Canvas 9月号:コロナ禍ピボットで息を吹き返すスタートアップの強さ

BRIDGE Canvasはスタートアップに関するニュースやトレンド、ノウハウなどをお届けするメンバー向けマガジンコンテンツです。※現在テスト配信中です

Why This Matters:トレンドとその背景
Story:取材ストーリーやコラム
Archive:今月のニュース

欧米・アジアのトレンド情報や、国内スタートアップのニュースを毎週更新いたします。また、気になるスタートアップに直接聞けるテーマざつだん「Tokyo Meetup」へのご参加、オリジナル記事等の配信も実施いたします。

9月号は毎週金曜日に更新予定です。

コロナ禍ピボットで息を吹き返すスタートアップの強さ

今週の話題(9月17日〜9月24日):オンラインセールスSaaSのベルフェイス、シリーズDで30億円を調達——コロナ禍で競合台頭、リテール金融シフトが吉

今週はシルバーウィークだったこともあってか、資金調達のニュースは少なめ。いやむしろ、ここ数週間が立て続けに大型調達が続いていたためか感覚が麻痺していたのかもしれません。海外は通常運転ですが、年内上場を前にプレ IPO 調達をする大型スタートアップのニュースが増えている感があります。季節は秋となり、国内外共に今年を〝締める〟カンファレンスの案内が届き始めました。

DX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するサービスにとって、コロナ禍は総じて追い風として作用していると思いきや、ベルフェイスにとってはそうではありませんでした。自社にとっての追い風は競合にとっても追い風として作用し、そこで新たな差別化を強いられます。同社のピボットは、生き残りを賭ける起業家にとって、糧にできることも大きかったのではないでしょうか。

先週のタイミーもそうでした。コロナ禍で飲食業からの業務需要が落ち込み、物流業からの需要にスイッチできたことは、同社の大型資金調達に大きく貢献しました。ベルフェイス、タイミーの両社に共通していたのは、緻密な営業成績のウォッチです。コロナ禍で業績が落ち込む中でも、需要が伸びているか、維持できている領域を見出し、そこに経営資源を集中することが功を奏した好例です。

Image crredit: bellFace

ピボットこそ、スタートアップの十八番であるべき

徹底的な顧客反応・営業成績のウォッチ

後進の起業家のためにも、ぜひピボット体験を共有する

スマニュー大規模調達で考えた、J-Startup の未来

今週の話題(9月11日〜9月17日)スマートニュース、シリーズFで2.3億米ドルを調達——時価総額は、単独ニュースアプリで最高の20億米ドルに

2018年、時の安倍政権が中心となって「J-Startup」というプログラムが立ち上がりました。経産省、JETRO(日本貿易振興機構)、NEDO(新エネルギー・産業技術綜合開発機構)が中心となり、日本からユニコーンを生み出すこと、グローバルに認知されるスタートアップを生み出すことを目標に、そのロールモデルとなる100社を選ぶというものでした。プログラム開始から3年以上が経過し、採択されたスタートアップは130社を超えました。

どこからどこまでをスタートアップと定義するかについては、編集部でも時々議論を呼ぶテーマですが、J-Startup には上場会社も少なからず含まれていたので、J-Startup のスタートアップの定義について、経産省の担当者に尋ねたことがあります。日本企業は上場しても時価総額で言えば、アメリカのシリーズ B ラウンドのステージのスタートアップに及んでいないケースもあり、上場していてもまだまだスタートアップだ、というのが答でした。非上場の方が資金にアクセスしやすい、とする解釈さえあります。

そんな中、非上場ながらも日本の国内外で2桁〜3桁億円の調達事案が出てきたことは、非常に頼もしい状況だと思います。NASDAQ に上場するケースも近い将来出てくるでしょう。主戦場は国内であるにもかかわらず、より大きな資金調達の機会を求めて、中国のスタートアップ各社が NYSE や NASDAQ に上場してきました。米中両政府が規制を強めたことで中国企業が鳴りを潜めつつある分、アメリカでも日本のスタートアップへの注目は今後高まるでしょう。スマニューに続く勇者の挑戦に期待です。

2.3億米ドルを調達したスマートニュース。
Image credit: SmartNews

いかに情報を発信するか

投資家を失望させない努力とガバナンス

グローバルなプレーヤーを目指す

PayPalのPaidy買収で、日本にもBNPLの波到来か

今週の話題(9月4日〜9月10日)PayPal、Paidyを27億米ドルで買収——BNPL(後払い)ソリューションの世界ポートフォリオを強化

PayPal が、日本のフィンテック・ユニコーン Paidy(ペイディ)を買収しました。今年3月に実施したシリーズ D ラウンドの時点での時価総額は13.2億米ドルでしたが、今回、PayPal は27億米ドルで買収しましたので、半年と経たない間に時価総額は倍増したことになります。それでも、世界的フィンテック大手が BNPL サービスの戦いに名乗りを上げる中で、世界第3位の e コマース規模を持つ日本市場の参入において、非常にお得なお買い物だったのではないかと思います。

Square が先月、オーストラリアの BNPL スタートアップ Afterpay を290億米ドルで買収したのと比べると10分の1にも満たない買収額です。オーストラリアは人口で日本の5分の1、e コマース市場は世界第10位の規模で日本の6分の1です。Afterpay の時価総額がなぜこんなに高いかと言うと、むしろ、オーストラリアのみならず、アメリカやイギリスに進出していることが大きいでしょう。Paidy の創業者はアメリカ人ですが、日本という閉じた市場に特化していることが、この時価総額の違いに出たわけです。

MZ 世代の購買意欲をいかに高められるか

e コマースプラットフォームと連携がカギ

従来金融サービス会社と一線を画す与信の仕組み

〝ノーコード化〟を目指す情シス業務

今週の話題(8月30日〜9月3日):ラクスル、コーポレートITをクラウド化・アウトソースできる新事業を発表——その名も「ジョーシス」

奇しくも先週から今週にかけて、〝情シス〟を冠したサービスが2つお目見えしました。一つはラクスルの「ジョーシス」、もう一つはマネーフォワード「マネーフォワード ITクラウド」です。

サービス提供される細かい内容や目指す世界は少し違いますが、解決しようとするペインは非常に似ています。企業の情報システム部門、コーポレート IT 部門の作業軽減と効率化、それにアウトソーシングの促進です。

 

オフィスワークへのギグワーカー進出の促進

情シスそのものの外出しも可能になる

エンジニアに求められるスキルも変わる


Tokyo Meetup:INTRO

BRIDGEでは公開収録型イベントTokyo Meetupを不定期で開催しています。ベンチャーキャピタルや起業家の方にお越しいただき、ざつだんしながら読者のみなさんと繋がる時間を提供いたします。メンバーの方にはいち早く開催情報をお届けします。サインアップはこちらから(無料)

9月30日のざつだんゲストは日本から中国に進出したスタートアップ Onedot(万粒)CEO の鳥巣知得(とす・ちとく)さんです。中国の育児メディア「Babily(貝貝粒)」を展開しています。一人の子供に両親と双方の祖父母の合わせて6個の財布から金が注がれる「シックスポケット」という言葉に象徴される中国の子ども教育市場について、将来の可能性と課題について伺います。東大 IPC の水本尚宏さんには、日本スタートアップの海外進出支援という観点でもお話をお聞きします。

参加する方々のイメージ

参加申込はこちらから

9月27日のざつだんゲストは記憶定着支援SaaS「Monoxer(モノグサ)」を開発・提供するモノグサ CFO の細川慧介さんです。塾や予備校を通じた B2B2C モデルでモバイルアプリを展開しています。コロナ禍でリモートでの学習を提供する塾や予備校も増える中、リモートでは把握しづらい生徒の進捗に応じた記憶定着に活用されています。モノグサが革新しようとするオンライン教育学習市場の現状について、WiL の久保田雅也さんと一緒にお届けします。

参加する方々のイメージ

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注目の数字とトレンド

今月特に注目を集めた数字やキーワードをお伝えします。

Photo by Pixabay from Pexels

東京9位

海外機関投資家比率57%超

オフィス構築における納品ミスや発注ミスは15%程度

タイミーのギグワーカー、登録スタッフは全国200万人

オンライン会議プラットフォームのさらなる隆盛

5日間、1.8億米ドル、7.5ETH

情シスの平均離職率は21%、〝ひとり情シス〟は38%

BCP と BCM


今月の調達ニュース

今月の国内スタートアップの主要な資金調達ニュースをお届けします。

ファンファーレの皆さん
Image credit: Fanfare

自治体DX推進のガバナンステクノロジーズ、プレシードでデット含め5,500万円を調達(9月24日)

保育・教育・療育業界向けHRテックのカタグルマ、シードラウンドで資金調達(9月24日)

産業廃棄物の回収業務を効率化するファンファーレ、ALL STAR SAAS FUND2とCoral Capitalから1.5億円を調達(9月21日)

飲食・食品業界DXのシコメルフードテックが、1.5億円を調達(9月21日)

オンラインセールスSaaSのベルフェイス、シリーズDで30億円を調達——コロナ禍で競合台頭、リテール金融シフトが吉(9月21日)

スマートニュース、シリーズFで2.3億米ドルを調達——時価総額は、単独ニュースアプリで最高の20億米ドルに(9月16日)

オフィスリニューアルSaaS開発のSwish、6,100万円をシード調達——mint、福島良典氏、河合聡一郎氏らエンジェルから(9月15日)

バーチャル空間「oVice」運営、シリーズAで18億円を調達【日経報道】(9月15日)

スキマバイト「タイミー」運営、シリーズDで香港のファンド3社などから40億円を調達——コロナ禍、物流需要へのシフトが功を奏す(9月15日)

カスタマサクセスプラットフォーム「commmune」、シリーズBで19.3億円を調達——市場奪取に向け、マーケティング強化(9月15日)

ウェルネスD2CのTENTIAL、5億円を調達——年内にもメーカー参加型のモールをローンチへ(9月15日)

郵便物受取のクラウド化「atena(アテナ)」運営、プレシリーズAで1億円を調達——千葉道場、Coralから(9月13日)

米国で糖尿病予防の完全代替食D2C展開Teatis、日本の投資家から70万米ドルをシード調達——管理栄養士PFを月内ローンチへ(9月10日)

データを元に都市開発最適化、scheme vergeがプレシリーズAで2.2億円調達(9月10日)

人工タンパク質繊維開発のSpiber、カーライルやクールジャパン機構などから344億円を調達——世界的アパレルブランド向けに量産体制確立へ(9月9日)

東大発EV充放電システム開発のYanekara、5,500万円をシード調達——東大IPC、DEEPCOREらから

家具・家電サブスクのクラス、GCPやモノフルから21億円を調達——2年後のIPOが目標、取扱ジャンルは生活インフラに拡大へ(9月8日)

オールインワン接客チャット「チャネルトーク」運営、シリーズCで28億円を調達——世界で6万社が導入、日本国内売上は前年同期比7倍(9月6日)

Zoom商談の書き起こしとCRM連携で営業効率化「amptalk」、正式ローンチと1億円のシード調達を明らかに(9月6日)

サプライチェーンリスク管理プラットフォーム「Resilire」運営、1.5億円を資金調達(9月1日)

パートナーAIアプリ「PATONA」運営、プレシリーズAで1.3億円を調達——UTEC、EV、Skyland Vから(9月1日)

ニチレイ、AI献立自動作成アプリ「me:new(ミーニュー)」運営を買収——両社のアプリを統合へ(8月31日)

太陽光パネル保守自動化のヒラソル・エナジー、シリーズAで5億円超を調達——東大IPCなどから(8月31日)

病院のデータドリブン経営を支援するメダップ、シリーズAで6億円を調達——DNX Venturesらから(8月31日)

キャリアSNS「YOUTRUST」、シリーズBで4.5億円調達——「人材流動化は経済発展に寄与」と南場氏らが後押し(8月30日)


アジアのニュース

今月のアジアのニュースをお届けします。

Image credit: ポンゲ・ジャント(번개장터)、SuperMakers(슈퍼메이커즈)

インドネシアのロイヤリティ・リワードプラットフォーム「TADA」、日本のギフティから資金調達(9月22日)

香港拠点の国際送金スタートアップAirwallex(空中雲匯)、シリーズEで2億米ドルを調達——時価総額は40億米ドルに(9月22日)

中国のB2B国際決済スタートアップXTransfer、シリーズDで1億3,800万米ドルを調達しユニコーンに(9月21日)

中古品売買アプリ、おかず店ブランドが大型調達など——韓国スタートアップシーン週間振り返り(9月20日)

ソフトバンク、中国の配膳ロボット開発Keenon(擎朗)のシリーズDにリード出資(9月17日)

Alibaba(阿里巴巴)が中秋節を前にNFT月餅を販売など——中国ブロックチェーン界週間振り返り(9月16日)

モバイルで洗濯が頼める「LaundryGo」が47億円調達など——韓国スタートアップシーン週間振り返り(9月14日)

インドの中古車売買ユニコーン「Cars24」、シリーズFで2億5,860万米ドルを調達(9月14日)

インドの電子機器&ライフスタイルD2C「boAt」、2022年のIPOに向け時価総額14億米ドルを目指す(9月13日)

ドイツ・中国スタートアップのAgile Robots、シリーズCでソフトバンクらから2.2億米ドルを調達しユニコーンに(9月10日)

Geely(吉利汽車)の配車サービス部門Caocao(曹操出行)、シリーズBで646億円を調達(9月10日)

ウォン・カーウァイやハイヤー・ブラザーズがNFT作品を発表など——中国ブロックチェーン界週間振り返り(9月8日)

「GRAN SAGA」開発元が95億円調達、ゲーム界最短でユニコーンに——韓国スタートアップシーン週間振り返り(9月4日)

シンガポールのテックメディア創設者、Binance(弊安)の1億米ドルDeFiファンドの責任者に就任(9月3日)

The9(第九城市)がNFTに参入、デジタル人民元で初のB2B取引が実施など——中国ブロックチェーン界週間振り返り(9月2日)

ハイブランド品価格比較サイト「Catch Fashion」が約20億円調達など——韓国スタートアップシーン週間振り返り(8月31日)

コラム & インタビュー

企業向けGoogle検索を目指す「Glean」—エンタープライズ検索領域での活躍を目指す/GB Tech Trend

本稿は独立系ベンチャーキャピタル、グローバル・ブレインが運営するサイト「GB Universe」に掲載された記事からの転載 GB Tech Trendでは、毎週、世界で話題になったテック・スタートアップへの投資事例を紹介します。 今週の注目テックトレンド 私たちの生活と検索は切っても切れない関係となりました。Googleなどの総合インターネット検索サービス以外にも、個別のサービス内検索もあります。…

アメリカから見たウェルビーイング、ESGトレンド——Amber Bridge Partners 奥本直子さん Vol.1

本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」に掲載された記事からの転載 昨年くらいから、スタートアップや投資の世界でも、ウェルビーイングや ESG といった言葉を目にすることが多くなりました。資本主義の世界に生きていると、とかく利潤の追求に焦点を合わせがちですが、人の幸福があってこその事業であり、経済であるとの考えから、これらは2020年代の社会を象徴するキーワードに数え…

アクセラレータからアライアンスへ——スタートアップ共創開始から7年目を迎えた東急の次なる模索

本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」に掲載された記事からの転載 東急株式会社(以下、東急)は2021年7月、これまで運用してきたスタートアップ共創活動の名前を「東急アクセラレートプログラム」から「東急アライアンスプラットフォーム」に変更しました(略称は、TAP のまま)。東急アクセラレートプログラムがスタートしたのは7年前の2015年7月。日本の有名大手企業が C…

元Appleデザイナー「Juno」が生み出すファスト・ハウジングの波/GB Tech Trend

本稿は独立系ベンチャーキャピタル、グローバル・ブレインが運営するサイト「GB Universe」に掲載された記事からの転載 GB Tech Trendでは、毎週、世界で話題になったテック・スタートアップへの投資事例を紹介します。 今週の注目テックトレンド 住宅建築市場にもスタートアップの流れが到来しつつあるようです。 米国ではサンフランシスコやニューヨークのように地価が高騰している都市が複数存在し…

ガーナの「電子ゴミ墓場」にアートで変革を試みるMAGO、アフリカにおけるSDGsの高まりを紐解く

本稿は独立系ベンチャーキャピタル、グローバル・ブレインが運営するサイト「GB Universe」に掲載された記事からの転載。Universe編集部と同社の反田 広人氏、GB SDGsチームが共同執筆した。 SDGsの取組みは私たちの社会に根付いてきています。日本国内トレンドとしてもSDGsについてはここ1年ほどで大きく動いており、政府発表による「2050年カーボンニュートラル」宣言が寄与しているも…

レストラン「軸をずらした」挑戦の意味ーーsio・鳥羽周作さん Vol.2

本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」に掲載された記事からの転載 (前回からのつづき)コロナ禍において大きな打撃を受けた飲食業界。その中にあって「朝ディナー」やソーシャルメディアを最大限活用したアイデアで、レストランビジネスに新たな一石を投じようとしているのがレストラン「sio」のオーナーシェフ、鳥羽周作氏です。 今年4月には博報堂ケトルと共同で食のワンストップクリ…

VCがESG投資に取り組まない理由がなくなる日は近い

本稿は独立系ベンチャーキャピタル、STRIVEのインベストメントマネージャー四方智之氏がまとめたものを転載させていただいた。原文はこちらから、また、その他の記事はこちらから読める。Twitterアカウントは@tomo4kata ESG、SDGs、インパクト投資、サステナビリティ、、、 ここ数年で聞くようになったこれらの用語はそれぞれの違いは分かりにくいし、上場企業がブランドイメージ向上のために叫ん…

10年目を迎える「Life in Art」、生活雑貨とアートの出会いが目指すもの——良品計画・宮尾弘子さん Vol.2

本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」に掲載された記事からの転載 良品計画本社で商品の企画デザインのチームを統括、東京・銀座を中心に開催中の企画展 「Life in Art Exhibition」の企画や運営にも深く関わっておられる宮尾弘子氏に話を聞きます。 前半では無印良品がアートプロジェクトに関わる理由などについて伺いました。後半では、起業家やビジネスパーソンに…

10年起業家:世界を変えた「お節介」のワケ

2010年代を駆け抜けたグッドパッチとGunosy。まだスタートアップという概念もままならない2011年を前後して創業したこの2社は、とあるきっかけで出会い、成長のチャンスを得てそれぞれの存在価値を見出すようになる。学生たちが作ったアプリはやがて情報をつなぐインフラとなり、そのデザインをきっかけに次の扉を開いた起業家は上場を目指すことになった。 起業家の身の上にはその過程で何が起こり、どのように乗…

介護まるごとSaaSに商機を見た「Cariloop」のアイデア/GB Tech Trend

本稿は独立系ベンチャーキャピタル、グローバル・ブレインが運営するサイト「GB Universe」に掲載された記事からの転載 グローバルテックニュースでは、毎週、世界で話題になったテック・スタートアップへの投資事例を紹介します。 今週の注目テックトレンド 米国シニア向けのケア市場は2016年時点で1,000億ドル(10兆円超)で、2024年には2,250億ドル(23兆円超)にまで成長するという予測が…

10年目を迎える「Life in Art」、生活雑貨とアートの出会いが目指すものーー良品計画・宮尾弘子さん Vol.1

本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」に掲載された記事からの転載 日本の共創・オープンイノベーションに関わるキーマンの言葉を紡ぐシリーズ。今回は、良品計画 生活雑貨部の宮尾弘子氏に登場いただきます。 宮尾氏は、無印良品の店舗スタッフからキャリアをスタートさせ、現在は本社で商品の企画デザインのチームを統括しておられます。 7月9日から9月5日まで、東京駅前にあるコンセ…

News

バーチャル+対面診療で女性の健康をサポートするTia、シリーズBで1億米ドルを調達——年内に会員1.5万人超を目指す

ピックアップ:This Startup Raised $100 Million To Turbocharge Women’s Health 重要なポイント:女性向けヘルスケア企業の Tia は9月21日、シリーズ B ラウンドで1億米ドルの資金調達を発表した。 今回のラウンドは、Lone Pine Capital がリードし、Threshold、Define Ventures、Torch Capi…

インドネシアのロイヤリティ・リワードプラットフォーム「TADA」、日本のギフティから資金調達

インドネシアのロイヤリティ・リワードプラットフォーム「TADA」は、日本のエンド・ツー・エンド e-gift 企業であるギフティから追加投資を受けたことを発表した。金額は非開示。新たな資金は、さらなる技術の向上と、地域市場でのプレゼンスの拡大に充てられる。ギフティにとって、TADA は2020年7月のマレーシアのスタートアップである AdEasy への出資に続く、東南アジアのスタートアップへの投資…

香港拠点の国際送金スタートアップAirwallex(空中雲匯)、シリーズEで2億米ドルを調達——時価総額は40億米ドルに

Tech in Asia では、有料購読サービスを提供。有料記事の閲読、全記事への回数無制限閲読、5万社を超える企業データベースへの無制限アクセス、カンファレンスへの限定割引などの特典があります。詳しくはこちらから。 グローバル決済サービスを提供する Airwallex(空中雲匯) は、シリーズ E ラウンドで2億米ドルを調達し、同社の時価総額は40億米ドルに達した。 今回の資金調達ラウンドは、L…

サッカーNFT「Sorare」、ソフトバンクVFらから6.8億米ドルを調達——シリーズB調達額で欧州史上最大か

<ピックアップ> Sorare raises US$680m in SoftBank-led funding round フランスを拠点とするサッカー NFT プラットフォーム「Sorare」は、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2がリードしたシリーズ B ラウンドで6億8,000万米ドルを調達した。このラウンドには、Atomico、Bessemer Ventures、D1 Capital、Eura…

オンラインセールスSaaSのベルフェイス、シリーズDで30億円を調達——コロナ禍で競合台頭、リテール金融シフトが吉

オンラインセールスに特化した Web のコミュニケーション・システム「bellFace」を開発するベルフェイスは21日、シリーズ D ラウンドで約30億円を資金調達したことを明らかにした。このラウンドには、シンガポール VC の Axiom Asia Private Capital、三井住友トラスト・インベストメント、第一生命のほか、既存投資家であるインキュベイトファンド(今日発表の新ファンドから…

中国のB2B国際決済スタートアップXTransfer、シリーズDで1億3,800万米ドルを調達しユニコーンに

中国の越境金融およびリスク管理サービスを提供する XTransfer は17日、シリーズ D ラウンドで1億3,800万米ドルを調達したと発表した。この調達により、同社はユニコーンとなった。ユニコーンとは、時価総額が10億米ドル以上の未上場のスタートアップのことだ。 重要視すべき理由: 今回の資金調達は、中小企業を支援するサービスに対する投資家の信頼を示すものだ。 今回の資金調達は、中国の越境貿易…

中古品売買アプリ、おかず店ブランドが大型調達など——韓国スタートアップシーン週間振り返り(9月13日~9月17日)

本稿は、韓国のスタートアップメディア「Startup Recipe(스타트업 레시피)」の発表する週刊ニュースを元に、韓国のスタートアップシーンの動向や資金調達のトレンドを振り返ります。 Copyright 2021 © Media Recipe. All Rights Reserved. 9月13日~9月17日に公開された韓国スタートアップの調達のうち、調達金額を開示したのは18件で、資金総額は…

メタバース向け3Dアバター作成ツール開発DNABlock、ソフトバンクなどから120万米ドルをシード調達

DNABlock は、メタバースのアバターをより包括的にするために、ソフトバンクなどから120万米ドルを調達を行った。 ロサンゼルスに拠点を置く同社は、クリエイターが多様性を持つ高品質な 3D アバターを簡単に作れるようにする。さまざまな企業が「Snow Crash」や「Ready Player One」などの小説に出てくるような、すべてが相互につながった仮想世界の世界であるメタバースを作ろうとし…

ベルリン発、妊婦ケアと助産師マッチングのKeleyaが3.9億円をシード調達

ピックアップ:Berlin-based Keleya Raises a €3M Series A to Continue Growing its Platform for Parents-to-Be 重要なポイント:ベルリンを拠点とする Keleya は2021年8月12日、同社の代表的なサービスである妊婦や両親向けアプリ「Keleya」と、姉妹サイトである助産師マッチングプラットフォーム「Amm…

ソフトバンク、中国の配膳ロボット開発Keenon(擎朗)のシリーズDにリード出資

中国の配膳ロボットメーカーである Keenon Robotics(擎朗)は15日、今回復帰した投資家であるソフトバンクがリードしたシリーズ D ラウンドで2億米ドルの資金調達を受けたことを発表した。Keenon によると、これはサービスロボット分野では過去最大の資金調達だという。Keenon の資金調達のニュースは、競合の PuduTech(普渡)が5億人民元(約85億円)の調達を発表した翌日に発…

Alibaba(阿里巴巴)が中秋節を前にNFT月餅を販売など——中国ブロックチェーン界週間振り返り(9月8日〜9月14日)

Alibaba(阿里巴巴)が中秋節を前に、NFT(非代替トークン)のデジタル月餅50個を完売した。国際決済銀行(BIS)は、世界の中央銀行に対し、迅速に行動し、自国のデジタル通貨を開発するよう促している。北京の地域株式市場が、資金登録・送金システムにブロックチェーンを採用した。 中秋節の NFT 中国のテック大手 Alibaba(阿里巴巴)は、中秋節を前に、自社 e コマースプラットフォーム「Ta…

スマートニュース、シリーズFで2.3億米ドルを調達——時価総額は、単独ニュースアプリで最高の20億米ドルに

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 スマートニュースは15日、シリーズ F ラウンドで2億3,000万米ドルを調達したとを発表した。これにより、同社のこれまでの累計調達額は4億米ドルを超え、時価総額は単独のニュースアプリとしては最高額となる20億ドルに達し、「ダブル・ユニコーン」の地位を確保した。前回ラウンドとなるシリーズ E ラウンドのクローズ発表か…

オフィスリニューアルSaaS開発のSwish、6,100万円をシード調達——mint、福島良典氏、河合聡一郎氏らエンジェルから

オフィスリニューアル SaaS を開発する Swish は15日、シードラウンドで6,100万円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、mint のほか、エンジェル投資家として福島良典氏(LayerX CEO)、河合聡一郎氏(ReBoost CEO)、柄沢聡太郎氏(スターフェスティバル CTO)、成田修造氏(クラウドワークス取締役副社長兼 CITO)、竹林史貴氏(LOB CEO)、安倉知…

バーチャル空間「oVice」運営、シリーズAで18億円を調達【日経報道】

日経の14日の報道によると、バーチャル空間「oVice(オヴィス)」を開発・提供する oVice は15日、シリーズ A ラウンドで18億円を調達した模様だ。このラウンドは、Eight Roads Ventures Japan がリードインベスターを務め、One Capital、MIRAISE、ジャフコ グループ(東証:8595)、DG インキュベーション、DG ベンチャーズが参加した。 One …

スキマバイト「タイミー」運営、シリーズDで香港のファンド3社などから40億円を調達——コロナ禍、物流需要へのシフトが功を奏す

<15日10時30分更新> VC3社としていたものをファンド3社に訂正。 スキマバイトサービス「タイミー」を運営するタイミーは15日、シリーズ D ラウンドで40億円を調達したことを明らかにした。このラウンドに参加したのは、いずれも香港を拠点とするファンドである Keyrock Capital Management、Kadensa Capital、Seiga Asset Management と、…

カスタマサクセスプラットフォーム「commmune」、シリーズBで19.3億円を調達——市場奪取に向け、マーケティング強化

カスタマサクセスプラットフォーム「commmune(コミューン)」を開発・運営するコミューンは15日、シリーズ B ラウンドで19.3億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、DNX Ventures、UB Ventures(UBV)、Z Venture Capital、ジャフコ グループ(東証:8595)。UBV はシードラウンドとシリーズ A ラウンドに続くフォローオン、DNX V…

ウェルネスD2CのTENTIAL、5億円を調達——年内にもメーカー参加型のモールをローンチへ

ウェルネス D2C ブランドを展開する TENTIAL は15日、直近のラウンドで5億円を調達したことを明らかにした。ラウンドステージは明らかになっていないが、シリーズ B ラウンド相当と推定される。このラウンドに参加したのは、アカツキ(東証:3932)、MTG Ventures、セゾン・ベンチャーズ、マネーフォワードベンチャーパートナーズ(HIRAC FUND)、豊島、南都銀行(東証:8367)…

モバイルで洗濯が頼める「LaundryGo」が47億円調達など——韓国スタートアップシーン週間振り返り(9月6日~9月10日)

本稿は、韓国のスタートアップメディア「Startup Recipe(스타트업 레시피)」の発表する週刊ニュースを元に、韓国のスタートアップシーンの動向や資金調達のトレンドを振り返ります。 Copyright 2021 © Media Recipe. All Rights Reserved. 9月6日~9月10日に公開された韓国スタートアップの調達のうち、調達金額を開示したのは16件で、資金総額は1…

不妊治療を企業の福利厚生として提供するCarrot Fertility、Tiger Globalらから7,500万米ドルを調達

ピックアップ:Fertility Startup Carrot Raises $75 Million In A Series C Round Led By Tiger Global 重要なポイント:企業向けに従業員の不妊治療を支援する Carrot Fertility は8月18日、Tiger Global Management が主導したシリーズ C ラウンドで7,500万米ドルの資金調達を行っ…