike Citizensのアプリを使うことで都市計画に貢献でき、それがさらに快適な自転車ライフの実現に繋がる。

現在、Bike Citizensは欧州、オーストラリア、米国を中心に展開しているが、今後、日本を含むアジア都市のパッケージがリリースされるのに期待したい。

Bike Citizensはスマートフォンを自転車のハンドルに簡単に固定できるシリコーン製ホルダー「Finn」(15ユーロ)も同時販売中だ。

2020年には1,000万台の自動運転車が走る見込み

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<Pick Up> 1o million self-driving cars will be on the road by 2020 まだまだ先のことだろうなんてたかをくくっていたら、あっという間にそこらじゅうを自動運転車が走るようになるかもしれません。 既に、メルセデス、BMW、Teslaなどのメーカーが何かしら自動運転機能を搭載した車をリリース、または近いうちにリリースする予定です…

image via. BI Intelligence
image via. BI Intelligence

<Pick Up> 1o million self-driving cars will be on the road by 2020

まだまだ先のことだろうなんてたかをくくっていたら、あっという間にそこらじゅうを自動運転車が走るようになるかもしれません。

既に、メルセデス、BMW、Teslaなどのメーカーが何かしら自動運転機能を搭載した車をリリース、または近いうちにリリースする予定です。また、Googleなどのテクノロジー企業も、今年夏にカリフォルニア州で自動運転車を試験走行することを発表しています。

BI Intelligenceがまとめた調査レポートによると、ここでいう「自動運転」とは、人が介入することなく車が操作される状態のことを指します。道路の状況に関わらず、A地点からB地点までを完全に自動運転する車は2019年に登場する見込みです。

また2020年までに、1,000万台の自動運転車が一般道路を走っているとのこと。コンサルティング会社 KPMGによると、イギリスでは自動運転車によって2014年〜2030年までの自動車事故死亡者数が2,500人減少することが予測されています。

自動運転車が本格的に普及するためには、一般消費者の手が届くところまで価格帯が下がり、法規制などが進むことが必要です。

via. Business Insider

チャットで天気を教えてくれる「Poncho」、天気の会話から引き出される可能性の広がり【News Digest】

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今日の調達関連の話題をダイジェストにまとめました。 今日の調達話題 モバイルアプリ・ウェブのハイブリッド開発フレームワーク「Ionic」が850万ドル(約9.6億円)調達/Ionic, the company behind a hot open-source mobile development framework, raises $8.5 million via VentureBeat インド拠…

今日の調達関連の話題をダイジェストにまとめました。

今日の調達話題

チャットで天気を教えてくれる「Poncho」

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Facebookの開発者向けカンファレンスF8で一気に勢いを得た感のあるチャットボットの話題、結局は人工知能技術がカジュアルかつ市場性のあるインターフェースを得た、ということなのでしょうね。

今回気になったこのPonchoというサービスもなんのことない天気予報なのですが、これがチャットボットと人工知能というキーワードを得ただけで200万ドルの調達につながるわけです。

インキュベーターとしても存在感のあるBetaworks出身のスタートアップで、元々は天気予報をテキストでプッシュしていただけだったのですが、これの流し先をメールからメッセンジャーに変えたんですね。

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とりあえずSlackでも使えたので、連携させてみたところ、日本のZipcodeでは使えませんでした。しかし便利なのももちろん、やはり普段のチャットの中でロボットが教えてくれるというのは未来的でいいです。

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そしてもちろん天気だけでなく、今後は音楽とか映画などの情報にも拡大を考えているそうです。確かにポンチョくんに天気を聞いて「今日は日曜日なのにあいにくの雨だけど、こんな映画とか見て時間過ごしたらどうだい?」って提案されたら結構な確率でレンタルしてしまいそうです。

天気みたいに毎日の中に組み込まれているコンテキストをフックにサービスを考えられるのがチャットの良さです。この流れは当然ながら日本にもやってくるでしょうね。

PayPalマフィア、マックス・レブチン氏の決済スタートアップAffirm、調達した113億円で早速買収を実施【News Digest】

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AffirmはPayPalマフィア、マックス・レブチン氏が2012年に創業した決済ソリューション、いわゆるフィンテック関連スタートアップです。対応しているサイトで決済するときにユーザーの個人情報から与信枠を瞬時に設定し、決済時に分割払いを提案してくれます。 ニュースレターの購読 注目すべき記事、世界のスタートアップシーンの話題、BRIDGE 主催のイベントに関する情報をお届けします! Sign U…

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AffirmはPayPalマフィア、マックス・レブチン氏が2012年に創業した決済ソリューション、いわゆるフィンテック関連スタートアップです。対応しているサイトで決済するときにユーザーの個人情報から与信枠を瞬時に設定し、決済時に分割払いを提案してくれます。

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Affirmが利用できるオンラインショップ

どうやって個人の与信を取っているのかはちょいと調べただけでは不明でしたが(携帯電話の番号取っていたのでその辺りかな)、主にクレジットカードを持っていない若者層がターゲットらしく、少額決済の類かと思われます。

で、こちらのAffirmが約2週間前に1億ドル(113億円)ほどの調達しているのですが、早速、個人資産管理アプリのSweepというスタートアップを買収しました。

2014年創業の若いスタートアップで、今回の買収によって2016年5月26日にはデータを全部消すっていってるので気がはやいですね。一応、今年の終わりにAffirmブランドとしてサービスを再リリースするとか。

国内ではマネーフォワードが個人資産管理から始まって、会計ビジネスを展開してますが、決済への拡大っていうのも面白いかもしれません。

フィンテックという分野は当然ながらざっくりとした市場規模は大きいですが、決済、会計、送金、個人資産管理、ブロックチェーンにビットコインからクラウドファンディングまで範囲がえらく広いです。なので各社がどういう事業ポートフォリオを組むのか、それはそれで興味深いポイントでもあります。

ということでその他の気になった調達の話題をこちらに。

調達関連ダイジェスト

 

インド発、短編映画製作者のための情報ポータル/クラウドファンディングサイト「Shortfundly」

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インド人は生来映画好きだ。ボリウッド以外にも、コリウッド、モリウッドやトリウッドといったローカル映画産業がいくつも存在する。スマートフォンやライブストリームデバイスの登場後も、インド人の映画好きは揺るがなかった。映画ファンは、公開初日を心待ちにして、大好きなスターが大きなスクリーンで悪者をやっつけるのを見るため近所の映画館に足を運ぶ。 短編映画産業自体も拡大を見せている。たくさんのフィルムフェステ…

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Shortfundlyチームメンバー.右端は設立者のSelvam M氏、中央は共同設立者のP Maharajan氏.

インド人は生来映画好きだ。ボリウッド以外にも、コリウッド、モリウッドやトリウッドといったローカル映画産業がいくつも存在する。スマートフォンやライブストリームデバイスの登場後も、インド人の映画好きは揺るがなかった。映画ファンは、公開初日を心待ちにして、大好きなスターが大きなスクリーンで悪者をやっつけるのを見るため近所の映画館に足を運ぶ。

短編映画産業自体も拡大を見せている。たくさんのフィルムフェスティバルが開催され、短編映画の製作者はそこで自身の才能と創造性をアピールできる。中には国際的な注目を浴びて有名になる者もいる。しかし、限られた予算とマーケティングスキル不足のため、多くのアーティストが日の目を見ないままとなっている。YouTube のようなプラットフォームがあるにもかかわらず、見落とされ、意図したオーディエンスに届かない作品も多い。

チェンナイ(南インドのタミル・ナードゥ州の州都)を拠点とする2人の起業家は、この隙間を自身のベンチャーで埋めようとしている。2人は短編映画製作者が作品を出品し、同時に映画ファンが素晴らしい短編映画に出会えるオンラインプラットフォーム Shortfundly をローンチした。

Shortfundly の設立者 Selvam M 氏はこう語る。

Shortfundly はオンラインテクノロジーとデータ駆動型メディア会社で、世界的マルチプラットフォームネットワークを通じて優れた短編映画とストーリーのキュレーションおよびシェアを行っています。この動画エディトリアルプラットフォームでは、世界のオーディエンスがデスクトップやモバイル機器で簡単にユニークなストーリーを鑑賞し、シェアすることができます。短編映画の製作者とフェスティバル開催者の橋渡しとなるのです。

このスタートアップは Selvam 氏と P Maharajan 氏(共同設立者)が2014年10月にローンチした。Shortfundly では、ユーザは最新短編映画の閲覧、自身の作品のプロモート、様々なフェスティバルへの出品、次作のクラウドファンディングなどを行うことができる。

ユーザはプラットフォームにフィルムをアップロードし、基本情報(監督や俳優名)を追加するだけだ。送信後、Shortfundly はオーディエンスに広く届けるため作品をプロモートし始める。ユーザはプラットフォームでフィルムを閲覧し、点数をつけ、レビューや感想を書き込むこともできる。そうすれば、メーカーのスキルアップにも貢献することになる。

ユーザは言語やカテゴリー別に短編映画を検索できる。

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市場には YouTube や Vimeo といった類似サービスがあるが、Shortfundly は別だと Selvam 氏は言う。

YouTube や Vimeo はオンライン動画ストリーミングサービスを提供する素晴らしいプラットフォームです。しかし、短編映画や製作者用に作られたものではありません。特定のカテゴリーの短編映画を見ようとすると、特別な検索が必要です。そこで、ユーザが煩わしい検索をすることなく手早く短編映画を閲覧してシェアできる新しいプラットフォームを作ることを思いついたのです。

Symbiosis Institute of Management Studies を卒業し、「画面分割アクションバー機能付きビデオ再生」で特許を得た Selvam 氏はこう付け加えた。

Shortfundly にはすでに900人以上の短編映画製作者が登録している。Selvam 氏によると、プラットフォームの月間平均閲覧数は1万5,700ビューに達するという。

短編映画製作者のための LinkedIn

基本的に、弊社サービスは3つの機能を備えています。一つ目は短編映画製作者の LinkedIn、次に短編映画検索専用プラットフォーム、最後に製作者向けクラウドファンディングプラットフォームです。

クラウドファンディングの始まりは Ketto や Kickstarter に非常に近いものでした。インターネットキャンペーンで多くの人から少しずつお金を出してもらい、フィルムプロジェクトをまかなえる大きな資金を集めるのです。フィルムが完成して上映にこぎつけたら、製作者は当然投資家に還元しなければなりません。

スタートアップの主な収入源は広告とフィルムフェスティバルとの提携によるものだ。

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市場には他にシンガポールを拠点とする Viddsee とカナダの Film Shortage といった短編映画プラットフォームがある。昨年9月、Viddsee は日本を拠点とする CyberAgent Ventures が主導したラウンドで230万ドルの資金を獲得した(訳注:原文では、金額は非公開とされている)。

Selvam 氏によれば、インドの短編映画産業は断片化しているので、そこに大きな可能性が秘められているという。推定に従えば、同産業は2014年に21億米ドル規模であったのが2020年には34億米ドルに達するとみられており、年10%の割合で拡大すると目されている。

【via e27】 @E27co

【原文】

Gobi Partnersが、東南アジアで多種のECサイトを運営するNurenのシリーズAラウンドをリード

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東南アジアにフォーカスしている VC 投資企業の Gobi Partners による資金提供ラッシュが続いているようだ。このベンチャーファンドは、マレーシアの e コマースグループ Nuren が行った200万米ドルのシリーズ A ラウンドを主導し、今週(原文掲載日:3月23日)3回目となる案件を完了したと発表した。 同 VC による投資としては、オンデマンドサービスのスタートアップ RecomN…

Nuren Groupチーム
Nuren Groupチーム

東南アジアにフォーカスしている VC 投資企業の Gobi Partners による資金提供ラッシュが続いているようだ。このベンチャーファンドは、マレーシアの e コマースグループ Nuren が行った200万米ドルのシリーズ A ラウンドを主導し、今週(原文掲載日:3月23日)3回目となる案件を完了したと発表した。

同 VC による投資としては、オンデマンドサービスのスタートアップ RecomN若者向けスポンサープラットフォームの YouthsToday に続くものだ。

Nuren Group は今回獲得した資金を、提供商品・サービスの向上、新たな人材の採用、e コマース機能の改善に活用する予定だ。また、同社公式声明によると、ターゲットとする全ての市場と業界においてユーザ数と売上の増加を加速させる計画もあるという。

今回の投資により同社は、ブライダルイベント、ウェディングワークショップ、結婚式場とのパートナーシップ、婚姻届サービスなど、オフラインのチャネルも強化することができる。

Nuren の設立者兼 CEO の Petrina Goh 氏はこう述べている。

弊社ではオンラインでのプレゼンスに加えて、ユーザベースを拡大するために結婚支援団体や母親コミュニティといった業界のプレーヤーと強力なパートナーシップを構築してきました。ブライダルフェア、子育てフェアの運営者や雑誌の出版社とも提携しています。当社はこのようにして、ユーザが結婚式や家族計画を検討し始める際、早い段階に包括的な方法でユーザとうまく関われることを確実なものにしているのです。

同社は2013年9月に Goh 氏と Kelvin Leow 氏(CTO)、Stacey Lee 氏(COO)、Alice Ong 氏(CSO)により設立された。

Nuren は女性専用のコンテンツ、コミュニティ、e コマースのプラットフォームだ。同社は結婚式向けの Wedding.com.my(マレーシア)と Nuren.sg(シンガポール)の e コマースプラットフォームを運営しているほか、ユーザがアイデアの発見、販売業者の検索、ネット通販が可能な Motherhood.com.my も運営している。

このスタートアップは e コマースサービスにコンテンツとコミュニティを使ったアプローチを採用している。ここではユーザが互いにやり取りし、関わり合い、アイデアを共有できる。他にも同社は業界ベンダーがユーザとつながり、顧客を獲得して販売まで行えるオンラインプラットフォームとしても機能している。

Wedding.com.my は新婚カップルに対し、ウェディングプランニングのワンストップショップサービスを提供しており、ユーザが結婚式を便利かつお手頃価格で計画できるような様々な商品・サービスを提供している。利用できるアイテムとしては花嫁・花婿用の衣装、メイク・美容関係用品、ギフトやカード類、結婚式場にデコレーション、旅行やハネムーン、さらには写真やビデオ撮影の式場サービスなどがある。

さらに、Nuren に在籍するウェディングプランニングチームによる結婚コンサルサービスも提供している。

Motherhood.com.my は、新米の母親や妊婦が自身そして子どものケアをする上で頼りにできるウェブサイトだ。現在はコンテンツとディレクトリのポータルとして運営されているが、今年半ばにはマタニティ、乳幼児カテゴリーで重要な商品・サービスを提供するマーケットプレイス機能を正式にローンチする予定である。このサイトでは幼児ブランドや企業が自社製品やサービスを母親に提供できる。利用できるアイテムやサービスには、おむつ、離乳食、幼児食、食事用の小物、ベビーカーや関連用具、授乳用品、ベッド周り用品、おもちゃ、衣服、早期教育の教材・課程などがある。

ローンチ以降、同社は30万組の新婚カップルを1,500のベンダーとつないだ実績を持つ。

今後2年をかけて、Nuren は100万組のカップルにアクセスして、東南アジア5ヶ国でのプレゼンス確立を目指すという。

Nuren は以前、100万マレーシアリンギット(25万米ドル)を N Capital Partners と2人のエンジェル投資家から調達したことがある。

【via e27】 @E27co

【原文】

東南アジアの各種広告マーケットプレイス「Bid4Ad」が、エンジェルラウンドで73.2万米ドルを調達

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シンガポールとスイスに拠点を置くスタートアップの Bid4Ad は、印刷物や屋外の広告スペースの購入を希望する人向けのオンラインマーケットプレイスである。 従来のメディアでの広告購入では、価格や予約枠についてわざわざ代理店に問い合わせる必要があるが、同社の狙いはその手順を簡略化することだ。 今回勢いをつけるために同社は投資家ら(非公表)から73万2,000米ドルのエンジェル資金を調達した。 同社は…

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シンガポールとスイスに拠点を置くスタートアップの Bid4Ad は、印刷物や屋外の広告スペースの購入を希望する人向けのオンラインマーケットプレイスである。 従来のメディアでの広告購入では、価格や予約枠についてわざわざ代理店に問い合わせる必要があるが、同社の狙いはその手順を簡略化することだ。 今回勢いをつけるために同社は投資家ら(非公表)から73万2,000米ドルのエンジェル資金を調達した。

同社は Tech in Asia に正確なトラクションの数を明かしていないが、ヨーロッパとアジアの7ヶ国に300の広告主と5,000の広告スペースを確保しているという。このスタートアップに「シニアアドバイザー」として加わっているのが、NUS Enterprise の副責任者であった Christopher Yeo 氏だ。しかし Bid4Ad は同氏がどこまで関わっているかは明らかにしていない。

オフラインの広告マーケットプレイス市場には、イギリスの Signkick やインドの PaintAds、ドイツの Crossvertise も含め多くのスタートアッププレイヤーがいるが、東南アジアでは初となる。近年注目を集めていた EatAds は活動を停止している模様だ。

新たな挑戦の時期としては悪くないかもしれないが、参入する市場には無数の競合社がひしめき合っている。他社と Bid4Ad の大きな違いは、オンラインとオフライン双方の購入が可能なところだ。例えば、ウェブでの広報と e メールのニュースレターの枠を購入することができる。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】